予告通りスカパー課題アニメ映画2018年1月号その③でございます。
といっても今回はおまけみたいなもんです。
『マジンガーZ対ドクターヘル』
前年の1973年12月30日に放送されたテレビ版第57話「Dr.ヘル日本占領」のブローアップ版(TV版の映像を劇場のスクリーンに調整した状態)。東映まんがまつりの一編として1974年3月16日に公開されました。
『マジンガーZ対デビルマン』に続く劇場公開されたマジンガーZとしては3本目の作品です。
簡単にテレビ版放送当時の劇場版についてまとめると・・・・。
①『マジンガーZ』1973年3月17日公開。テレビ版第5話「ゴーストマジンガー出現」のブローアップ版を上映。
②『マジンガーZ対デビルマン』1973年7月18日公開。劇場用オリジナル作品としては1作目。
③『マジンガーZ対ドクターヘル』1974年3月16日公開。テレビ版第57話「Dr.ヘル日本占領」のブローアップ版を上映。
④『マジンガーZ対暗黒大将軍』1974年7月25日公開。劇場用オリジナル作品としては2作目。
以上4本が劇場公開されました。もちろんすべて東映まんがまつりの一遍としてです。4本のうち2本がTV版のブローアップ版(ようは再放送みたいなもん)と、今では考えられないのですが、ビデオデッキの普及前の時代背景からこれでもよかったのでしょう。
あらすじ
超合金Zを手に入れたDr.ヘルは、これを使って機械獣バルモスQ7を建造。自ら陣頭指揮にあたり、マジンガーZを電磁網で捕獲した。丸裸になった光子力研究所、そしてマジンガーZの命運は!?
感想
あえてブローアップされた劇場版を観るくらいならTV版57話を観たほうがいいと思います。だって画像が上下で切れてて映像そのものがわかりにくくなってますからね・・・。
その他、劇場版で調整されたところはサブタイトルの映像が”マジンガーZ対ドクターヘル”に差し替えられていることだけですからね。
まぁ昔はこういうことしてたんだなぁ~って知るための作品でしかないでしょうね。
でも、TV版からこの話を選んできたのはナイス判断だと思います。
この第57話は奪われた超合金Zで作られた機械獣の登場、ドクターヘルに動きを封じられ捕まるマジンガーZ、新開発のバリアを破られ降伏を迫られる光子力研究所、ピストルで自決しようとする弓教授、とそんな絶望的な状況からの大逆転という盛りだくさんのエピソードだからです。
マジンガーZの活躍はもちろんのこと、アフロダイA、ボスボロットも見せ場がありますから子ども達が間違いなく喜んでくれるエピソードでしょうね。
それゆえになぜ超合金Zが奪われたのかの説明をいれるべきでしたね。TV版56話で超合金Zがドクターヘルたちに奪われるワケですが、簡単なダイジェストくらい作れたんじゃないか?
マジンガーZ 後期OP
劇場でこの歌を聞くだけで当時の子供たちは大興奮だったんでしょうね~。
肝心のお話の方にも触れておきましょう。
超合金Zを奪われたってところから物語が入るのは大目に見て、話は結構面白いと思います。
まず熱血単細胞の甲児くんが意外に頭を使って戦っていることに驚きます。だってスパロボの甲児くんしか知らないと”兜甲児は頭が悪い”と思い込んでしまいますからね。
それから時には反目しながらも最後はちゃんと協力するマジンガーZ側とあしゅら男爵が功を焦ってしまいドクターヘルの言いつけを守らず足並みを乱してしまう敵方との対比とかも上手い演出だと思います。
ロボットアクションでも物語序盤から飛び回るマジンガーZ、そして緊張感あふれる超合金Z製の機械獣との対決。やられ役のアフロダイAとギャグ担当のボスボロットの活躍(ギャグももちろん忘れてません)。
時間いっぱいにいろんな要素を詰め込んでいるものの破綻せずによくまとまっているですよ。40年以上の作品なんですが、結構楽しく観ることができました。
それでもね、ツッコむ所はいっぱいありますがね。一番はバルモスQ7の弱点が首と気づくシーン。
バルモスQ7は装甲を超合金Zに覆われているのでマジンガーZの攻撃を跳ね返してしまうんですが、全身すべてが超合金Z製ではないのです。なのに頭の兜を取り外して、なおかつその”兜”で攻撃しちゃうんです。マジンガーがむき出しの頭部に攻撃しようとしたら、その兜を急いで呼び戻して防御。それで気づかれてあえなく敗北しちゃうんです。
お前、アホやん!ていうかあしゅら男爵ともどもアホやん!!まぁ昔のロボットアニメの敵方ってのは得てしてこんなもんですケドね~。
今、この作品を見ようと思うとこのBOXしかないみたいですが、プレミアついて価格がめちゃくちゃなことに・・・。やっぱりスカパーで観た方がいいでしょうね。
放送局:東映チャンネル
放送日時:2018年1月1日(月)12:00~12:30
2018年1月6日(土)16:00~16:30
2018年1月13日(土)16:00~16:30
2018年1月27日(土)16:00~16:30
『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』予告編2
今の時代にTV版そのままの劇場公開したら顰蹙ものなんでしょうね~。新作期待しています。
スパロボの期待大なのですが、今回の記事を書くにあたってTV版も56話、57話以外にも数話観ました。元祖スーパーロボット・マジンガーZの面白さを再発見することができました。興味のある方はスパロボばっかりやってないで、その原点にも触れてみてはいかがでしょうか?
ところでスカパー・東映チャンネルでは1月に『グレートマジンガー対ゲッターロボ』、『グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突』も放送します。この機会にぜひ観てほしいものです。
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といっても今回はおまけみたいなもんです。
『マジンガーZ対ドクターヘル』
前年の1973年12月30日に放送されたテレビ版第57話「Dr.ヘル日本占領」のブローアップ版(TV版の映像を劇場のスクリーンに調整した状態)。東映まんがまつりの一編として1974年3月16日に公開されました。
『マジンガーZ対デビルマン』に続く劇場公開されたマジンガーZとしては3本目の作品です。
簡単にテレビ版放送当時の劇場版についてまとめると・・・・。
①『マジンガーZ』1973年3月17日公開。テレビ版第5話「ゴーストマジンガー出現」のブローアップ版を上映。
②『マジンガーZ対デビルマン』1973年7月18日公開。劇場用オリジナル作品としては1作目。
③『マジンガーZ対ドクターヘル』1974年3月16日公開。テレビ版第57話「Dr.ヘル日本占領」のブローアップ版を上映。
④『マジンガーZ対暗黒大将軍』1974年7月25日公開。劇場用オリジナル作品としては2作目。
以上4本が劇場公開されました。もちろんすべて東映まんがまつりの一遍としてです。4本のうち2本がTV版のブローアップ版(ようは再放送みたいなもん)と、今では考えられないのですが、ビデオデッキの普及前の時代背景からこれでもよかったのでしょう。
あらすじ
超合金Zを手に入れたDr.ヘルは、これを使って機械獣バルモスQ7を建造。自ら陣頭指揮にあたり、マジンガーZを電磁網で捕獲した。丸裸になった光子力研究所、そしてマジンガーZの命運は!?
感想
あえてブローアップされた劇場版を観るくらいならTV版57話を観たほうがいいと思います。だって画像が上下で切れてて映像そのものがわかりにくくなってますからね・・・。
その他、劇場版で調整されたところはサブタイトルの映像が”マジンガーZ対ドクターヘル”に差し替えられていることだけですからね。
まぁ昔はこういうことしてたんだなぁ~って知るための作品でしかないでしょうね。
でも、TV版からこの話を選んできたのはナイス判断だと思います。
この第57話は奪われた超合金Zで作られた機械獣の登場、ドクターヘルに動きを封じられ捕まるマジンガーZ、新開発のバリアを破られ降伏を迫られる光子力研究所、ピストルで自決しようとする弓教授、とそんな絶望的な状況からの大逆転という盛りだくさんのエピソードだからです。
マジンガーZの活躍はもちろんのこと、アフロダイA、ボスボロットも見せ場がありますから子ども達が間違いなく喜んでくれるエピソードでしょうね。
それゆえになぜ超合金Zが奪われたのかの説明をいれるべきでしたね。TV版56話で超合金Zがドクターヘルたちに奪われるワケですが、簡単なダイジェストくらい作れたんじゃないか?
マジンガーZ 後期OP
劇場でこの歌を聞くだけで当時の子供たちは大興奮だったんでしょうね~。
肝心のお話の方にも触れておきましょう。
超合金Zを奪われたってところから物語が入るのは大目に見て、話は結構面白いと思います。
まず熱血単細胞の甲児くんが意外に頭を使って戦っていることに驚きます。だってスパロボの甲児くんしか知らないと”兜甲児は頭が悪い”と思い込んでしまいますからね。
それから時には反目しながらも最後はちゃんと協力するマジンガーZ側とあしゅら男爵が功を焦ってしまいドクターヘルの言いつけを守らず足並みを乱してしまう敵方との対比とかも上手い演出だと思います。
ロボットアクションでも物語序盤から飛び回るマジンガーZ、そして緊張感あふれる超合金Z製の機械獣との対決。やられ役のアフロダイAとギャグ担当のボスボロットの活躍(ギャグももちろん忘れてません)。
時間いっぱいにいろんな要素を詰め込んでいるものの破綻せずによくまとまっているですよ。40年以上の作品なんですが、結構楽しく観ることができました。
それでもね、ツッコむ所はいっぱいありますがね。一番はバルモスQ7の弱点が首と気づくシーン。
バルモスQ7は装甲を超合金Zに覆われているのでマジンガーZの攻撃を跳ね返してしまうんですが、全身すべてが超合金Z製ではないのです。なのに頭の兜を取り外して、なおかつその”兜”で攻撃しちゃうんです。マジンガーがむき出しの頭部に攻撃しようとしたら、その兜を急いで呼び戻して防御。それで気づかれてあえなく敗北しちゃうんです。
お前、アホやん!ていうかあしゅら男爵ともどもアホやん!!まぁ昔のロボットアニメの敵方ってのは得てしてこんなもんですケドね~。
MAZINGER THE MOVIE Blu-ray 1973-1976 | |
石丸博也,田中亮一,野田圭一,神谷明,山田俊司 | |
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) |
今、この作品を見ようと思うとこのBOXしかないみたいですが、プレミアついて価格がめちゃくちゃなことに・・・。やっぱりスカパーで観た方がいいでしょうね。
放送局:東映チャンネル
放送日時:2018年1月1日(月)12:00~12:30
2018年1月6日(土)16:00~16:30
2018年1月13日(土)16:00~16:30
2018年1月27日(土)16:00~16:30
『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』予告編2
今の時代にTV版そのままの劇場公開したら顰蹙ものなんでしょうね~。新作期待しています。
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バンダイナムコエンターテインメント | |
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スパロボの期待大なのですが、今回の記事を書くにあたってTV版も56話、57話以外にも数話観ました。元祖スーパーロボット・マジンガーZの面白さを再発見することができました。興味のある方はスパロボばっかりやってないで、その原点にも触れてみてはいかがでしょうか?
ところでスカパー・東映チャンネルでは1月に『グレートマジンガー対ゲッターロボ』、『グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突』も放送します。この機会にぜひ観てほしいものです。
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