禁煙のすゝめ～恐ろしい受動喫煙～

受動喫煙とは、喫煙者の吐く呼出煙、点火部から立ち上る副流煙を
非喫煙者が吸わされてしまうことです。

副流煙が最も身体に悪いことはよく知られていることですが、
実際、主流煙と比べて、どのくらい有害物質が含まれているのでしょう。

タール　３．４倍　ニコチン　２．８倍　一酸化炭素　４．７倍
ナフチルアミン(膀胱発癌物質)　３９．０倍　カドミウム(発癌物質・肺気腫)　３．６倍
ベンツピレン(発癌物質)　３．９倍　ニトロソアミン(発癌物質)　５２．０倍
アンモニア(粘膜刺激・毒性)　４６．０倍
ホルムアルデヒド(粘膜刺激・せん毛障害・咳反射)　５０．０倍

非喫煙者のべに～の場合、副流煙を吸うとすぐに、目や鼻が痛くなります。
これは、刺激物質が多く含まれているためです。
そして煙の充満した部屋に長くいると、頭痛が起きます。
これは、急性ニコチン中毒であります。

そしてがんや心疾患も起こりやすくなります。
一日２０本吸うという男性の妻の肺がん発症率は、夫が吸わない女性と比べて
１．９１倍となります。
ですから、喫煙者の夫より、
非喫煙者の妻の方が先に逝ってしまうことも少なくありません。

ベランダで吸う、換気扇の前で吸うなどしていても、
髪の毛や服に付着して運ばれますので、あまり意味がありません。
さらに、喫煙中でなくても、喫煙者の口から、たばこの成分が吐き出されている、
と言う可能性も近年指摘されています。

また、現在発売されている空気清浄機は、
たばこの有害物質までは除去できない、とのこと。
ですから、空気清浄機の前で喫煙すると、
逆に部屋中に有害物質をばら撒いてしまうことになるのです。

じゃぁ、軽いたばこなら、大丈夫？
いいえ、軽いたばこなどこの世にありません。

軽いたばこというのは、フィルターに穴を開けて、吸いやすくしているだけです。
その穴を塞いで吸えば、みんな同じということです。
つまりは、軽いたばこも、普通のたばこも、出ている副流煙は同じというわけです。

こうして喫煙するあなたは、愛する家族や親友、
信頼している同僚を、死に近づけているのです。

吸わないあなたも、「NO」ということが本当の愛情じゃないでしょうか？
自分にも、相手にも、地球にも。

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