9月19日、みかんの木の薬剤散布をしていたところ、足長蜂の巣を見つけました。
たいへん小さなもので、巣づくりをはじめてすぐに放棄してしまったようです。
どうして蜂は巣づくりを断念したのか。
今年の夏は雨がほとんど降らなかったので、
雨水を考慮せずに巣づくりをはじめたのでしょうか。
もしそうだとすると、足長蜂も今年の異常気象にふりまわされたことになります。
こんな場所に巣をつくれば、雨水にさらされてしまいます。
巣づくりをはじめて、ほどなく雨が降ったのではないでしょうか。
そのため、他の適当な場所に移動したのではないでしょうか。
以前、みかんの木の手入れが行き届かず、枝葉が密集してしまったときには、
ミカンの木の内側に10センチ大の足長蜂の巣が枝先につくられてしまいました。
その時は、秋が深まって気温が下がるまで、木には近づけませんでした。
また、以前は、草刈りしていて、枝先に出来た蜂の巣に気付かず、
すぐ目の前まで近づいてしまい、刺されてしまったこともあります。
それからすると、今回は無事でした。
最近では剪定もどきのこともしているし、なによりも足しげくかよっている、
その勤労の効果がでているのかもしれません。
蜂は、本来はミカンの木につく害虫を駆除してくれているのですが、
その意味では益虫として歓迎されるべきものなのですが、
人の行動圏内に巣づくりされてしまうと、どうしても喧嘩になってしまいます。
今回は、知らないうちに蜂自身の事情により、平和的に解決していたようです。