としちゃん&VTR250

のんびり、ドキドキ、ブランク10年のリターンライダーの日記

札幌スキー旅行 2003年

2018-11-08 00:40:00 | 旅行
2003年札幌スキー旅行の日記

03月01~09日

同行者は無く、行きは全日空の1日乗り放題チケットを、帰りは超割チケットを利用して札幌へスキー旅行に出掛ける。

ホテルは去年と同じJR手稲駅に隣接する2周年を迎えた手稲ステーションホテルを利用する。
8日間のスキーのうち半分の4日間は札幌に住む清子さん(上級者)が付き合ってくれた。

03月01日 土曜日 横浜は雨、札幌は晴れ

 午前中にテレビニュースで航空機の離発着を管理するコンピュータのサーバがダウンして全国の空港で出発時刻が大幅に 遅れていることを知る。
私が予約しているのは15時発の千歳空港行きだが、2~3時間は遅れるのかもしれない。 と言ってもこちらも遅れて行くわけには行かないので、13時頃には家を出る。

空港ロビーに入ると、大勢の人達が電光掲示板の前で運行状況を見ている。朝からずっと待っていたのに欠航になったと 嘆く人や何時間も遅れたら行けても結婚式には間に合わないと言う人、出張なので他の交通機関に切り替える人など 様々だ。
今日は大安なので結婚式に出席する人もかなり居る様だ。

私は「欠航したら自分で呑めばいいや。」と思いつつ、友達へのお土産の日本酒を買い自分の14番搭乗口に行ってみると、 立っている人も多いが床に座っている人も沢山いて歩き難い位になっている。

人が多いせいだろう、暑くて暑くて堪らない ので「1時間遅れる」という掲示板を見て空いている15番搭乗口前ロビーに行き、サンドイッチを食べながら テレビを見て過ごす。
テレビでは森光子と土居裕子(高校の1学年先輩でミュージカル女優さん)が出ている舞台を 放送していた。

1時間経って搭乗口に行ってみると17番搭乗口に変更になったと書かれているので慌ててそちらに向かう。
「1時間程度の遅れで済んで良かったな。」と思っていたが、飛行機の中に入って座ってから離陸するまでに、これから また1時間半掛かった。その間もどんどん新しいお客さんが入って来る。前後の便が欠航したので、その便を予約していた 人かもしれない。自分の乗る便が欠航しなかったのはラッキーだった。

千歳空港に着いたらもう夜になっていた。新千歳空港駅から手稲駅まで50分、MDプレーヤーでショパンのピアノ曲を聴きながら 過ごす。

手稲駅はリフォームされていて大きく綺麗で便利になっている。駅構内にキヨスクが出来ているので、そこで 今日の夕食におにぎりやお酒を買う。

ホテルまでは雪道を通らなくても行ける様になっている。7階の部屋に着いたのは午後8時半だった。
どうなることかと思っていたが、無事札幌まで来ることが出来たなあとしみじみ嬉しく思う。

札幌に住んでいた頃のスキー仲間の清子さんに電話をすると、明日一緒に行こうということになる。
スキーをテイネハイランドスキー場に送っているので、初日はそちらに行くことに決定。あ~楽しみ♪

03月02日 日曜日 雪時々曇り

 朝8時45分に清子さんがダイハツのピンク色の軽四で迎えに来てくれる。タイヤも大きいし車内も広くて軽とは言え 結構大きい。

清子さんはスキー上級者なので1本目は 上級者ではない私のために楽なコースを滑ったが、楽過ぎてつまらないということで 1番きつい林の中の北壁コースへ行くことになった。
このコースの入り口には「上級者以外は行かない様にして下さい。」と注意書がある。
コースの上のトリプルリフトから見ると キツさが分からないのだ。

このコースへ行くのは私は3回目で前の2回は13年前に行ったもの。
今回 何とか転ばず下りて来たが、やっと下りたという感じ。このコースの上のトリプルリフトは、 強風のため止まっていたので人から見られているという恥ずかしさは無くて良かった。

 このスキー場は私が札幌に住んでいた13、14年前に2シーズンで130回も来たスキー場なのだが、 1本だけ殆どの人が途中駅で降りるので上まで行ったことが無いリフトがあった。その1番上まで今回初めて行く。

1回目は怖くて1度転んだが、2回目は転ばずに下りることが出来た。途中駅からのコースも上級コース (1972年の札幌冬季オリンピックの男女回転コース)できついのだが、上のきついコースを下りた後では 途中駅からの斜面は緩い様に見える。
いつもスキー場に行くと、緩いコースから段々きついコースへ上げて行くのだが、先にきついコースに行く方が 後が楽で良いのかもしれない。

強風のためリフトが麓の小さいリフトを除いて皆止まってしまい、ロープウェイには行列が出来る。1回は乗ったが 天候が回復しそうもないので、6時間券を買っていたが帰ることにする。

午後2時半にはホテルに戻り、清子さん以外の昔のスキーの友達3人に電話をする。
木曜日の夜に、清子さん、陽子さん、美津恵さん、そして私の4人で会うことに決定。年齢は少しずつ違うけれど、 同窓会に行く様な気持ちだ。

03月03日 月曜日 雪

 清子さんに迎えに来て貰って小樽へ行く途中にある朝里スキー場へ向かう。
車内で小樽天狗山スキー場の話になり、 あそこは上級コースはすべて最大斜度が40度以上あり、きついという話をすると、行ったことのない清子さんは 行きたいと思ったらしく、急遽行き先を小樽に変更する。

小樽天狗山スキー場はがらがら。霧で前があまり見えず、楽なコースから行くことにする。

初級コース(普通のスキー場だと中級コース)のロングランコース、旧コースという名前の中級コース (最大斜度は40度以上)、新コースという名前の上級コース。

この新コースに初めて行った時には 霧で自分の足元しか見えず、二人共初めてのコースなのでどういう斜面になっているのか分からず、とても怖くてなかなか 進めない。清子さんも見えないと怖いと言い、いつもいつも彼女に先に行って貰うのは悪いなと思い、勇気を出して 下りてみるが・・・・

元々怖くて腰が引けている上に、自分が予想していた以上の段差があったらしく、大転倒! 2回転はした様な気がする。 後頭部も強打したし軽いムチ打ちになったかもしれない、まずいなあと、この時は思った。
でも何事も無く今日17日を迎えたので大丈夫だったらしい。

スキーの1本は斜面の上の方に半分埋まった状態で刺さっていて清子さんに持って来て貰う。私が先に下りてて良かった。
私達以外には誰も来ないので、それからも恐る恐る下りて行くが、暫くするとパトロールのおじさんが来て、 「足元しか見えない状態だから気を付けて下さいね。」と言う。はい、気を付けます。(爆)

1度下りて暫くすると、少し見通しが良くなって来たので、もう1度さっきの上級コースに行ってみる。
斜面が見えるときついながらも怖さは無くて、下手ながらも今度は転倒すること無く下りることが出来た。 見えるって有難いことなのね。

後でリフト乗り場のおじさんに「さっき上級コースに行ってたね。」と言われ「はい、2回だけ。」と答えると、 「いやぁ~大したもんだ。」と言われる。おじさんは私の滑りを見ていないからなあ。
今日は私達を入れて10人位は来ていると思うのだが、他のスキーヤーはどこに行っているのだろう。

大転倒の精神的ショックも薄れて来て、折角来たのだからと1番きついダイナミックコースにも行ってみようという ことになり、行ってみるが、雪崩の危険があるとのことでコースは閉鎖されていた。

もう1箇所コースっぽい所があるが(コースでは無かった)圧雪されていない重そうな雪でかなりの急斜面。 上から覗いてみて、ここに行くと死ぬな・・・と思い、引き返す。

雪が重いとどうなのか分からないが、 清子さんは深雪が好きな人なので、彼女なら行けるんだろうなと思う。
何しろ 整備されたゲレンデは面白く無い、と言う人だから。

天候不良のため最初から4時間券しか買っていなかったので、10時から14時まで休憩無く滑り、スキー場を後にする。 

ホテルに着いて、手稲駅と繋がっている西友や専門店街で買い物をして過ごす。
前から探していたくまのプーさんの歯磨きセット、シール、プリクラ、初日のスキー時に暑かったので バーゲン中の長袖Tシャツ、多機能エプロン、そしてお酒を含む食料品。
しかし滞在期間中に暑かったのはスキー初日の2日だけで、買ったTシャツは結局使わなかった。

3月1日から4月上旬までが襟裳のボタン海老の漁の時期で丁度今が旬であり、スーパーのお寿司にも生のボタン海老が 乗っていて嬉しい。西友内の焼鳥屋さんの焼鳥も美味しい。ホテルの部屋には自由に使える冷蔵庫や電子レンジが 有るので便利だ。

03月04日 火曜日 雪後曇り後雪

 今日は私の誕生日。おめでとうメールが届いてみんなに感謝。そして今日のスキーは今回初めての単独スキー。

駅前からJRバスに乗りテイネスキー場へ向かうが、バスの中で「テイネハイランドは 天候調査中のため只今リフトは動いていませんのでお気を付け下さい。」と運転手さんのアナウンスが入る。
それで急遽手前のテイネオリンピアスキー場で降りることにする。しかし満員の乗客の中で降りたのが3人だけだった のには驚く。みんなリフトが止まっても行くの?
後で聞いた話では、やはりこの日は1日ハイランドはリフトが止まっていたそうだ。

オリンピアスキー場は札幌オリンピック時の聖火台が有る所で、聖火台アタックコースの上部だけがこぶの急斜面になって いるが、他は緩いコースばかりである。でも目的を持って練習するのには良いかな。リフト券は安い。

アタックコースは以前は滑ったこともあるのだが、今日滑っている人を見ると、がりがりと音を立てているし、こぶは かなり深いので行くのを止める。単独スキーになるとあまり急斜面には行かなくなる私。

リフト乗り場のアナウンスの「頭の上のバーをお下げ下さい。」の「お下げ下さい。」がどうしても「お食べ下さい。」に 聞こえて困る。(笑)
昼食はかなりの量の中華丼定食を残さず食べたので、夕食は少なめにしようと思っていたのだが、 全日空のツアー客のグループの「今日は寿司コースにする?海鮮コースにする?」「両方食べたいよね、後でラーメンも 食べたいね。」なんて話を聞いていると、よだれが出て来て、結局今日も寿司と焼鳥を食べることになる。(爆)

午後4時には雪が強く降り始めたので、少し早いがスキーを止めて午後5時15分発のバスを待つ。
その間に売店でかぎっ子というスキーの盗難防止用の鍵を買う。

帰りのJRバスは普段ならここは始発じゃないので座れないのだが、バスはがらがらで7人乗ってもまだ空席がある。
行きに同じバスで上まで行った人達の内2人は同じ帰りのバスにも乗っていたのだが、他の人達はどうしたのだろう。 と言うより、この2人はリフトが止まっていたのにずっと居たんだなあとびっくりする。

03月05日 水曜日 曇り時々雪

 清子さんとキロロに行く。ここに来るのは以前に7ちゃんと来て以来だ。

キロロは広い!時々吹雪くし、鼻の頭にしもやけが出来る位に寒い日だったが、ゴンドラやフード付きリフトなので 上がる間だけでも寒くないのは有難い。(テイネには無いので。)

清子さんが速いので、緩いコースは殆ど直滑降、きついコースも最後の3分の1は足が疲れて ターンするのがしんどくて直滑降。(爆)こんなに直滑降する日は初めてだ。

今日は面白いことが2つ。
一つ目は、重い深雪で左足をぐっと踏みこんだらパチンとスキーが外れたこと。転倒以外でスキーが外れたのは初めてだ。 もちろん、突然外れたので山側に倒れた。金具の締め方が軽過ぎるのも良くない様だ。でも倒れた雪の上は、ふかふかしていて 気持ち良い♪

二つ目は、深雪のこぶ斜面で後傾のまま進んでいて、体重が前に掛かった途端にスキーの先が雪に沈み込み、突然止まって スキーは止まっても自分の体は止まらず顔から雪に突っ込んだ。(爆)リフトからよく見える場所なので結構恥ずかしい。 スキーが外れず、そのまま下りられたのはラッキー。あの深さで外れたら履くのが面倒だっただろう。

後でリフトからその場所を見たら、あまり上手ではない女の子グループが転び回っている。でも、キャーキャーと とても楽しそうだ。みんなで転べば怖くない、と言うより楽しいかな。

後半はリフト乗り場やゴンドラ乗り場で待ち合わせをして、清子さんと別々に滑る。私はゲレンデを、清子さんは 深雪斜面に4回行く。上の方はとても良い雪でとても気持ちが良かったそうだ。

彼女はカナダに山スキーを楽しみに行く人で、ゲレンデで滑るスキーでは物足らないのだ。
私はゲレンデ外は余程スキーが進歩しない限り(爆)無理そうだ。

4時間券で滑り終えてから食事にする。その間に昨日買ったかぎっ子を使用する。使わなくても盗られそうにないけれど。 

今回2回目のいくら丼を食べる。私のいくら好きが清子さんにも分かった様だ。
また清子さんの運転で私はドライブを楽しみながらホテルまで送って貰う。道路は綺麗に整備されていて、高速道路を 使わなくてもスムーズに走れる。

03月06日 木曜日 晴れ

 ホテルの部屋の窓から見える朝日が美しい。
今日は単独スキーの日。テイネハイランドは雪質も良く(冬の雪)こぶも無く最高のスキー日和だ。
結局今回の8日間のスキーの中で、唯一の晴れの日になる。

しかしあまりに良い天気のせいか9時発のJRバスは満員でぎゅうぎゅう詰め。片道25分を立つことはしんどく なかったが、苦しい程に暑いのでバスが止まっている間に上着を脱ぐ。バスは土日は20分に1本有るのだが、 平日は1時間に1本しかないので、こんなに混むのだろう。

テイネハイランドでは今回初めて長めにリフト8時間券を買う。
今日はリハーサルだが宮様スキー大会が日曜日まで開催されるので、中心部に有る上級コースは一般客向けコースが いつもの3分の1と狭くなっている。
最初にリフトで1番上まで行ってからは最後に帰る時まで途中では麓に下りず、違う斜面に有る中級コースを 途中で止まらずに滑ることを繰り返す。
今日はかなり運動した実感有り。午後4時40分まで滑って5時10分のバスで 山を下りる。

一旦ホテルに戻り今日の待ち合わせ場所のススキノ交差点にあるサン・ローゼへ向かう。
今日は札幌駅南口が開発されて出来たJRタワー(大丸が入っている)のオープン日で、夜になってもかなりの人で賑わっている。

4人集まる予定が美津恵さんが急に来られなくなったので3人になる。私以外の清子さんも陽子さんももう来ていた。 二人共とてもおしゃれでスキー場での格好に近い私はかなり場違いだった。
みんなでスキー場通いをした頃から、もう12年経っているのだが、二人共変わっていなくて綺麗だ。

私の服でも入れるすぐ近くの居酒屋に入る。ここは私が両親と一緒に入ったことのある店で「漁場(あば)」と言う。 北海道産のものが沢山有りますよ!と看板が言っている店だ。

どぶろく、ほっけ、ほっき貝、野菜炒めなどを食べる。
私がほっけを頼むと「こんないつでも食べられるものをどうして頼むんだろう。」 と二人共思ったそうで、「横浜の近所のスーパーでは見かけない。」というと納得していた。1番食べたのは私だった。

清子さんはスキー、茶道、和裁、陽子さんはスキー、ゴルフ、ダイビングと多趣味な人達なのだが、陽子さんは今はやっていないと 言う。

スキーは2級でゴルフのスコアは90と結構上手なのだが、これ以上伸びないと思うと飽きてしまうのだそうだ。 器用だからかなあ。

スキー人口は減ってしまいスキー場でリフト待ちをすることも無くなったが、その分沢山滑ることが出来るので、 私は札幌に住む二人が羨ましい。スキーの様に楽しく長く出来るスポーツで横浜でも出来るものが有れば良いのだけれど。

食事代を二人に出して貰って、清子さんからは、いくらの醤油漬といずしをお土産に貰う。ごちそうさまでした。

帰りは一緒に地下鉄に乗って、私は札幌駅で降りJR線に乗り換える。
ホテルに戻るとスキー置き場にスキーがびっしり。テイネハイランドで開催される宮様スキー大会に出場する人達が泊まっているそうだ。 沢山の人が出るんだなあとびっくりしていたが、一人に付きスキーを3セット持っているそうで、人数は3分の1なのだと知る。 明日からが大会本番だ。

03月07日 金曜日 曇り後雪

 単独スキーの日。天気が今一のせいか昨日と同じ9時発のJRバスの混み具合は大したことは無いし座ることが出来る。

とても寒い日なのでリフトは6時間券にして、前半は上部の中級コースを中心に、後半は寒さと風のため初級のナチュラルコースや 林間コースで麓まで下りる。
障害者スキーヤーを二人見かける。車椅子の様なものに座って滑る人達だ。急斜面を上手に滑るので感心する。 私も障害者になってもスポーツをするのかな。

寒いので予定を早めて午後3時10分発のバスで帰ることにする。午後4時台のバスが無いのが残念だ。
3時10分発のバスは空いている。ホテルに帰ってからは買い物に出ないで昨日清子さんから貰ったいずしを食べる。 食べたことが無いと思っていたのだが、どうやら食べたことはある様だ。貰ったのは秋鮭のいずしで野菜は少なく美味しい。 前に食べたのは野菜が多くてそれがあまり好きでは無かったのだ。夕方と夜と2回に分けて全部食べてしまう。 お酒も毎日飲んでいる。でも1日300ml瓶1本だけだから良いかな。

03月08日 土曜日 曇り時々雪

 清子さんと札幌国際スキー場へ。札幌市内を通らず朝里の方から行く道を選んだので海も見えて快適なドライブ。
4時間券を買って途中休憩しないで滑ることにする。

いつもは急な部分2箇所こぶをそのまま残してある上級コースも今日は均してあって私にとっては楽になっている。 斜度はテイネハイランドの上級コース(札幌オリンピックの女子大回転コース)よりも緩い感じだ。

広島の男子高の学生が修学旅行で来ていて、スキーは今日で2日目だと言う。ボーゲンで頑張っている様子が可愛らしい。 経験者らしき人は見なかった。広島にもスキー場はあるそうだが、スキー人口は少ないのだろう。

夜に友達に電話をするが、高校時代の同級生二人にも電話をする。もう20年も会っていない人も居てとても懐かしい声だった。 今年の夏に1学年合同の同窓会があるので、是非参加しましょうと言って電話を切る。横浜の自宅からの方が電話をするのに 便利なのだが、旅行先の方が電話をしたくなるのは面白い。

03月09日 日曜日 街は晴れ、スキー場は曇り時々晴れ

 単独スキーの日。今回2回目の朝日を見る。JRバスでテイネハイランドへ。6時間券を買って中斜面中心に滑る。

午前中は少し晴れ間も見えていたが、曇って来て寒くなる。後半は寒いのでショートターンを沢山練習する。

体を温めるためにロープウェイを3度利用する。ロープウェイには深雪を滑る年配の男性グループが乗っている。もしかしたら この人達が清子さんが言っていた「アホウ鳥の会」の人達かな。

午後4時にスキーを止めて最後のいくら丼を食べてスキーを片付けて宅配便に出す。
午後6時発のバスは空いていて左の最前列に座りうとうとしながらも札幌市内の夜景を楽しむ。

手稲駅から新千歳空港までゆったりと過ごし帰りは初めてエアドゥの飛行機に乗る。(全日空との共同運航)音楽も漫才も聴けないのかと 残念に思っていたが ずっと眠っていたので 羽田まであっと言う間だった。

羽田空港から横浜駅行きの高速バスは湾岸線が工事渋滞しているとのことで久し振りに横羽線を走る。スキーの後はいつも横浜駅からは タクシーを使うのだが、今日は元気なのか電車で帰る気になる。

日曜日の23時3分発の横須賀線はとても空いている。
視界に入る若者達4人が携帯を片手に黙々とメールを打っている様子は面白い。

今回のスキーは終わり。今年はもうスキーに行くことはないのかなあ。

マザー牧場 2003年 2月

2018-11-06 17:00:00 | 旅行
マザー牧場の日記

2003年 02月01日 初めてのマザー牧場

 初めてマザー牧場へ行く。シーズンオフなのか道路も牧場内も空いている。

★まきば駐車場(1回700円)に車を停めて~
 入場する時に2年間使えるパスが4千円(通常1回1500円)で場内を走るバス(1回200円)やトラクター(1回400円)に無料で乗れるというので、そのパスを買うことにする。
今日は晴れているのは良いのだが1日中風が強くて外を歩くには寒い。でも菜の花が咲き始めていて寒い中にも春が近いことが分かる。いちご狩りに来ている人も居る。

★触れ合い広場
 ここには羊の親子、山羊の親子、ポニー、豚の親子、兎が居て、触れ合いを楽しむ。豚の毛はとても硬い。触られても気にせずご飯を食べている。
1番好きな羊達は殆どの羊が人が近付くと逃げてしまい、耳の欠けた羊だけが逃げないで触ることが出来た。警戒心が強くて触れ合えないなあと、とても残念に思う。でも後で他の場所で沢山触れ合うことになる。子羊の「めへ~」という鳴き声が高くて面白い。丁度変声期に入った頃の少年の声の様だ。

★元気なあひる達
 餌を投げると上手に口でキャッチする。私の靴の上を歩き回り靴は泥だらけに。1羽のあひるにだけ餌をやっていたら、どんどん私の体にくっついて来た。指を出して突付かれるとちょっと痛い。
あひるの大行進は今回は見なかった。

★子豚のレース
 レースはあっと言う間だが、レース前後に子豚と遊ぶことが出来る。子豚は好奇心旺盛で手を出すと噛まれて「いてててて。」でも面白いので何度も手を出して遊んだ。私の靴の紐がお気に入りで、口で上手に蝶結びを解いた。
これ以上大きくならないのなら飼いたいと思う位に可愛い。

★牛の乳搾り体験・牛の牧場
 説明通りにすると簡単に乳が出る。2頭の牛のうち、自分の列ではない牛が勢いの良いおしっこをして、近くに居た人達が飛び退いて大受け。
搾乳を終えて牛の前に行き顔を見たら、目がとても悲しそうで可哀想になった。
全員の搾乳体験が終わり、牛舎まで牛を見送る。牛舎には沢山の牛が居た。外にある牛小屋には子牛が居て、小屋の中を順々に覗き込んだら猫が居て「お前は牛か!」と言って大笑い。よく見ると子牛と同じ位沢山の猫が居る。撫でてみたら大人しくじっとしていた。

牧場には搾乳前にも寄ったのだが、その時は牛が柵の近くでしゃがんでいたので、背中を撫でたら後ろを振り返り、また暫く撫でたら振り返り、そして私が「また後で来るからね。」と言い、約束通り帰りに寄るが、牛達(2頭)は牧場の中で餌を食べていて近付けなかった。長閑で平和な風景だった。

★羊の大行進・私の1番のお気に入り♪
 山の上エリアから下の広場まで羊達が一斉に走って来る。広場の中で犬が羊の群れを追う様子を見せた後は、観客も中に入って羊と触れ合える。子羊も居る。
羊達はとても慣れていて、白い大きな羊を撫でていたら、サフォークが「私も撫でて。」という風に私に寄って来たので、今度はそのサフォークを撫でる。甘えん坊で、まるでめへへの様だ。
しゃがんで撫で続けていたら、いつの間にか羊達に囲まれていた。ふと見ると、私のバッグを食べている羊や上着をかじっている羊、傍に居る人の長い髪の毛を食べようとしている羊とつい笑ってしまう羊達だった。

★羊のステージショー(アグロドームシープショー)
 45分間の内、最後の15分位を見る。ステージの上には19種類の羊が居て、毛刈りが丁度終わった所だった。観客の中の子供達3人がステージに上がって哺乳瓶を手に持つと、ステージの袖から3頭の子羊が走り出て来て一斉に哺乳瓶を咥えてごくごく飲み始める。1番最初に飲み終えた羊は隣の羊の哺乳瓶も咥えようとして場内を沸かせた。
ショーの後は自由にステージに上がって羊と記念写真を撮ったり撫でたりしても良いということなので、私も上がって色々な羊を撫でた。19頭共とても大きい。顔の白い羊は多くて、めんようの里に居る羊がどの種類なのかよく分からない。ブラウンの種類はすぐに分かった。ブラウンは自分と同じ仲間が居ない中で暮らしているんだなあ。
元気な子羊も撫でて遊んでいたら、最後の客になっていた。段上から下りる羊達はとても大きな体なのにその動きは軽快だった。

★展望館のそばの羊達
 柵の中に居る羊に近くの草を取って差し出すと、首を出して美味しそうに食べる。なんだかめんようの里に居る様だ。羊達は大人しい。もっと長くやっていたかったが、わんわんバス(走っている間中「わんわん」と言うバス)が来たので「またね。」と言って帰る。
歩くととても良い運動になりそうなマザー牧場だが、風が強くて寒いので、今日はバス2回、トラクター1回乗って場内を移動した。

★お昼ご飯
 バーベキューレストランもあるが、今回は展望館の3階にあるレストランで菜の花セットを食べる。菜の花の天ぷら入りうどんとゆかりご飯、菜の花の味噌和えやお漬物だ。寒い日なので温かいうどんが美味しい。味噌和えの味噌はぴりっとしてお勧め。
羊と友達になってからジンギスカンが食べられなくなった。これから牛や豚共友達になると、肉は食べられなくなってしまうなあ。

★牛乳入りスープの生ラーメン
 お土産に買ったラーメンの味は牛乳好きの私にぴったりでお気に入りになった。付いている生ラーメンがちょっとのび易いのが残念かな。速く食べればいいかな。

  マザー牧場は思っていた以上に楽しい所だった。私にとってはディズニーランドよりも楽しい所。
次は暖かい季節に行こう。


北米大陸三大絶景ツアー 2002年

2018-11-04 19:25:00 | 旅行
北米大陸三大絶景の日記

北米大陸三大絶景の旅 2002年6月28日~7月5日

6月28日 金曜日 晴れ

 母と行く北米旅行の初日。今回は阪急交通社の「北米大陸三大絶景」というツアーを利用する。

お昼過ぎに家を出て横浜からは高速バスで成田空港へ。首都高は空いていて約1時間半で成田空港に到着。

今回のツアーの参加者は熟年が多い22名、ご主人が退職されたご夫婦や同級生同士という女性の二人組が多い。添乗員は体格はマリナーズの佐々木投手似で顔は目がとても優しい可愛い顔の20代の男性だ。

 今回のツアーは料金を抑えるためにすべてアメリカン航空を使うため、まず成田からシカゴへ行き、飛行機を乗り継いでトロントへ。トロントからはバスでナイアガラの滝の近くのホテルへ行く。カナダは広い。

ナイヤガラの町に到着すると、残念ながら丁度花火大会が終わった所で、大勢の人達がぞろぞろ歩いて帰る所だった。バスの車窓から滝をちらっと見るが、見学はホテルに入ってからということになる。

ルネッサンス フォールズビューホテルの部屋はゆったりとしていて中で2部屋に分かれている。
晩御飯は添乗員さんから渡された日本食のお弁当(美味しい)を部屋で食べてから、母と一緒に歩いてライトアップされた滝を見に行く。

滝を照らしているライトは強力だ。毎日午前0時まで照らしているそうだ。
滝の下の方を見ると、水がとても少ない様に見える。「アメリカ滝の下は水量が少なそうだから、遊覧船はカナダ滝の方だけ回るのね、きっと。」などと母と話すが、水量が少ないなんてとんでもない!翌日それが大間違いだったことが分かる。

午前0時の5分前まで滝を見て、また歩いてホテルへ帰る。ここは夜更けに散歩しても困らない治安の良い所だ。

6月29日 土曜日 晴れて暑い日

 午前中にナイアガラの滝観光をする。
テーブルロックという展望台に行くと、滝の水が風で飛んで来て暴風雨の状態になり、びしょぬれに。折り畳みの傘のアルミの骨が曲がってしまう。

風向きのせいでこうなるそうで、15分位経つと風向きが変わったのか、展望台は晴れて傘も要らない状態になる。滝の水が飛ばなくなってから到着した観光客は地面が濡れているのが不思議だろうなあ。

滝のすぐ近くまで行く観光船「霧の乙女号」乗船時には青い大きめのカッパが配られる。しかしそれを着ていても顔はびしょぬれ。滝のパワー恐るべし。特に今は水量が多い季節なのだそうだ。

昼食はヒルトンホテルの33階の展望レストランで滝全体の風景を見ながら食べる。滝のまわり広い範囲が見えるので嬉しい。

こちらに来て知ったのだが、カナダではサラダの野菜は生で食べる習慣がある。大体のものは生でも大丈夫だがブロッコリーは硬い。試しに茎の部分も食べてみたが、かなり硬い。やはり少しでも茹でた方が美味しい。でも自分が料理する立場になると、生の方が簡単でいいな。(笑)

 午後はナイアガラ・オン・ザ・レイクへ行く。日差しがきついので、濡れた雨傘を乾かす振りをして日傘代わりに使う。こちらではアメリカンバイクを多く見かける。
観光後はトロントへ向かう。

バスでトロント市内観光(州議事堂、トロント大学(学生は5万人だとか)、市庁舎)を見て回る。明後日がカナダデーということで、州議事堂ではステージが作られている。緑の多い綺麗な街だ。

 デルタ チェルシー ホテルに入り、お風呂に入って支度をして、夕食は外のレストラン(フィッシャーマンズ ワーフ)に食べに出掛ける。
添乗員さんはロブスターに醤油をかけて食べるのが好きらしくて、ご本人持参の醤油を私も少し使わせて貰うが、私は醤油無しの方が良いかな。

食事の後に、CNタワーに夜景を見るために上る。夕暮れの街の灯りも綺麗だけれど、真っ暗な夜の夜景も見てみたかったかな。でも9時半まで居ても空は真っ暗にはならなかった。

6月30日 日曜日 晴れ、キャンモアは時々曇り

 朝5時前に目を覚ましてテレビをつけると、ワールドカップサッカー3位決定戦トルコVS韓国の試合をしていて、最後の15分間の面白い場面を見ることが出来る。3対2でトルコの勝ち。でも最後に1点を追加して1点差にした韓国も頑張った。

 トロントからシカゴへ行き、飛行機を乗り継いでカルガリーへ。そこからバスでキャンモアという町へ行く。

トロント空港で初めてスーツケースを開けさせられる。私が怪しく見えたのだろうか。ちょっとショック。でもスーツケースの点検の仕方が見られたので「これは日記ネタになるな。」と思い、にこにこしてしまった。そうしたら終わりかけていた点検が袋1個分延長されることに。(爆)

今回のツアーで色々な人が色々な場所でバッグやスーツケースを開けさせられたのだが、私が第1号だったため、後で他のツアー客から「どうしたの?どうだった?」と沢山質問された。

シカゴ空港では母が胃の調子が悪いというので胃薬を買う。レジに並んでいた子供を連れた黒人女性が親切にも選んでくれた。もう海外で胃薬なら買えると母は自信をつけていた。

 カルガリーから123km約2時間バスでキャンモアの町へバスで移動する。
車窓からカルガリーではオリンピックで使われたジャンプ台を見る。大小合わせて5台のジャンプ台がある。

広大な土地には牛や馬が放牧されている。このあたりの牛は「アルバータ牛」というブランドだそうだ。
道路で見かけるバイクは大型のアメリカンタイプのものが多く、ハーレーやホンダ社製のものをよく見かける。

 今日から2泊するホテルは「フォー・ポインツ・ホテル・シェラトン・キャンモア」という名前で、緑色のとても可愛らしいホテルだ。周りには他の建物が一切無い所。そして食事がとても美味しい所だ。
ここも日の入りは遅く、日の入り時間を過ぎても本当に暗くなるのは夜の11時頃だった。

7月01日 月曜日 晴れたり曇ったり雪が降ったり・・

 今日は同級生のR子ちゃんのお誕生日。おめでとう♪
そしてカナダデー(建国記念日)おめでとう♪ カナダがイギリス領ではなくなり完全に独立したのは1985年のことだそうだ。

朝刊でワールドカップサッカーの決勝ブラジルVSドイツは2対0でブラジルが優勝したことを知る。ロナウドが2点共入れて得点王になった。前歯の間に隙間があってちょっと間抜けでおちゃめな人だ。(笑)

 朝4時半に目を覚ますと、空はもう明るくなっている。5時20分頃には日が射して雲や山の上部が赤く染まって美しい。
今日は、バスで終日カナディアンロッキー観光する日だ。

天気によって服装が大きく変わると聞いていたので一応スキーウェアを持って来ていたのだが、大げさかなあと思いつつそれを持ってバスに乗り込む。

しかし、最初のモレーン湖で早くもそれを着ることになる。少し歩いた所でみぞれも止んで明るくなるが、レイクルイーズ、ボウ湖、コロンビア大氷原の雪上車での観光時など、殆どの場所でスキーウェアを着ることになる。まあ折角持って来たものだから無駄にならずに良かったのかな。
天候によっては、この時期に防寒着は不要だそうだ。

 ロッキー山脈を見ながらバスは進む。スイス観光の経験のある母も「この規模は凄いわ、スイスより上だ。」と言う。
ロッキー山脈の山は2番目に高い山が丁度富士山位で、1番高い山はロブロン山の3954メートルとそれほど高い山では無いのだが、その位の山々が連なることでこの雄大な景色を作り出しているのだろう。

バスに乗車中、野生の鹿や 珍しいペアの黒熊と灰色熊を、また森林限界線や動物専用の橋など私が初めて見るものも沢山見ることが出来る。

★国立公園内のルール
1、野生動物に餌をやらないこと。
2、生きているものを持ち帰らないこと。
3、ゴミの投げ捨てをしないこと。

★動物専用道路
高速道路が出来て動物達が道路の向こう側へ移動出来なくなったので、動物専用の橋を10本作った。

★楽しい名前
白やぎ連山>「あれ(あの山の名前)はなんだ?」という質問に対して視力の良い原住民は、その指の先に白やぎがいるのを見つけ「あれは白やぎだ。」と答えた所から、山の名前が「白やぎ」になった。

キャッスルマウンテン(城の形をしている)、雷鳥の氷河、墓の平原(白い枯れ木が多い)など。

★豆知識
ロッキー山脈は24万年前に北米プレートと太平洋プレートがぶつかって出来た隆起である。山の上に海の生物の化石が沢山あることからこの説が取られている。

30メートルの雪で30センチの氷河が出来る。
森林限界線は2200メートルである。

★コロンビア大氷原観光

 大型の雪上車に乗る。昔はキャタピラ方式だったが氷を削ってしまうので、今は大型のタイヤの車である。
氷原は眩しくてサングラス無しでは居られない。気温も低くぶるぶる震える。ひとり元気に出発時刻ぎりぎりまで外に出ている人が居たが彼女は札幌に住む人だった。
氷原を歩くツアーもあるそうだが、クレバスが隠れているので、年に数人は亡くなる人が居るそうだ。

★バンフの町
 キャンモアへ帰る途中にバンフに寄る。バンフという名前はよく聞く。
町はこじんまりしていて可愛らしい。
丁度お祭りでパレードをしている。お祭り自体はそう珍しいものでは無いが、民族衣装を着た子供達の可愛らしさには見とれてしまう。

観光の町バンフのOKショップ(大橋巨泉の店)でTシャツなどお土産を買う。ここで足りない分はクレジットカード払いにして残っていたカナダドルをすべて使う。

他のお店も覗いてみたかったが、あまり時間が無いので町の散策はしなかった。
将来スキーでまた来ることがあれば、この町に滞在してのんびりするのも良いかなと思う。

★ホテルに帰って
 ホテルでの夕食時に、明日の夕食は自由行動のため、明日誕生日を迎える母に添乗員さんから1日早い絵皿のプレゼント。みんなにもお祝いされて嬉しい母。(ほんとに嬉しそうだった。)

初めてアイスワインを飲んでみる。時間と手間をかけて作られた甘くてとても高いデザートワインだ。お酒があまり飲めない人でも飲めそうな まさしくデザートとして飲むワイン。

夜10時半頃から15分間ホテルの近くで花火が上がり、ホテルの部屋の窓から見る。周りに明 るい建物が無い所なので、花火はなお一層美しい。

7月02日 火曜日 晴れ

 今日は母の65回目の誕生日。おめでとう♪
65歳になると老人手帳を貰うので母曰く「老人記念日」なのだそうだ。(笑)

 早朝にカルガリー空港へバスで向かう。(4時50分出発)バスの車窓から日の出を見ることになる。日の出なんて久しく見ていない私にとってはとても新鮮な景色だ。

カルガリーからシカゴへ。飛行機を乗り継いでシカゴからラスベガスへ。
シカゴでは前と同じお店でまた胃の薬を買う。母はシカゴ空港内の店の場所をすっかり覚えた様だ。
私は方向音痴なので、もう1度行くとは思わずに行った店に再び行くことが出来なかった。(爆)

買い物も日本語が使えないことに慣れて来た。バナナ、パン、ヨーグルトなどを買って軽く食事をする。

 ラスベガス空港に到着すると、フロアーにスロットマシンなどが並んでいてびっくり! さすがラスベガス。

そして建物外に出るといきなり熱風を顔に浴びてまたびっくり。気温は40度近いそうだ。それなのに湿度が低いため汗をかかず(かいてもすぐに乾くので気付かない)乾燥のためか腕がかゆくなる。ラスベガスが砂漠の街だということを私はここに来て初めて知った。

 スターダストホテル内のレストランで食事をして、暗くなってから街へ出掛ける。
歩道から 見られる無料のショーを3つのホテルで見る。ラスベガスのホテルにはカジノとショーが付き物の様だ。

ホテルのショーも特に回数の少ない海賊船のアトラクションは30分待って見る。なんだかディズニーランドに来た様だ。

私が「カメラを落としそうだから気を付けよう。」と思った矢先に、隣で見ていたアメリカ人の女の子が手からカメラを池の中に落としてしまった。落とした後も暫くは諦め切れない様子で水の中を見ていたが、どう考えても駄目なものは駄目で、結局諦めた様子。池の水は底が見えるので水質はまあまあ綺麗なのかなと思う。

ラスベガスの水はコロラド川から持って来ているそうだが、大きなホテルの前には大きな池や噴水があり、その前を通ると涼しい。

ストリップス(大通り)沿いのホテルのネオンはとても賑やかで綺麗で、この街は毎日がお祭りなんだなあと思う。
ホテルの部屋に戻って来たら、もう午前0時を過ぎていた。

7月03日 水曜日 晴れ時々曇り 一時ぱらぱら雨

 約8時間のグランドキャニオン観光の日。
ラスベガス空港に着いてから荷物を持ったまま体重計に乗らされて(一瞬げっ!と思う)添乗員さんから朝ご飯のお弁当を貰う。いつもの様に遅いペース(私としては普通なのだが)で食べていたら母からお小言を頂いた。(爆)

午前8時20分にセスナ機は離陸する。座席は私が左側1番後ろで母が後ろから2番目。私は母に遠慮して1番後ろに行ったのだが、後で気付いたことには、後ろから2番目だと丁度ドアの部分にあたり、1番悪い席だった。

約1時間のフライト中、ヘッドホンで解説を聞きながらグランドキャニオンを上空から見る。事故が多いため5年前から低空飛行は禁止になったのだが、それでも渓谷の様子はよく分かる。確かに絶景だ。

グランドキャニオン空港到着後はバスで観光する。2箇所の展望台に寄って1部だがグランドキャニオンを近くで見る。間近で見るとその高さに驚く。

遊歩道が下まで続いているのだが、ここは下に行くほど気温が上がるのだそうだ。ラバでのツアーも実施されているそうだ。(英語がしゃべれる人なら誰でも参加出来るそうだ。)

途中ぱらぱら雨が降るが、すぐに上がり日差しがきつくて暑く、持参の水入りペットボトルが大活躍する。

 レストランで昼食を取って帰りは12時15分に離陸をして45分間のフライトでまたラスベガス空港に帰る。帰りは前の方の席になる。セスナ機はかなり揺れて気分が悪くなった人も何人か居たが、普段は酔い易い私も揺れが大きいのでスリルを感じて楽しくて酔わなかった。

空港からホテルまでは15分程。ホテルのお店で母がカジュアルな服を買い部屋に戻る。
まだ時間が早いので、私は母が部屋で休んでいる間にホテル内の店へお土産探しに出掛ける。結局買ったのはコーラとチョコレートだけだったけど。

夜のディナーツアーの前には、母とホテル内のカジノを歩いて見学する。二人共カジノは見るだけで充分な性格なので、結局1セントもカジノには使わなかったが、ツアー客の中にはカジノをかなり楽しんだ人も居たらしい。(翌日儲けた話を楽しそうにしていた。)ラスベガスのカジノも私達親子の様な人間にとっては猫に小判だ。

 夜7時10分に集合して、ダウンタウンにあるフリーモント(商店街)のショーを見に出掛ける。プラザホテル内にあるレストランのVIP席からはフリーモントがよく見える。

カジノ発祥の地はこのダウンタウンだったのだが、今泊まっている大通りに大きなホテルが建ち並び観光客を取られてしまったので、街も援助してダウンタウンのフリーモントの天井をスクリーンにしてショーを始めたそうだ。(午後8時半と9時からの2回で1回5分間)
面白いけれど、やはり大通りのネオンにはかなわないなあと思う。

このレストランで知ったのだが、紅茶を頼むとティーバッグが出て来る。ガイドさん曰く「アメリカ料理は、速く出来て、量が多くて、カロリーが高い。」のだそうだ。手間隙かけて作るものではないらしい。そういえばハンバーガーもそうだ。

こちらに来ると自分が痩せていると思えるほどビッグな人が多い。ハンバーガーは太るらしい。太っていても堂々と薄着をしている人達を見ると、私も夏に足を出す勇気が湧いて来た。(笑)

 食事の後は世界三大夜景のひとつであるラスベガスの夜景を見に ストラトスフィアタワーに上る。ここにはジェットコースターやフリーフォールもある。

確かにここから見る夜景は360度オレンジ色の灯が美しいし、ホテルが集まる場所では色とりどりにホテルが輝いて素晴らしい。
参加者の主婦には「毎日の電気代は凄いでしょうねえ。」と言う人も居る。時間が有れば夜景を見ながらのんびりカクテルを飲むというのも良さそうだ。しかし人出は多くエレベーターは待つことになる。

夜景を見にタワーに上るのに、空港にある様な金属探知機があるのにはびっくり。これもテロの影響だろう。
今日もホテルに帰ると午前0時。最後まで充実した旅になった。

7月04日 木曜日 晴れ

 ラスベガス空港からサンノゼ空港へ、そして成田空港へ向かう。
左の窓側の席になり、飛行機の飛ぶ高度があまり高くないので、窓からはグランドキャニオンがよく見えてラッキー♪セスナ機から見た時よりもくっきりと見える。まるで定規で引いた様な直線の長い道路、その途中には殆ど街が無く、車も少ない。サンノゼまでに所々小さな町があり、「この広大な土地に住む人々は何を思って生活しているんだろう。」などと思う。

サンノゼでは1時間位買い物をする。「太った猫がパソコンに向かい、その右手にはパソコンのマウスでは無くて 本物のねずみが握られている。」という図柄におおいに惹かれてそのTシャツを買う。

最後によれよれの5ドル札が手元に残り、免税店で丁度5ドルのくまのぷーさんのチョコレートを買う。5ドルの買い物でも免税店らしく仰々しい包みになり恐縮した。このチョコレートは帰国後にやはりプーさん好きの大人のエレクトーンの生徒にプレゼントした。

 帰りの飛行機の中では「ザ・ルーキー」という映画を2回、他にはNTVの「あんパンマン」や「所さんの目がテン」などを見る。来る時には邦画の「ウォーターボーイズ」を観たのだった。
私が映画を観て3回トイレに立つ間、ずっと座って眠っていた母だった。

7月05日 金曜日 晴れ

 今日は同級生のトミーのお誕生日。おめでとう♪
 午後3時40分に成田空港に到着する。ツアーの参加者の方々や添乗員さんに挨拶をして通関して(日本は簡単だった)、母のスーツケースを宅配便に出し、横浜行きのバスに乗るため外に出る。

外は湿度が高く、むっとした暑さで汗が出て来る。暫くすると触らなくても髪の毛がふわふわと膨張して来るのが分かる。私の髪の毛はまるで湿度計の様だ。アメリカやカナダではクリップで留めなくても落ち着いて良い感じだったのになあ。

横浜駅のそごうで夕食用のお弁当を買ってタクシーに乗る。帰りのタクシーでは眠くてたまらなかったが母が眠っているため眠るわけにはいかず、睡魔と戦い続けた。

夜に食事をしながら父に電話をして、旅の報告をする。無事に旅程を終えることが出来て良い旅になった。

7月06日 土曜日 晴れ

 朝早く起きて洗濯をする。今日届く2つの荷物を受け取る必要があって、母を空港までは送れずYCAT行きのバス停まで送って行く。

空港まで1時間で行ける所を2時間前に出たので間に合ったのだが、後で聞いた話では、珍しく首都高速湾岸線が渋滞して、ぎりぎりだったそうだ。そしてアメリカ並に空港での手荷物検査が厳しく驚いたとか。どうしてだろう。

 午前中にまずひとつの荷物を受け取って食事をしたら、眠くて眠くてピアノの部屋の床でそのまま横になって眠ってしまう。

夕方6時にやっと2つ目の荷物が届いて安心し、ベッドに入ると、また熟睡し、目が覚めたら夜の11時近くになっていた。そして歯を磨いてまたベッドに入るとまた眠れた。飛行機の中であまり眠らなかったせいかなあ。こんなに眠いのは初めてだ。

7月07日 日曜日 晴れ

 昨日は母から「家に着いたよコール」が無かったなあと思いながら実家に電話をすると、昨日は3回も私に電話をしたと言う。電話の音が聞こえない位に眠っていたのかと自分でも驚く。

今日の夜もすぐに眠くなって、すっと寝付く。自分が泥棒になって外貨のコインを持って逃げ回る夢を見た。

★後日気付いたこと

 帰国後2日間眠くてたまらなかったのは、時差ぼけもあるだろうが、実は熱があったということが分かる。

それから電話の音が聞えなかったのは、実際鳴らなかったからだと分かる。
母がどこにかけたのか知らないが、私の電話の着信履歴に実家の電話番号は入っていなかったから。
しかし、ほんとに一体どこにかけたのだろう。留守電にもメッセージを入れたと言っていたが・・・


善光寺参り 2002年

2018-11-03 19:45:00 | 旅行
2002年 善光寺参りの日記

4月20日 土曜日 晴れて暑い日

 10時東京発の長野新幹線で長野へ。この便は途中1度も止まらないので、長野へは1時間19分で到着する。

長野へ着いて、駅の近くの今日宿泊するホテルに荷物を預け、善光寺へと続く中央通りをのんびり歩く。

西光寺へ入り、お参りして華おみくじを引くと、山茶花の大吉が出る♪ 通りでは茶道具や骨董の店をよく見かける。お昼ご飯に最初に見つけた蕎麦屋へ入り、美味しいざる蕎麦を食べる。信州の蕎麦はうまい!

 善光寺の参道では「花フェスタ」(20、21日)という催事が行われていて、参道に花びらが敷き詰められてとても綺麗な花の模様が作られている。まるで花びらの絨毯の様だ。(読売新聞では一面に取り上げられていた。)

歩道を上りと下りで一方通行にする程の人出で、「やっぱり長野は観光地なんだなあ。」と驚いたが、夜のテレビのニュースに寄ると、今日の人出は年末年始以上の24万人だそうだ。それを聞いて2度びっくり!

 善光寺では、本堂でお参りをして戒壇巡りをし、史料館、経蔵、鐘楼などを見学する。テレビで見た通りの大きな立派なお寺である。藤や八重桜や牡丹が綺麗に咲いていて嬉しくなる。

茶店で甘酒やおでんを食べて休憩し、参道を戻るが、途中で善光寺の隣の城山公園に長野県信濃美術館の東山魁夷美術館があったことをふと思い出し、引き返す。

仲見世通りの1本隣の宿坊が並ぶ道を歩いて戻るが、本堂の近くまで来た所で、父が疲れて「このあたりに座って待っている。」と言うので、そこからは母と私ともぐちゃんの3人で行く。

東山魁夷の絵はパソコンのCD-ROMで色々見たことがあるのだが、実際に見ると光線の加減がよく出ていてとても良い。試作作品の山と波の絵や秋のススキの絵が特に気に入る。母は森に白馬の絵が気に入ったそうだ。
城山公園には花時計や噴水があって、親子連れやカップルなどのんびり過ごしている。

父の居る所に戻って、今度はまた人の多い仲見世通りを歩く。とても暑い日なのでソフトクリーム屋さんは大繁盛。私も話の種にと3人から呆れられながらも門前味噌の老舗すや亀の味噌ソフトを行列に並んで買う。一口食べると「味噌だ~!」と信州味噌の味が口の中に広がって笑ってしまう。まずくは無いけれど、4人の感想は「また食べたいとは思わない。」というものだった。(笑)

父はさっき休んだせいか歩けるというので、帰りも歩くことにする。
途中に権堂商店街の入り口があり、どんな所か歩いてみることにする。道幅の狭い商店街なので歩きながら両側の店を見ることが出来て便利かな。

地方の商店街を歩くと、安くて便利なものを見つけて、つい買ってしまうことが多いのだが、今回は何も買い物はせず長野大通りという車線の多い大きい通りに出る。

長野電鉄の権堂駅から2駅だが話の種に長野駅まで乗ろうと階段を下りるが(長野中心部は地下鉄になっているから)、土日は本数が少なく待ち時間が長いので乗るのは止めて歩くことにする。気付くと父よりも母の方が歩くのが遅くなっている。

 ホテルに入ると、両親は疲れたので暫く休むというので、私は父が東京駅で買ったオレンジを2個食べて、ホテルの部屋にある観光案内やレストラン情報を見るが、まだ決めていない明日の午前中の観光に「戸隠に行くならレンタカーになるなあ。」と思い、ホテルを出て駅前の東急の書籍売り場で「信州るるぶ」と「週刊古寺をゆく善光寺」を買って来る。

母は本格的に熱が出たらしく暫く寝ていたが、夕食を取って薬を飲むからと、みんなで夕食に出掛ける。近くの東急のレストラン街にある「大増」という和食の店に入る。安くて美味しい店で良かった。お酒は冷酒をちょっとだけ。

るるぶの長野のページの「北野美術館」の紹介文「横山大観や下村観山、菱田春草の日本画、ルノワールやピカソ、シャガールの洋画や彫刻など、明治以降に活躍した内外の巨匠たちの作品をずらりと揃える。」を読んで、明日はそこに行くことに決定する。

ホテルに戻ってお風呂に入って、また観光案内を検討して、テレビを見て、コーヒーを飲んで、ベッドに入ったらいつの間にか眠っていた。日頃歩くことが殆ど無いので、私も疲れた様だ。

東京に住む甥っ子の星は体調をくずして1週間位入院していたのだが、今日退院したらしい。おめでとう。

4月21日 日曜日 曇り後小雨で肌寒い日

 ホテルで朝食を取って出掛ける。ガイドブックに「北野美術館は長野電鉄の若穂駅から徒歩10分」と書かれているので、長野電鉄の長野駅に行きコインロッカーに荷物を入れて(傘も入れてしまう)料金表を見たら、なんとひとり710円!タクシーで20分位、地図で見たら7~8キロしか無さそうなので「4人ならタクシーの方が速くて楽そうだな。」と思うが、長野電鉄に乗ってみるのも良いかなと思い、須坂行きの電車に乗る。

須坂からは分かれていて乗り換えることになるのだが、なんと目的の線はとても本数が少なく、25分待ちになる。(25分待ちはまだ良い方だった。)でも車窓から林檎の花と桃の花の満開の様子を見ることが出来てとても嬉しい。私は林檎の花を見るのは初めてなのだ。林檎園の周りは広々としている。

 若穂駅のひとつ手前の綿内(わたうち)駅でも北野美術館の案内板を見るが若穂駅からの方が近いのかなと思い、予定通り若穂駅で下りる。ここは無人の小さな駅で(最初出口が分からなかった位)綿内駅にはあったタクシー会社も無く、店も何も無い。

小雨が降って来たが傘を買うことも出来ないので、小雨の中を歩く。でも林檎園の中を通るので、林檎の花を真近で見ることが出来たのはとても良かった。蕾の頃は可愛らしいピンク色をしているが開くと少しクリームがかった白い花びらになり可憐だ。林檎の木の作業をしている人も居る。

しかし車も殆ど通らない、ましてや歩いている人は私達の他には誰も居ない道を4人がのんびり歩いている様子はなんだか可笑しい。(笑)

 北野美術館は予想通り素晴らしい所だった。お客さんが少ないのが勿体無いなあと思う。私の好きな美人画で有名な上村松園の絵は「風」というタイトルの水色の着物を着た女性の絵が展示されている。松園にしては珍しく動きのある女性の絵で、記念にこの絵のテレホンカードとカード立てを買う。

この美術館は約500点を収蔵し、そのうち約100点を展示しているということなので、時期を変えて来れば他の作品を見ることが出来るのだ。また長野に来る機会があれば訪れてみたい所だ。

 絵を見終わった頃には傘が無いと歩けない位の雨になる。長野発13時32分の新幹線にはまだまだ時間があるので、タクシーを呼んで貰って小布施町へ行くことにする。

若穂駅の隣の綿内駅から来たタクシーのダンディなおじさま運転手さんは、林檎や桃の花が沢山咲いている綺麗な所や昔の街道などを通って観光案内をしてくれた。

葛飾北斎の天井画のあるお寺の岩松院(がんしょういん)まで行って、お参りして天井画を見て、またそのタクシーで北斎館へ。「小布施から長野までは電車の方が速いよ。」という運転手さんの言葉で、運転手さんとはここでお別れ。

北斎館は沢山の観光客で賑わっている。肉筆の絵を見ると来た甲斐があるなと思う。お祭りの山車が2台展示されているのでびっくり。絵だけかと思っていたのだけれど。北斎館を出て小布施駅までは小雨の中を歩く。

小布施町は観光に力を入れている様で、雰囲気が萩や津和野に似ている。萩と同じ様なレトロなデザインの巡回バスが走っているし、駅にはレンタサイクルが用意されている。晴れた日なら自転車でのんびり観光出来る所だ。

小布施駅からは長野行きの電車が出ていて、満席ではないけれど、乗客も結構居て、同じ長野電鉄でも行きに乗った線よりも使う人が多いことがよく分かる。

 長野駅に到着して、お土産やお弁当を買ってすぐに新幹線に乗る。私はビールを飲みながら川中島合戦弁当(山の幸と海の幸の笹寿司)を時間をかけてゆっくり食べて、うとうと。大宮に着くまで眠っていた。

行きは両親とは別々だった車両も偶然今度は同じ車両になり、上野に着いてから両親の席の近くの空いた席に移動する。私も売りに来た時には一瞬「買おうかな。」と思った車内販売の横川の釜飯を母が買っていたことには笑った。横浜に帰る私でさえ帰り道に重いからと止めたのに。(笑)

 東京駅から浜松町駅まで乗った山手線では、中国からの団体旅行中の人達に会う。山手線を使うツアーって面白い。みんな日本のツアーと同じ様なワッペンを付けている。日焼けした人が多いので、日頃は外で仕事をする人達かな。

両親を送るため羽田空港まで久し振りにモノレールに乗る。人が多いし窓ガラスが曇って外の景色は全然見られない。羽田モノレールでは今日からスイカが使えるとか。

 空港では初めて母が機械でチェックインをする。なんとなく今まで避けていたそうだ。両親を見送ってから高速バスで横浜まで帰り、横浜そごうでお弁当を買って帰宅する。田吾作というおこわの美味しい店で、お気に入りになりそう。

夜には両親から無事に着いたとの電話が入り、ほっとする。母は夜になる度に熱を出していたので、今晩もそうなるかもしれないなと思うが、家でのんびりすると治るだろう。父は私達に風邪というお土産を残して来ていないか気にしていた。(笑)

実はもぐちゃんは、そのお土産を貰ったそうなのだが、今朝起きた時には治っていたのでまあいいだろう。私は貰わなかったみたい。もしかしたら貰ったけれども体が気付かなかったのかもしれない。


テイネハイランド スキー旅行 2002年

2018-11-02 20:30:00 | 旅行
2002年テイネハイランドスキーの日記

2002年 3月1~6日

3月1日 金曜日 札幌は午後から晴れ
午前中のスキー場は霧だったそうなので、初日が晴れて快適でラッキー♪

 8時50分羽田発の全日空で札幌へ。早起きをしたため、行きのバス、飛行機、千歳空港から手稲駅までのJRの中と、ずっとうとうとしていた。

千歳空港から手稲駅までのJRから外を見ると、道路にも家の近くにも全然雪が無いので驚く。後で知ったことだが、今年の札幌の雪の少なさは、昭和21年以来のことだそうだ。

手稲駅からタクシーに乗り、すぐにテイネハイランドスキー場へ。スキー場のレストランでは大好物のいくら丼を食べる。

そこで三浦雄一郎さんと徳光和夫さんを見かける。徳光さんが偶然レジで私の次に並んだので、話し掛けてみる。
私は徳光さんがスキーをするとは知らなかったので、「スキーはよくされるのですか。」と尋ねると、「1月に1度来まして、20年振りにスキーをしたら病み付きになりまして。」と笑って答えてくれた。テレビで見るのと同じ人だった。

後で弟にこの話をすると「原監督はどうでしょうね。」とかいう風に巨人ネタで話しかければ良かったのに、と言われた。そう言えば「いつも楽しみに見てますよ。」などという気の利いたことは一言も言わなかったなあ。

食事を終えて宅急便で送ったスキーを受け取って、午後1時半から5時40分までリフト4時間券で休みなく滑る。ひとりでスキー場に来ると、ついついこうして滑ってしまう。
しかし、これは後日、この日が暖かかったからだと分かる。寒くなるとトイレが近くなってしまって、こうして続けて滑ることは出来ない。

午後6時36分スキー場発のJRバスで手稲駅へ。
バスの窓から見る札幌の夜景はまるで宝石箱の様だ。初日から嬉しいプレゼントを貰った。

宿泊先は一昨年の7月に出来たという手稲ステーションホテルである。安くて綺麗でサービスが良くてとても有難いホテルだ。

ホテルのレストランはバイキングの朝食のみで夕食時には閉まっているので、ホテルのすぐ近くの居酒屋「魚民」へ行く。ひとりで居酒屋に入るのは初めて。300ccの冷酒と寿司などを食べ、良い気分になる。

3月2日 土曜日 雪

 春の様な暖かい日が続いていた札幌だが、また冬に逆戻り、雪が沢山降る。
午前中は積もって深く重い雪でスキーをするには難しいが、まだ誰も滑っていない雪で膝まで埋まる所へどんどん入って行き遊ぶ。

お昼頃にもぐちゃんが到着し、一緒に昼食(豚汁定食)を食べてから一緒に滑る。夕方には冬の雪になり、滑り易くなる。

夕食は今日も魚民で。ふたりで行くと、ちょこちょこ沢山の種類を頼めるから便利だ。やっぱり今日も冷酒を呑む。

3月3日 日曜日 晴れ時々雪

 今日も気温が下がり冬の雪質なので快適なスキーが出来る。毎日一応上級コースには行っているのだが、今日は特に沢山行く。

昼食時に富良野ビールを飲む。ラベルが富良野のパステルカラーの風景になっていて可愛らしい。

夕方のリフトが止まる直前のリフト券確認場所には、係の人が居なくなっていて、代わりに猫のぬいぐるみが座っていた。もぐちゃんは、その猫のぬいぐるみにリフト券を見せていた。
今日も夕食はふたりで魚民へ。そして冷酒を呑む。

3月4日 月曜日 雪、たまに晴れ間あり

 武富士の放火殺人犯が逮捕されたとのニュースを見る。近くにいた人は「まさかあの人が。」と驚いた様だ。迷宮入りにならなくて良かった。

私ともぐちゃんだが、私の方が先に滑ると、リフト乗り場で暫くもぐちゃんを待つことになる。どうして彼は遅いのだろうかと滑る順番を変えてみて、その理由が判明した。斜度の緩いコースでターンを一切しないで下りる彼と、ずっとターンをしながら下りる私のスピードが一緒なのだ。もぐちゃんのスキーの滑りが悪いのか、ふたりの体重差のせいなのか。(爆)

もぐちゃんは午後4時3分スキー場発のバスで山を下り、私はまた滑ってから、夕食をスキー場のレストランで取る。やっぱり大好きないくら丼。今日は誕生日なのでスキー場でも冷酒を付けることにする。
しかし、女の人がひとりでお酒を呑みながらいくら丼を食べている様子は、周りからはどう見えるのだろう。

今日もスキー場から帰るバスの中から宝石箱の様な夜景を見る。
ホテルに戻ってポケットポストペットでうさぎの掲示板を見ると、あきら君、ちよみちゃんの「お誕生日おめでとうカキコ」が。今年のおめでとうメッセージ第1号はあきら君になった。どうも有難う。

また、札幌在住のきゃらちゃんからは電話が入る。仕事が終われば明日あたりどこかで飲もうということになっていたのだが、丁度彼女の仕事が忙しい時で、それが終わらなかったので、今回は会えなくなった。その代わり電話をくれたもので、久し振りにネットの仲間の話などおしゃべりする。

ぽぽらちゃんのお嬢ちゃんが、もぐりんのことを「おじいちゃん、どこ~」と言いながら探し回った話も教えてあげる。

3月5日 火曜日 雪時々晴れ

 毎日手稲駅前からJRバスでスキー場へ行くのだが、平日ダイヤでバスの本数が少ないにもかかわらず、もう春休みに入っている学生が多くて、午前9時14分発のバスはぎゅうぎゅう詰めの超満員!初めて立つことになる。

午前中は春雪で突然ブレーキがかかる位遅い。気温が高めで暖かいので、1本だけ残るスピードの遅いリフトのある斜面で暫く滑る。ここは中級コースで距離が長いので私レベルのスキーヤーには快適なのだ。但し長くて遅いリフトに寒い時に乗ると凍えてしまうので、昨日までは殆ど来なかったのだ。

午後は上級コースを中心に滑る。5日目になるとだいぶ急斜面にも慣れて来ているのが分かる。やはりスキーの上達も回数を重ねることだなあ。

夕方、リフト乗り場のおじさんが声をかけて来る。この人は、私が11~12年前に札幌に住んでいる時にはもうここで働いていた人で、私がこのスキー場に来ると必ず1度は声を掛けてくれる。髪はだいぶ白くなっていたが、お元気そうで嬉しい。

夜に両親から「お誕生日おめでとう。」と電話が入る。昨日は旅行中だからと諦めていたのだが、私が携帯電話を持っていることを思い出して掛けて来てくれたらしい。怪我をしない様にと心配している様子が分かる。

今日はついつい長く滑ってしまいスキー場で夕食を取る時間が無かったので、手稲駅前のローソンで冷酒と色々なおかずを買ってホテルに持ち帰る。
ホテルの部屋には電子レンジも付いているのだ。今日も夜景は綺麗だったし、良い1日だった。ちょっと食べ過ぎちゃったけど。

3月6日 雪(1日中霧)

 昨日沢山食べたせいか、朝すっきり起きられず、昨日より1本遅い10時10分発のバスでスキー場へ行く。昨日の様に超満員では無いがやはり学生などで乗客は多い。

スキー場は、気温は高めだが、雪質はまあまあ、しかし霧が出ていて快適とは言えない。
山頂に近い程、霧が深いので、午後3時を過ぎると麓のゲレンデへ下りる人が多く、山頂付近のコースの人は減ってしまい、4時を過ぎると殆ど居なくなる。

明日から宮様スキー大会があるのか、コースの半分はネットが張られて入れなくなるが、人が居ないので最後はその上級コースへ行き、人を気にせずマイペースで滑る。霧にも1日中その状態だと慣れて来る。

ナイターは麓のゲレンデに下りて行って、ちょっと急な小山をターンしないで下りてスピードをしばし楽しむ。こういう滑りをしていると、バイクに乗っている時を思い出す。(急斜面ではないし、下に人が居ない時にしかしないので、危険では無いのだ。)

怪我をしちゃいけない、転んじゃいけない、と思うから、私は安全な滑り方しかしないのだが、昔と違ってボーダーが増えてジャンプ台やハーフパイプがあり、子供達(学生達)は、ボーダーもスキーヤーも転ぶことを気にせず思い切りジャンプしたり深雪に突っ込んで行ったりして遊んでいる。そういう姿を見ると羨ましい。

スキー場のレストランで最後にまたまたいくら丼を食べて富良野ビールを飲む。ほんとに毎日飲んでるなあ。
スキーなど荷物を自宅に送ってバスで山を下りる。
手稲駅から千歳空港まではJRで。空港で少し買い物をする。

来る時はあまりの眠さに聞かずに来た、私の大好きな全日空寄席を、飛行機の中で聞くが、立川志の輔の創作落語「はんどたおる」が可笑しくて可笑しくて、大声を出して笑いたいのを我慢するのが苦しくてたまらなかった。あんなに苦しかったのは初めて。この落語は、この帰りで2回、3月8~11日の帰省時に往復で2回、合計4回聞くことになるのだが、何度聞いても面白かった。ただ、泣いて苦しい程面白かったのは、最初の1回だけだけど。

午後8時50分千歳空港発の飛行機に乗り、横浜の自宅に到着したのは、日付が変わる少し前。テーブルには、もぐちゃんからの誕生日プレゼントが置かれていた。

ひとつはくまのプーさんの青いベルトの腕時計。もうひとつはガラス製の綺麗な桜のぐい呑み。どうやら彼は私に「もっと呑んでもいいよ。」と思っているらしい。しかし、実際に書かれたメッセージは「呑み過ぎないようにね。」というものだったが。
今年の誕生日プレゼントは、まだまだ受け付けています。(笑)

あ~来年もまたスキーに行きたいな♪