私の母校西南大の野球部が所属する九州6大学野球がヤフオクドームで開幕した。20日の試合を観戦。九大に17対2と大勝した。
私が在学中は、福岡ドームでは応援合戦「西福戦」としていつも福大と対戦。プロを何人も生む大学との実力差はどうしてもあり、私は福岡ドームで勝った試合を見たことがなかった。
チアの数も増え華々しく黄色い声援だった。
でも、どうしても気になることがあり、卒業生だから話しかけても大丈夫だろうと勇気を持ってチアのお姉さんに聞いてみた。
「98期卒業の者ですが、私が在籍したころは学ランを着た応援団のお兄さんたちがいたんですが?」
するとお姉さんは笑顔で「この春にすべて卒業してしまって、今は誰も応援団はいないんです」と答えてくれた。
授業中も学ランだった硬派な応援団が事実上の消滅…。ちゃらい、おぼっちゃん、女の子ばっかりと昔から西南は言われていたが、その中で古くから残る硬派な伝統が絶えてしまったなんて。私も入学式の時、スカウトされそうになり断るのが怖かったが、学校行事には欠かせない存在だった。
相手の九大には学ランの応援団は健在だった。懐メロ主体の応援歌も伝統の証だ。
次、観戦に来た時には黄色い声に野太い声が混ざっていることを願ってならない。
西南の前には福岡6大学の九産大対九工大の試合をやっていた。九産大のスタンドにはゆるキャラ「くすぐるちゃん」もいた。九産大の女子学生の会「KSUGL」(くすぐる)のオリジナルキャラクター。横にいた引率係のお姉さんに聞くと「大学構内のくすの木に住む妖精」らしい。
「もしかして、これ野球部の学生がかぶってるんですか?」
「いえ、女子学生ががんばってます!」
20年で応援スタイルもだいぶ変わってきたようだ。
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