「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

家の前の工事が…―〈介護〉

2006-09-29 | ●介護録(~2015.2月)
家の前で工事が始まった。今まで空き地だったけど家が建つ。多分アパート、うちの大家さんの土地だし。

朝から、工事の男性がワサワサと来ているのを見て、母が不穏になった。
最初は「○○がいない」ってことから始まって、外に出た母。
そこで目にした工事のオジサンたちが、「アヤシイ人」という認識になってしまったらしい。
「変な人が入ってくるからここにはいられない」という理屈で、しばらく不安定になった。
玄関を出て二階から、工事現場をずっと監視しようという態勢。
「あの人たちが、イヤな人たちなのだ」と文句イイ通しだ。

ああ、認知症ってやっかいだ~ただの工事なのに、いつもと違う光景がこんな妄想に発展してしまうなんて。
こういう状態を見ていると、地域の中で普通の暮らしをするということがとても困難なのだという気がしてくる。
いつもと違う回りの出来事、セールスマンや勧誘の電話、郵便や宅配は一見認知症には見えない母相手に当たり前のように話しを始める……。
これら全てをいっさいシャットアウトしなくては安定は望めない。
そんな意味からも、介護度2や3の時は、ちよっと細かくて複雑なヤッカイ事があるといえる。
進行してまえば、こういうやっかいさは無くなるだろう。たけど、その時は、コミュニケーションが取れなくなって、寝たきりということだ。

先が見えるといえば見える。やっばり残酷な病気だ。

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4 コメント

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あ・・大変だ・・ (トラ子)
2006-09-29 13:58:24
怪しい人がいるから出かけないほうがいい、という風になんないもんかなぁ・・(/_;)

困ったね。



>進行してまえば、こういうやっかいさは無くなるだろう。

>たけど、その時は、コミュニケーションが取れなくなって、寝たきりということだ。



そうだね、意思の疎通が叶わなくなったら

ややこしい今のことを懐かしく思うんだろうか・・・



今はまだ、そんな余裕はぜんぜん無いけど・・・

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こんばんは (あきこ)
2006-09-29 23:49:55
ホントホント!私がいない時に母の病気を何も知らないセールスの人や電話・郵便局のおじさん・・の相手をされるとやっかいですよ~実は母は昔長い間、電話局(古い言い方・・)で働いていたので、今でも特に電話の対応が上手いんですよぉ~あ~やっかいやっかい・・。すぐに内容を聞き返しても答えられた試しがないですから・・(汗)大事な話だったら・・と思うと(それこそお葬式とか)ヒヤヒヤものですよねぇ。どこまでの人に母の病気を言っていいのか・・本当に迷います。



明日はいよいよ、デビューの日です(^o^)

今日、施設の若い兄ちゃんがいろいろ説明に来てくれました。なかなかかわいい子だったのでドキドキしましたがf(^_^)・・(←おいおい)

でも、持って行く物が結構たくさんあるんですね~(>_<)

来月に入ったら、一度見学に行こうと思ってます\(^o^)/
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トラコさんへ (ビゴ)
2006-09-30 11:01:33
アヤシイ人がいるからコワイ=ここにはいられない…っていうのが母の方程式らしい。



昨日もデイの帰りに、工事現場見て、何か落ち着かなかった。

もう夕方だから工事そのものはすぐに終わってしまうからいいんたけど。



☆ちゃんの日記で、「暴力的だったとき大変だったけど、状態が悪くなって寝たきりになってしまったら、大変だったときかなつかしい」と話していたいう人の話がありました。

その頃のほうが生命力みたいなのを感じたというような話だった。



これまでにも何度か、寝たきりで下の世話が大変になったひとが、徘徊のほうがマシっていってたり、介護度があがった人が、2や3の時が懐かしいって言うのは聞いてるから、人間、ややこしくてもその人が人として生きてるゾっていう感じがあるとないでは違うのかな
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あきこさんへ (ビゴ)
2006-09-30 11:14:39
そうなのよ。中途半端に出来るっていうのが一番やっかい。



うちは週四回デイに行ってる分、家にいる時間が短いから、だんだん電話やセールスの問題はなくなってますけどね。



電話も、本人が出るのを嫌がる傾向もでてきたの。

でも、あきこさんのお母様、プロだったわけだから、そうはならないねーきっと。



デイにデヒューですね~

持っていくモノそんなに多いの?

うちは、一軒家のアットホームな感じのとこなんで、連絡ノートと入浴したときの着替えくらいだよ。

でも、母はバック持たないとダメなタイプで、最低限チリ紙が入っているかどうか気にするのでハンカチとチリ紙は持たせてる。

(テイッシュじゃなくてチリ紙にしたの。ポケットティッシュは使い方が分からなくなってて、全部出しちゃうから)

以前行っていたアイリスは上履きが必要だったな~。



うちはしばらく大変だった。一時間かけて連れて行って貰ったこともあるくらい。

それと、病院のデイケアでは、母はなんでも出来てしまうほうだったので、工作とか塗り絵とか簡単すぎてばかばかしくおもっていたの。でも他の人のを手伝おうとすると制止させられる。じゃ、何かお手伝いを…っていうと、ゆっくりしててって言われて、手持ちぶさたで「じゃ、帰ります」って。

これって、今思うと、母が悪いのではなくて、デイのほうの対応がマズイと思うんだけど、すぐに帰ると言い出してプログラムに支障をきたすっていう判断された。でなんとなくやめてほしい…って感じに持って行かれた。

私としては、そういうおいやるような形ではなくて、そこのデイの在り方とうちの母は合わないってことをしっかり説明してくれた方がずっと親切だと思うんだよね。納得するし。

そんなことで病院のデイケアっていうのは、なかなかムズカシイなーと思う。

でも、デイサービスは基本的に、「お預かりしまよ」っていうスタンスだから。

私もデイ差へビスとデイケアの違いっていうのもよく知らないまま使っていたから、利用する前にもっと知識があればーって思う。



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