金門島への日帰り旅行計画が、天候不順のため中止になってしまったため、その日は替わりに烏來へ行くことへしました。
2006年5月6日(土)烏來へ
烏來は台北の東南にある小さな温泉郷です。地名の「烏來(ウーライ)」はタイヤル族の「温泉」という言葉に漢字を当てたものだそうです。
まず、MRT(地下鉄)新店駅から、路線バスにのり、終点を目指します。
バスは山道を進んで行き揺られること30分、烏來へ到着。そこはまさに温泉街。河原には無料の露天風呂もあり、大自然の中でレジャーが楽しめます。若者はバーベキュー、お年寄りは温泉につかる、という癒しの空間が広がります。
まずは白糸の滝を目指し、全長2.5kmのトロッコに乗ります。
ほどなく終着駅に到着。そこから、白糸の滝まではすぐ目の前。
烏來瀑布
酋長文化村
滝の前には、地元に住むタイヤル族(泰雅族)の集落のひとつ、酋長文化村があり、レストランや民芸品の販売を行っています。レストランで、烏來名物の竹筒飯をはじめ山地の美食を頂きます。
真好呷~(とてもおいしい~)
それにしても、観光地のせいか、原住民もみな日本語が上手。レストランでは、一人寂しく食事をする日本人(私)をみて、しきりに日本語で話しかけてくれます。
食後、ロープウェイに乗って、さらに山の上を目指します。
雲仙樂園
山頂にあるちょっとしたテーマパークで、遊園地・宿泊施設等があり、家族連れで賑わっていました。
ここ烏來に住んでいるタイヤル族(泰雅族)は勇猛果敢で、かつては首狩りの風習があったそうです。日本統治時代には、タイヤル族をはじめ原住民は高砂族と呼ばれ、日本軍によって戦地へ送り込まれていました。その戦闘能力の高さは兵士としては世界最強と評されていたそうです。
今回は訪れませんでしたが、烏來にはそんな高砂族の方のための戦没者慰霊碑があるそうです。
金門島に行けなかった替わりにいった烏來ですが、暑い日にも関わらず山の上は涼しく快適な日帰り旅行となりました。