バレー気ちがいの部屋

バレー大好き人間が“バレー気ちがい”になるべく日々過ごしています。色々な話題で盛り上がって行きたいと思います。

爪を鍛える

2015年02月26日 | Weblog
 たまにはバレーについて真面目に語りたいと思います。

 私は高校からセッターをしていますが、とにかく練習させられたのがロングパスでした。毎日何本も練習していると、人差し指の付け根が痛くてたまりませんでした。非力な私が遠くにボールを飛ばすには、体全体のバネを最大限に使い、手首を固めて指先を立て、ボールの中心を強く突くしかありませんでした。
 ボールは飛ぶようになったのですが、指先と爪の間が裂け、ボールに血を付けてしまうこともしばしばありました。それで、指先(人差し指と中指)には必ずテーピングをするよう心掛けるようになりました。今だから言えますが、毎日6時間目の授業中にテーピングを巻いていました。(授業後、すぐに練習の準備ができるようにしていました。すみません...)
 しかし、テーピングを巻くようになって気づいたのは、外した後に爪が柔らかくなり弱くなってきたことです。大相撲の遠藤ではないですが、テーピングに頼るのは良くないなと感じていました。特にセッターをしていると、指先の感覚はテーピングをしている時としていない時では、全く違います。さらに、爪を伸ばしている時と伸ばしていないときも同様です。何とかテーピングをしないで済むようにしたいなあと考えていると、野球のピッチャーのことを思い出しました。
 プロ野球のピッチャーは爪を大事にします。爪が割れれば投げることはできません。以前、あるピッチャーのドキュメント番組を見る機会がありました。そのピッチャーは、ボールを投げない時は絶えず人差し指と中指の爪先でボールをコンコンと音を立てて叩いていました。そうすることによって、爪が鍛えられて割れなくなるということでした。「これだ!」と思い、それから教室の机や床、あるいは壁を叩いて爪を鍛えるようにしました。おかげで爪が固くなりましたが。(残念ながら、爪と指の間は裂けることはありましたが...)
 よく“小手先でプレーするな!”と生徒に言っていますが、指先に神経を集中させてプレーすることは非常に大切だと思います。スパイクを打つ際、リキんで肩に力を入れると、肝心な手先が疎かになり、良い結果は生まれなくなってしまいます。高校時代に先生がよく、「スパイクは手首から先を意識して、打ったら手先を打った地点に持って行くようにしなさい!」とおっしゃっていました。ネット際のボールに対しても、指先をしっかり使って“つまむ”ことができるようになれば、プレーの幅も広がります。

 オーバーパスやスパイクのみならず、爪を鍛えておけば、力強さが生まれると思います。

 たまに、生徒に「爪でもスパイクを打てるようにしておけ!」と無理難題を課すこともあります(笑)

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1 コメント

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わかります! (みあび)
2019-01-20 20:08:21
私もバレー部でつめのあいだ裂けて
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