FRPに出来ること。

FRPでバイクのカスタムを色々やって見る感じで。

V-MAXをベースにハーディ=デイトナ風カスタムを製作してみた。11

2008-05-25 | Weblog


今日はシートベースの造形をします。
所詮シートベースだからと云っていい加減に作ると後でシートのスポンジ部分を作る時に余分に時間が掛かるのでコストも高く付きます。後の事も考えて慎重に作りたいと思います。




今回はいつものウレタンボードではなく、発砲ウレタンを使います。
発泡ウレタンは初めは液状でA液とB液を混ぜ反応させて使います。
すると硬化するので、その後通常のウレタンの様に使用出来ます。
ただ、今の発泡ウレタンは昔のと違って代用フロンを使用しているためか癖が悪くそのままではまず使い物になりません。(通常使用しているポリエステル樹脂を使うと変形します。)そこで僕の所では色々添加物と追加して変形を抑えています。







シートベースに直接流していきます。初めは流動性が速いので反応が終わってから盛り付けるのがコツです。





回数を分けて少しずつ盛る方が材料が無駄にならなくていいです。







造形をして盛り足らないところがあれば追加していきます。







造形が終わりました。






ニーグリッププレートの取り付け座面を追加しました。







バランスをチェックします。







左右の形を整えてファイバーを積層します。






樹脂が硬化したらサフェーサーを塗装します。










V-MAXをベースにハーディ=デイトナ風カスタムを製作してみた。10

2008-05-25 | Weblog




ダミーダクトを作りたいと思います。
このダクトはノーマルの材質がアルミのダイキャストで作られていてそのままでは非常に加工しにくいので一旦ノーマル抜きしてから改造したいと思います。






アルミ相手にペーパーで足付けするのは大変なのでサンドブラストで処理します。






終わりました。サイドカバーとインシュレーターカバーもついでに作ろうと思います。






穴は全て塞ぎます。






パテで埋めると後で割れてくるので今回は2ミリのアルミ板で塞ぎます。





両方埋めました。







淵はパテで伸ばします。






こんな感じです。







サフェーサーを塗装して終わりです。






サイドカバーは1工程余分に進んでいて硬化すれば、1200番までペーパーを当てて完成です。

V-MAXをベースにハーディ=デイトナ風カスタムを製作してみた。9

2008-05-25 | Weblog






ライトカウルとタンクカバーの隙間が気になったので




修正しました。遠目では殆ど気にならないはずです。







シートのスポンジのラインを決めて材料を用意します。
シートの高さはノーマルより3センチ低く、横幅は四センチ狭くなるので足つきは良くなると思います。シートは材質や形状の違うものを数種類作って色々試してみたいと思います。







タンクカバーにマスキングをしてシートベースに積層します。






シートを車体から外してカットしました。







シート下部が気になるのでラインを変更したいと思います。
あとニーグリッププレートのバランスをチェックします。
ニーグリッププレートはフレームに固定できないのでシートベースを補強して、シートベースに固定したいと思います。材質はアルミも考えてのですが夏場に熱を持って大変そうなのでカーボンで作りたいと思います。







スッキリしました。






ノーマルシートとラインが変わったのでノーマルのサイドが使えなくなりました。
ここはあまり派手じゃなく、自然な感じのデザインで仕上げたいと思います。

V-MAXをベースにハーディ=デイトナ風カスタムを製作してみた。8

2008-05-25 | Weblog




今日はフロントフェンダーを作ります。
バイクのフェンダーを作るのに重要なことはタイヤとのクリアランスと断面の形状です。今回は以前作った18インチ用の角フェンダーのマスターモデルがあったのでそれを流用、改造して作りたいと思います。





幅を計ると150ミリあったので、これを140ミリ幅に変更します。10ミリのラインテープを張ってその幅を切り取ります。






切り取ったあと定盤の上でずれない様に接着します。






表面にサンダーで切り込みを入れて表面のコーディングを剥がします。







剥がした後、ウレタンの角を丸めて成型します。






形がきまったらファイバーを積層して固めます。






樹脂が硬化したらサフェーサーを塗装して今日は終わりです。