『マイティファイナルファイト(1993)』
どんなゲーム?
1993年6月11日にカプコンより発売されたファミリーコンピュータ用ベルトスクロールアクションゲームです。同社発売の『ファイナルファイト』をベースにファミコン向けに様々なアレンジを加えています。
大きなアレンジとしてはキャラが2頭身にデフォルメされコミカルになったこと。そして経験値によるレベルアップによる成長要素が取り入れられたことが挙げられます。
なお経験値は敵によって決まっているわけではなく、例えば膝蹴りの三度目で6ポイント獲得、ジャンキックだと1ポイント獲得といった倒した技によって決まるというシステムとなっています。
2014年1月29日からニンテンドー3DS、2015年2月10日からWii Uのバーチャルコンソールで配信されています。今回は3DS版のVCで遊んでいます。
パンチ、投げ、キック、必殺技を駆使しつつ戦いながらステージを進めていくのは本家のアーケード版『ファイナルファイト』と変わらないものの、レベルアップで覚えるコマンド入力式の必殺技の存在など本家の持ち味を残しつつ別の味わいを持たせています。
低いマシンスペックのため敵キャラが2体までしか表示されず、そのためか二人同時プレイは不可能な仕様になっています。
使用できるキャラはアーケード版と同じくコーディー、ハガー、ガイの3人。バランスタイプのコーディー、パワータイプのハガー、スピードタイプのガイと各キャラの特徴も本家と変わらずです。
また、それに加え本作では次レベルに到達するまでに必要な経験値の量(ガイ、コーディー、ハガーの順で必要経験値が多く設定されています)がキャラごとに異なる特徴が追加されています。
そのためガイ、コーディーはレベル1から開始なのに対してハガーはレベル3からのスタートとなります。
ステージ構成は全5ラウンド。本家とはステージ構成が異なり、エディ.Eとロレントは登場しません。またステージボスとのバトル開始前にコミカルな会話が挿入され、会話のやりとりによってはプレイヤーに有利な条件でバトルをスタートできるようになっています。
ラウンド1のボス・ダムドは会話次第で勝手に凹んでダメージを受けます(笑)。この他、本家のボスキャラたちもコミカルにアレンジされています。
どんなストーリー?
巨大都市メトロシティ。そこの市⻑マイク=ハガーの娘、ジェシカは飛び抜けた美しさと屈託の無い明るさで街の人たちの心の支えになっていた。だが、そんな彼女を自分一人のものにしようと企む者がいることに気付いた人間はまだ誰もいなかった。
??? 「愛しのジェシカちゃんが私のものとなるのも当然の事なのだよ…」
数日後…。ハガーの元にジェシカが何者かにさらわれたとの報せが!
ハガー 「なにー!? ジェシカがさらわれただと! やい、コーディー! お前の仕業か!」
コーディー「な、何バカなことを言ってんだよ! こんな事をするのはマッドギアの奴らしかいないぜ! なあ、ガイ!」
ガイ 「さ、然様! 一刻も早くお助けしなければ、大変なことに!」
ハガー 「話は決まった! 早速娘を助けに出発だ!」
こうして三人の愛を賭けた戦いが始まったのであった。
感想
コミカルにアレンジされているからと舐めてかかるとヤケドしちゃうゲームでした。
経験値による成長システム、レベルアップで体力全回復など救済策もあるなど多少優しい仕様になってはいるもののザコ敵の攻撃力もバカにできない威力だし、ボスも相変わらずの凶悪さ・・・。
ワタクシは本家でも日本刀を振り回すソドムを苦手としているのですが、本作では三兄弟で何度も出てくるんですよぉ~。
これにはさすがにまいりました。それでも3DSのまるごと保存機能でボス戦の直前でセーブして繰り返しプレイすることでなんとか撃退できました。
それにしても本作は『ファイナルファイト』というゲームをうまくファミコンへ落とし込んでいる作品だと思いましたね。本家最大の魅力である敵を拳でぶちのめしていく爽快感をちゃんと再現できていますからね。
ファミコンのスペックを考えれば本家をそのまま移植できなことは明白で、キャラを二頭身にしコミカルにアレンジして、もはや見た目は別ゲームなのに本家のその良さが損なわれてないのは驚きです。
それは操作性の良さからくるものだと思います。プレイヤーにストレスを与えない快適な操作性は本家と同等の爽快感を生み出し楽しませてくれました。
マイティファイナルファイト プレイ映像
見た目以上に良くできたゲームだと思いますが、しんどいポイントがないワケではありません。
こちらの攻撃をガードしてくるベレー帽の敵が頻出してきて本当に困りました。これは敵キャラが同時に2体しか出せないからだと思いますが対処するのが面倒くさすぎました。
それから経験値について。獲得できる経験値が倒した技によって決まるというのが意外にくせ者でしたね~。
アクション苦手のワタクシとしては一番獲得ポイントの少ないジャンプキックで敵を倒すことが多く、ゲームクリアまでにレベルを最大まで上げることができませんでした。
登場する敵キャラの最大数が決まっているので、このシステムは仕方ないとは思いますが、もうちょっと経験値を貯めやすいようにして欲しかったですね~。
ラスボスのベルガーです。なぜかサイボーグに設定変更されていました。
ロケットパンチなど強力な攻撃をしてくるのですが、動きのパターンが単調すぎて他のボスより弱く感じました。
本家と比べると随分違うからこそ小さいお子さんやバイオレンスな世界観が苦手な人も安心して楽しめると思います。
ファミコン晩年期に発売されたゲームということもあってカセットは少し高めの値段設定ですね~。さらに安価に手軽に遊びたいならバーチャルコンソールをオススメします。
関連記事⇒レトロゲーム探訪#8『ファイナルファイト(1990:SFC版)』
ということで今回はここまで、次回乞うご期待!
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1993年6月11日にカプコンより発売されたファミリーコンピュータ用ベルトスクロールアクションゲームです。同社発売の『ファイナルファイト』をベースにファミコン向けに様々なアレンジを加えています。
大きなアレンジとしてはキャラが2頭身にデフォルメされコミカルになったこと。そして経験値によるレベルアップによる成長要素が取り入れられたことが挙げられます。
なお経験値は敵によって決まっているわけではなく、例えば膝蹴りの三度目で6ポイント獲得、ジャンキックだと1ポイント獲得といった倒した技によって決まるというシステムとなっています。
2014年1月29日からニンテンドー3DS、2015年2月10日からWii Uのバーチャルコンソールで配信されています。今回は3DS版のVCで遊んでいます。
パンチ、投げ、キック、必殺技を駆使しつつ戦いながらステージを進めていくのは本家のアーケード版『ファイナルファイト』と変わらないものの、レベルアップで覚えるコマンド入力式の必殺技の存在など本家の持ち味を残しつつ別の味わいを持たせています。
低いマシンスペックのため敵キャラが2体までしか表示されず、そのためか二人同時プレイは不可能な仕様になっています。
使用できるキャラはアーケード版と同じくコーディー、ハガー、ガイの3人。バランスタイプのコーディー、パワータイプのハガー、スピードタイプのガイと各キャラの特徴も本家と変わらずです。
また、それに加え本作では次レベルに到達するまでに必要な経験値の量(ガイ、コーディー、ハガーの順で必要経験値が多く設定されています)がキャラごとに異なる特徴が追加されています。
そのためガイ、コーディーはレベル1から開始なのに対してハガーはレベル3からのスタートとなります。
ステージ構成は全5ラウンド。本家とはステージ構成が異なり、エディ.Eとロレントは登場しません。またステージボスとのバトル開始前にコミカルな会話が挿入され、会話のやりとりによってはプレイヤーに有利な条件でバトルをスタートできるようになっています。
ラウンド1のボス・ダムドは会話次第で勝手に凹んでダメージを受けます(笑)。この他、本家のボスキャラたちもコミカルにアレンジされています。
どんなストーリー?
巨大都市メトロシティ。そこの市⻑マイク=ハガーの娘、ジェシカは飛び抜けた美しさと屈託の無い明るさで街の人たちの心の支えになっていた。だが、そんな彼女を自分一人のものにしようと企む者がいることに気付いた人間はまだ誰もいなかった。
??? 「愛しのジェシカちゃんが私のものとなるのも当然の事なのだよ…」
数日後…。ハガーの元にジェシカが何者かにさらわれたとの報せが!
ハガー 「なにー!? ジェシカがさらわれただと! やい、コーディー! お前の仕業か!」
コーディー「な、何バカなことを言ってんだよ! こんな事をするのはマッドギアの奴らしかいないぜ! なあ、ガイ!」
ガイ 「さ、然様! 一刻も早くお助けしなければ、大変なことに!」
ハガー 「話は決まった! 早速娘を助けに出発だ!」
こうして三人の愛を賭けた戦いが始まったのであった。
感想
コミカルにアレンジされているからと舐めてかかるとヤケドしちゃうゲームでした。
経験値による成長システム、レベルアップで体力全回復など救済策もあるなど多少優しい仕様になってはいるもののザコ敵の攻撃力もバカにできない威力だし、ボスも相変わらずの凶悪さ・・・。
ワタクシは本家でも日本刀を振り回すソドムを苦手としているのですが、本作では三兄弟で何度も出てくるんですよぉ~。
これにはさすがにまいりました。それでも3DSのまるごと保存機能でボス戦の直前でセーブして繰り返しプレイすることでなんとか撃退できました。
それにしても本作は『ファイナルファイト』というゲームをうまくファミコンへ落とし込んでいる作品だと思いましたね。本家最大の魅力である敵を拳でぶちのめしていく爽快感をちゃんと再現できていますからね。
ファミコンのスペックを考えれば本家をそのまま移植できなことは明白で、キャラを二頭身にしコミカルにアレンジして、もはや見た目は別ゲームなのに本家のその良さが損なわれてないのは驚きです。
それは操作性の良さからくるものだと思います。プレイヤーにストレスを与えない快適な操作性は本家と同等の爽快感を生み出し楽しませてくれました。
マイティファイナルファイト プレイ映像
見た目以上に良くできたゲームだと思いますが、しんどいポイントがないワケではありません。
こちらの攻撃をガードしてくるベレー帽の敵が頻出してきて本当に困りました。これは敵キャラが同時に2体しか出せないからだと思いますが対処するのが面倒くさすぎました。
それから経験値について。獲得できる経験値が倒した技によって決まるというのが意外にくせ者でしたね~。
アクション苦手のワタクシとしては一番獲得ポイントの少ないジャンプキックで敵を倒すことが多く、ゲームクリアまでにレベルを最大まで上げることができませんでした。
登場する敵キャラの最大数が決まっているので、このシステムは仕方ないとは思いますが、もうちょっと経験値を貯めやすいようにして欲しかったですね~。
ラスボスのベルガーです。なぜかサイボーグに設定変更されていました。
ロケットパンチなど強力な攻撃をしてくるのですが、動きのパターンが単調すぎて他のボスより弱く感じました。
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マイティファイナルファイト [3DSで遊べるファミリーコンピュータソフト][オンラインコード] | |
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本家と比べると随分違うからこそ小さいお子さんやバイオレンスな世界観が苦手な人も安心して楽しめると思います。
ファミコン晩年期に発売されたゲームということもあってカセットは少し高めの値段設定ですね~。さらに安価に手軽に遊びたいならバーチャルコンソールをオススメします。
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ということで今回はここまで、次回乞うご期待!
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