まらわ~く

- マラウイを知るための300章ぐらい -

稲作(ハラ)

2006-02-03 17:29:54 | 30. 協力隊 活動紹介
ムズズからミニバスで北へ3時間。
チルンバにあるハラ・ライススキーム(米増産計画)。

ここには川があって水量を確保できるので米の2期作(年2回の収穫)ができる。
マラウイは年中暖かく稲が育ちやすい環境。

主な活動は農民への技術指導。具体的には、
・田植えの方法、田植えの間隔。
・肥料をまく時期と量。
・雑草を取る農具(写真)の普及。
・収量調査。

日本との機具の違いはこんな感じ。

工程・・・・・・・・日本・・・・・・・・マラウイ
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耕起・・トラクター・・・・牛に鋤(すき)をひかせる or 鍬で耕す
田植・・田植え機・・・・手植え
収穫・・コンバイン・・・・手刈り
精米・・もみすり機と精米機・・・精米機のみ

マラウイ人の印象
・鍬一つでたんぼ全部を耕してしまう底知れない体力を持っている。
・問題が起きてもみんなで話し合いをしようとしないのが残念なところ。
・新しい技術に対して関心はないが成果がでれば納得してくれる。でもその後全体へは広がっていかない。

これからのマラウイ稲作の動きとしては、
・国としてネリカ米(畑で作れる米)の普及を進める。
・全体のコストの大部分を占めているのが化学肥料。
これを有機肥料にして利益の改善を図る。

看護師(ニュングウェ)

2006-02-03 17:09:55 | 30. 協力隊 活動紹介
ムズズからミニバスで北へ約4時間。
カロンガのニュングウェヘルスセンター。

病床数2床、妊産婦6床、入院患者用2床。
なのに外来の患者数は月に約2000人も。

当初はHSA(健康指導アシスタント)たちと村を巡回して
衛生教育やマラリアの予防の指導する予定だった。

が、実際の活動は外来患者に対しての点滴、注射、与薬と
入院患者の血圧、体温、脈拍測定。
勤務時間は平日7:30~12:00、2:00~5:30
土日も救急患者の対応が入る時あり。

びっくりしたこと
・患者が多すぎる。
・麻酔なしで縫合処置していた。マラウイ人は忍耐強い!
・医者は十分な検査をせずにマラリアと診断。ほんとにマラリア??
・医者と患者の上下関係はしっかりしてる。
・患者は家庭看護をあまり知らなく薬に便りすぎてしまう。

日本と同じだなぁと思ったこと
・母親が子供の看護の仕方を知らない。

ヘルスセンターでは診察、治療は基本的に無料です。