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FM音源ドライバ「FMP」で作成した曲を公開しています。
FMP7の使い方からMMLによる曲データ作成の方法も掲載!

FMP7で曲データを作ってみよう!(SSG音源の鳴らし方)

2014-02-19 00:08:28 | 曲データの作り方(基本編)

約3年弱ぶりの「FMP7で曲データを作ってみよう!」でございます。(^-^;;

前回は、FM音源の音が出るまでと、簡単なMMLの記述の仕方講座でした。
今回は、SSG音源の音が出るまでをやってみましょう。

SSG音源については、まず音が出るまで悩まれた方も多いと思います。
ですので、SSGの音が出る最低限のお作法を学んでおきましょう。

以下のソースをテキストエディタに貼り付けて、「SSG-TEST.mwi」という名前で保存しましょう。

'{
 Title=Song for friends (SSG sample)
 DataCreator=wani
 Composer=作詞:麻枝准 作曲:麻枝准 編曲:MintJam
 Comment=SSGサンプル

 PartSSG=A0-A3
 PartMixLevel=100
 ClockCount=192
}

'A0 T106

'A0 v 90 o3 l8
'A1 v100 o5 l8
'A2 v 80 o5 l8
'A3 v 60 o5 l8

★SSGエンベロープ
'@ E 1, 255,255,255,255,004,128

'A0123 E1

'A0 r4 T66      L g4.a2 f+4.g2 g4.a2 f+4.d4a>d<

'A1 <g2>        L d4<e4>c+4.<a4 e.>d16d4. d4<e4>c+<a4a4 d.>d16d4.

'A2 r<b24>d4~24 L e4.&e16<a16>e16d.&d c+4.&c+16<a16>e4. e4.&e16<a16>e16d.&d c+4.&c+16<a16>e4.

'A3 r4~24e24    L f+4.a4>e16<a16a e4.d4>e16a.< f+4. a4>e16<a16a2 d4>e16<a16a

そして、保存したSSG-TEST.mwiファイルをFMC7のウィンドウの中へドラッグ&ドロップしてください。

音が鳴りましたでしょうか?FM音源の時と違うお作法の部分だけ説明していきますね。

PartSSG=A0-A3

FM音源のパートを割り当てる時は「PartFM4」でしたが、SSGの場合は「PartSSG」で指定することになります。

 

'@ E 1, 255,255,255,255,004,128

ここで、SSG音源の肝となる「ソフトウェアエンベロープ」の指定を行います。
簡単にいうと「SSGの音の鳴り方」を決めるところです。
もうちょっと具体的に言うと「SSGの音量の変化」を定義します。

'@ E 1 ・・・ ここまでが定義番号を挿します。この場合、各チャンネルで「E1」と指定してあげれば、このソフトウェアエンベロープパターンで音が鳴ります。


,255,255,255,255,004,128・・・残りの部分が先ほどの「SSGの音量の変化」を決めるパラメータになります。

左から

SV(Start Level)
0~255 で指定。キーオンの発音音量の指定を行います。値が大きいほど大きな音量となります。
AR(Attack Rate)
0~255 で指定。キーオンから最大音量までの速さを指定します。値が大きいほど速くなり、するどい立ち上がりの音となります。
DR(Decay Rate)
0~255 で指定。最大音量からSustain Levelまでの速さを指定します。値が大きいほど速くなります。
SL(Sustain Level)
0~255 で指定。Decay Rateで変化させる音量の指定を行います。値が大きいほど大きな音量となります。
SR(Sustain Rate)
0~255 で指定。Sustain Level到達後の速さを指定します。キーオフされるまでこの速さで変化を続けます。
RR(Release Rate)
0~255 で指定。キーオフ後の速さを指定します。このパラメータを0にするとキーオフ後も音は鳴り続けます。

なにやら難しいですねぇ。(^-^;

FMP7の公式マニュアルに、図入りで詳しく説明していますので見てみると良いでしょう。

 

'A0123 E1

ここで、A0~A3までのチャンネルでソフトウェアエンベロープパターン「E1」を使います!と宣言してますね。
SSGで音が鳴らない人はソフトウェアエンベロープ定義をしていないか、定義していても使います!宣言をしていないかのどっちかですね。

SSG音源は、この必要最低限な手続きで鳴るはずです。
あとは、ソフトウェアエンベロープのパラメータを弄りながら、どんな感じで音が変わるのか試して見ると良いですよ。



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