薪ストーブ 修行僧

薪ストーブが欲しくなった。

インターネットで見るだけでも、薪ストーブの柔らかな暖かさが伝わってくる。

ただ、薪集めは大変らしく、薪を作ることがいやならやめたほうが良いと書いてある。薪作りをやってみて、薪ストーブ導入を決めようと思った。



家に都市ガスが入ったのは小学校に入学する頃だった。

それまでは、薪が家の熱源の全てだった。

春、雪の残っているうちにハルキ（春の薪取）が始まる。わたしも両親についていった。晩秋にはスギッパ拾い（焚付け用の枯れた杉の葉）があった。



ハルキの候補地を決め、役場に行って構成図をもらってきた。

これなら境界はおおむね分かる。

ところが、ほかにも我家所有の山林があるが境界どころか、位置すら分からないところがある。子供の頃行ったことがあるはずなのに。

こんなことでは、子供たちにとても引き継ぎができない。

我家には、祖父の境界覚書が残っているので、とりあえず整理をしてみようと思っている。



薪ストーブまでは、まだ相当遠い道のりのようだ。