約3年弱ぶりの「FMP7で曲データを作ってみよう!」でございます。(^-^;;
前回は、FM音源の音が出るまでと、簡単なMMLの記述の仕方講座でした。
今回は、SSG音源の音が出るまでをやってみましょう。
SSG音源については、まず音が出るまで悩まれた方も多いと思います。
ですので、SSGの音が出る最低限のお作法を学んでおきましょう。
以下のソースをテキストエディタに貼り付けて、「SSG-TEST.mwi」という名前で保存しましょう。
'{ PartSSG=A0-A3 'A0 T106 'A0 v 90 o3 l8 ★SSGエンベロープ 'A0123 E1 'A0 r4 T66 L g4.a2 f+4.g2 g4.a2 f+4.d4a>d< 'A1 <g2> L d4<e4>c+4.<a4 e.>d16d4. d4<e4>c+<a4a4 d.>d16d4. 'A2 r<b24>d4~24 L e4.&e16<a16>e16d.&d c+4.&c+16<a16>e4. e4.&e16<a16>e16d.&d c+4.&c+16<a16>e4. 'A3 r4~24e24 L f+4.a4>e16<a16a e4.d4>e16a.< f+4. a4>e16<a16a2 d4>e16<a16a |
そして、保存したSSG-TEST.mwiファイルをFMC7のウィンドウの中へドラッグ&ドロップしてください。
音が鳴りましたでしょうか?FM音源の時と違うお作法の部分だけ説明していきますね。
PartSSG=A0-A3 |
FM音源のパートを割り当てる時は「PartFM4」でしたが、SSGの場合は「PartSSG」で指定することになります。
'@ E 1, 255,255,255,255,004,128 |
ここで、SSG音源の肝となる「ソフトウェアエンベロープ」の指定を行います。
簡単にいうと「SSGの音の鳴り方」を決めるところです。
もうちょっと具体的に言うと「SSGの音量の変化」を定義します。
'@ E 1 ・・・ ここまでが定義番号を挿します。この場合、各チャンネルで「E1」と指定してあげれば、このソフトウェアエンベロープパターンで音が鳴ります。
,255,255,255,255,004,128・・・残りの部分が先ほどの「SSGの音量の変化」を決めるパラメータになります。
左から
SV(Start Level)
0~255 で指定。キーオンの発音音量の指定を行います。値が大きいほど大きな音量となります。
AR(Attack Rate)
0~255 で指定。キーオンから最大音量までの速さを指定します。値が大きいほど速くなり、するどい立ち上がりの音となります。
DR(Decay Rate)
0~255 で指定。最大音量からSustain Levelまでの速さを指定します。値が大きいほど速くなります。
SL(Sustain Level)
0~255 で指定。Decay Rateで変化させる音量の指定を行います。値が大きいほど大きな音量となります。
SR(Sustain Rate)
0~255 で指定。Sustain Level到達後の速さを指定します。キーオフされるまでこの速さで変化を続けます。
RR(Release Rate)
0~255 で指定。キーオフ後の速さを指定します。このパラメータを0にするとキーオフ後も音は鳴り続けます。
なにやら難しいですねぇ。(^-^;
FMP7の公式マニュアルに、図入りで詳しく説明していますので見てみると良いでしょう。
'A0123 E1 |
ここで、A0~A3までのチャンネルでソフトウェアエンベロープパターン「E1」を使います!と宣言してますね。
SSGで音が鳴らない人はソフトウェアエンベロープ定義をしていないか、定義していても使います!宣言をしていないかのどっちかですね。
SSG音源は、この必要最低限な手続きで鳴るはずです。
あとは、ソフトウェアエンベロープのパラメータを弄りながら、どんな感じで音が変わるのか試して見ると良いですよ。
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