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エンジン製作

2011-04-23 20:56:08 | インポート

ロードスターのB6エンジンをハイコンプ仕様にして作成しています。

ヘッドは燃焼室機械加工&容積合わせと形状最適化加工に面研1mm!

仕上がりはこんな感じ!

Sn3o2126

加工したところは完璧ですが、

オイルラインやウォーターラインを確認するとバリだらけ。

ラッシュの油路もバリで半分ぐらいがつぶれている。

さすがマツダクオリティー・・・パワーチェックでもほぼ間違いなく

カタログ値を20パーセントほど下回っているのは

こうしたずさんな処理の積み重ねなんでしょうね。

ホンダエンジンでは絶対にありえないことです。

このあたりをきれいにして、バルブやバルブスプリングを組込み、

マルハのハイカムを組み込みます。

今回はラッシュを殺してソリッド化するので、

ラッシュ内部にまずは適当にシムを入れて仮組みします。

Sn3o2141

この状態でバルブクリアランスを測定して、全バルブのクリアランスが均一になるように

しかもすべて規定値の中に入るように、シムを計算します。

そして、カムを外してもう一度ラッシュも外してシムを交換して・・・と地味な作業が続きます。

ただ、これをサボるといいエンジンは出来ません。

今回は圧縮10.9でパンチのあるエンジンにしたいので、こうした基本的なところも

手を抜かずに組みつけてゆきます。

 

この車の後には、とんでもないオーダーが入る予定です。

NAのままで400PSを狙う、V型エンジンの作成です。

排気量アップはせずにヘッドとピストンを加工し圧縮比をあげ

ほーと言うような作用角のカムを回す予定です。

すでに圧縮比の計算や使用部品の選択、ピストンの加工量は決定していて

圧縮比13.0を狙います。

詳細はオーナーの許可と正式なオーダーを頂いてからですが

見積の段階から静かな闘志がメラメラで、設計するこちらも力が入ります。


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