FRPに出来ること。

FRPでバイクのカスタムを色々やって見る感じで。

V-MAXをベースにハーディ=ディトナ風カスタムを作ってみた。52

2008-08-31 | Weblog


次はリアサスです。最近、京都の山奥にツーリングに云ってきたのですが、けっこう怖い思いをしました。フロントはフニャフニャですぐ底着きするし、リアはヘッタっていたのか仕事を放棄してただのバネです。それで交換を決意するにいたりました。






WPにしました。これに決めた理由はデザインもですが、知り合いにWPの専門家がいるのが大きいです。色々聞いたのですが、このサスは元々要望が多かった日本用にムリヤリ開発されてもので、モノサス用のボディーを流用しているのでピストンのパイ数が40と大型で性能的には市販されているものの中ではトップクラスです。






タンクが外側にオフセットされているのでそのまま付きます。ちなみにオーリンズの場合は車体側を加工して逃がす加工が必要です。サスペンション自体は非常に軽いです。






車種別にセッティングが記載されてるので、その通りに変更すればOKです。知らない人に聞くと「社外サス=強化サスで乗り心地は悪い」と云うイメージがあるみたいですが、実際はサス自体のフリクションが恐ろしく低減しているのでサスのバネレートは弱くなっています。つまりはバネは柔らかくなっているので乗り心地は良くなります。もちろんデメリットもあって、代わりに耐久性が落ちていて劣化も早いです。レース用のスペシャルサスはさらにフリクションが低い代わりに、短寿命です。違いはオイルシールの厚みにあります。レース用のサスはオイルシールが市販のより薄いのが使用されています。





取り説の一部です。体重は65キロから75キロまで対応しています。これから大きく外れる人はサスをWMに送って変更すればいいわけです。
僕の場合は体重は75キロ弱なのですが、車体が5キロほど軽くなっているので、このままでOKです。







V-MAXをベースにハーディ=ディトナ風カスタムを作ってみた。51

2008-08-31 | Weblog


久しぶりの更新です。
外装を塗装に出したのですが、盆をはさんで塗装屋さんが忙しくてまだ出来上がって来ません。今はV-MAX自体のカスタムのための部品を集めています。
今回はその集めた部品を紹介したいと思います。







ラジアルマウントのブレンボキャリパーです。
知り合いのカスタムバイク屋に相談するとこれを薦められました。
値段と性能のバランスがいいみたいです。デザイン的にもゴツゴツしていかついのでV-MAXには似合うと思います。








下から見るとこのキャリパーの特徴である4パットが良く分かります。以前の2パットと違ってパットが平均的にディスクに当たるので、制動力とタッチが良くなってるらしいです。取り付けには市販のサポートを使います。昔ならここでサポートをワンオフするのに6万は掛かかる所です、本当にいい時代になりました。w
ラジアルマウントの長所はディスクの外形を変更してもオプションのカラーを入れれはサポート自体はそのまま使えるので非常に都合いいです。ディスクはまだ使えるので交換時期が来たら320パイに変更する予定です。

V-MAXをベースにハーディ=ディトナ風カスタムを作ってみた。50

2008-08-08 | Weblog


製品が一通り出来たので塗装の準備に入ります。
仕事で塗装をする場合は知り合いの塗装屋さんにお任せするのですが、今回は自分のバイクなので出来る事は自分でしたいと思います。
塗装には大まかに分け「下地作り」「サフェーサー」「塗装」の三工程があり、掛かる時間は塗装以外が八割です。もちろん複雑な塗装は塗り分けやマスキングに時間が掛かるので、単色の場合限定ですが。
なので塗装以外を自分でやれば、コストも五分の一です。
塗装は僕の会社の設備では綺麗に仕上がらないので、強制乾燥の設備を持っている知り合いに頼む予定です。






サフェーサーを塗装して乾燥させています。赤いのは巣穴を埋めるためにラッカーパテです。






シートベースが付くところは塗装をしないのでマスキングをしてサフェーサーを塗りました。






ニーグリッププレートはカーボンで作ったのですが、試作で仕上がりが悪いので塗装する予定です。






ライトカウル、タンクカバー、アンダーカウルを水研ぎで仕上げました。
長い間製品を放置していたので、FRPではありえないぐらい綺麗に仕上がりました。w
FRP型から製品を抜いてから放置すると表面の引けがでます。引けが止まらない内に塗装をすると、当然塗装面にも引けが出ます。
これを防ぐには乾燥しかありません。サフェーサーも引けは出るので一工程ずつ乾燥をきっちりすると綺麗に仕上がります。






普通の製品にサフェーサーを塗装して仕上げるとこんな感じです。面は出ているのですが、これだけ歪が出ています。