アマチュア無線用のC401という無線機。
これ単三電池2本で長時間使えて、軽量。そんなわけで、バイク用に愛用してました。
が、
半年前から調子が悪くなり、送信はちゃんとされているようなのだが、受信音が出ないのだ。
WEBで検索すると、以外に Hit する件数の多いこと・・・・・・
長期間の使用で内蔵するケミコンが劣化し音が出なくなる、最悪電解液を流出させ基板を腐食するらしいのだ。
そして、実装されているケミコン、4V耐圧品が手に入り難くなっていることも分かった。
やっぱりコンデンサは消耗部品だ。
別の情報では粗悪ケミコンが市場にかなり出回っていて、長く使い続けるとか高い確率で故障するという。
そうそう、WEBでこの手の故障の修理サイトが複数見つかり、5k¥前後で対応。
業界ではかなりメジャーな故障の部類ではないかと感じたのだ。
ケミコン交換作業自体はシンプルなのだが、作業するにあたっての障害がいくつかある。
まず、とても細かい作業なので、それなりの工具が必要。それに、無線機を調整する測定器類が必要なのだ。
・・・・・どちらも、無いのだ。
ところが救いの神様が現れたのでした。
彼は学生時代から付き合っている友人、大手通信機メーカに在籍し、無線機の設計や開発業務に長く携わってきたのだ。
測定器類も揃っていて、無線機の修理はかなり得意・・・だったのだ。
そこで、C401を診てもらいました。
やはり、ケミコンの劣化が原因でした。しかし、ここで問題が発生。
WEBにもUPされていたのだが、耐圧4V品は品薄で、今回用意したのは耐圧6V品。
やっぱりサイズが大きい。大きすぎる。
特に小型化された製品の設計では、1ミリでも大きいとケースが閉まらないことがあるからだ。
小型化された無線機にパーツを収めるには、かなり至難の業なのだ。
そこで彼は二つのアイディアでこれを克服。・・・・たぶんこの方法はこれから修理する人にとっては朗報かもしれない。(私が言うのもなんだけど自己責任)
まず、ケミコンベース部分の取り外し、これで背を低くできる。
次はおしくら饅頭をさせ、幅を狭くできるのか(?)・・・・しかし、これも立派なテクニック。
改造箇所の写真を、彼より許可を得て掲載。
まず現状写真。
次に、耐圧6V品の実装状態。
かなり押し込まれているのが分かる。
これで修理完了。
一応、送信出力なども測定してもらい、十分な性能であることを確認した。
実は、C401を診てもらう時に、ついでC450という無線機も一緒に預けてしまった。
C450も調子が悪く、たぶんケミコン不良。こちらも既に直ったとの連絡をありました。
ハンディのUHFトランシーバが2台復活したので、ちょっとアマチュア無線を復活させようと思っています。
※初めてこんな長い文をUP したかも知れない。
日曜日の午後、がんばりました。
私もC401とC450(2台)持っています。
C401は送受信は出来るのですが、
液晶画面の数字が一部しか表示されず、
周波数がわかりにくくなっています。
それでも妻とスキーに行く時は、
大活躍しています。
C450は最初に買ったハンディ機ですが、
二台とも作動しなくなってしまいました。
http://harley-davidson.ddo.jp/blog/archives/2009/01/post_496.html
C450は11個のケミコンを取替えると直るそうです。(たぶん)
作業性はC401に比べてスペースがあるので割と簡単らしいです。ただ、数が多い。(友人談)
WEBで調べると、年季の入ったハンディ機は同じ様な壊れ方をしているみたいですね。
直し方もWEBに出ていますので、チャレンジしてみますか。