FRPに出来ること。

FRPでバイクのカスタムを色々やって見る感じで。

V-MAXをベースにハーディ=ディトナ風カスタムを作ってみた。49

2008-07-27 | Weblog


ノーマルタンク用のシングルシートベースを作ります。これは僕と同じくV-MAXに乗る友人からリクエストされていたものです。よく考えるとノーマル用の方が需要はありそうですね。うっかりしていました。





ハーディデイトナタイプのシングルシートはタンクの形状が違うので、強度を確保できる範囲で不要な所を切ってあわせてみました。






タンクとシートの隙間を埋める必要があります。






ウレタンで隙間を埋めました。






ファイバーを積層して固めます。




V-MAXをベースにハーディ=ディトナ風カスタムを作ってみた。48

2008-07-27 | Weblog


久しぶりの更新です。



ダクトを前から見たところです。サイズは純正から下に4センチ横に6センチ張り出しています。ダクトの中は電気系が詰まっていて、当然ダミーです。
網はアルミ製のダクトネットをラバーでコーティングしたもので四輪にはよく使われているものです。端切れが大量にあるので流用してみました。






グッドリッジ製エアプレーンタンクキャップです。今回はこれをダミータンクに埋め込みたいと思います。






タンクキャップの座面を作りました。右の黒いのがワンオフで作ったマスター型でそれに製品を張って仕上げたのが左のベースです。






座面にあわせてタンクカバーを切り抜きました。






ベースをはめ込んで裏からファイバーで積層しました。






硬化したら表面をペーパーを当てて段差を消します。






一応完成です。もちろんダミーなので小物入れの蓋くらいしか役に立ちませんが、デザイン的には良くなったと思います。

V-MAXをベースにハーディ=ディトナ風カスタムを作ってみた。47

2008-07-13 | Weblog


アンダーカウルの続きです。
車体自体は先日、ツーリングと大阪バイクナイトとイベントが縦続きにあったのでダミーダクト以外はノーマルに戻しました。
戻したついでにシングルシートも純正対応版を作ろうと思います。製品のカットを変えるだけで大丈夫だと思うので時間はそんなに掛からないと思います。






アンダーカウルは通常コストを掛けないようにすれば、アンダーフレームに被せる様に作るのが普通ですが、今回はデザイン重視でステー止めにしました。






この取り付けステーと云うのは結構厄介で普通は機械加工で製作します。
すると最低でも100から200個は作らないと駄目なのでどうしても高価になります。
そこで今回はそんなに量産する予定はないのでカーボンでステーを作りました。
カーボンで作るメリットは小数ロットで出来るのがひとつと振動に強く、重量が非常に軽く出来ます。デメリットは大量生産してもコストが余り下がらない事が上げられます。







カーボンステーとフレームの間にはゴムのシートが入って防振対策をしています。







純正のマフラーのみ対応で、完全ボルトオンです。

V-MAXをベースにハーディ=ディトナ風カスタムを作ってみた。46

2008-07-05 | Weblog


シングルシートインナーの続きです。





シングルシートインナーとナンバーステーの生産型が出来たのでゲルコートを塗装しました。






今回は試作なのでFRPで作りました。本番はカーボンの予定です。






製品をカットして車体に取り付けました。






ニーグリッププレートはシートベースにボルト四本で取り付けます。
穴を開けるための罫書きを入れてみました。







シングルシートのマスターモデルをシートベースの生産型にします。






外して仕上げました。この上にスポンジを張って造形して。皮を張ればシートの完成です。






車体への取り付けはマジックテープを使用します。

V-MAXをベースにハーディ=ディトナ風カスタムを作ってみた。45

2008-07-05 | Weblog


久しぶりの更新です。
最近、本職が忙しくてなかなか進んでいないのが現状です。
それでももう少しで完成予定なのでがんばりたいと思います。
以前質問で入ってましたが、基本的に車検はこのままでも通ります。
ただ、ヘッドライトの光軸がどう変化するかですね。こればかりは完成後に光軸テスターでチェックしないと分からないです。
それでは残りのパーツを駆け足で作って行こうと思います。





まずはニーグリッププレートの製品製作です。強度が必要な所なのでカーボンで行こうと思います。カーボンは通常ロール常態で売られています。






必要な幅を採寸して切り出します。カーボンは高価なのでロスが出ないように使います。






普通、カーボンはマットのように接着剤で固めていないので切った所からほつれます。






そこで僕の所では写真のようなスプレー糊を使用しています。カーボンを切る前にシュッと一振りすればカーボンがまとまってほつれなくなる優れものです。なお銘柄は秘密です。






スプレーすれば写真のような台形型でもほつれず切り出し出来ます。






立てても型崩れしません。






カーボンの切り出しには歯先がギザギザに加工された特殊な鋏を使用します。
カーボン専用の鋏は数万円しますが、ケプラーを切らない限りは普通の鋏で十分です。写真の鋏は某ダイソーで100円でした。






数枚重ねて脱泡します。今回は厚みの設定は6ミリなので十数枚重ねることになります。






製品を脱型しました。数日熱部屋に入れてあったので完全硬化しています。






型紙に合わせてカットしました。






車体に合わせて雰囲気を確認します。