もちろん家計は火の車

読書と映画、クルマにゲーム……いろんなものを愛しつつ、怠惰な日常を送るオッサンのつぶやき。

“オカルト版・公共事業”という切り口が笑える一冊……『オカルトゼネコン 富田林組』

2010年07月04日 | 
このところ、わりと時間に余裕のある生活が続いており、 連日“読書三昧”という幸せな日々を送ってたりする(う~ん、素晴らしい!)。 ……というわけなので、これから何回かに分けて、 ここ最近に読んだ本の感想など、書いていくこととしたい。 で、まずは第一弾。 『オカルトゼネコン 富田林組(とんだばやしぐみ)』(蒲原二郎・著、産業編集センター・刊)。 この本、“第10回ボイルドエッグズ新人賞受賞作”というキャッチコピーで分かるとおり、 ぶっちゃけ、あまり知名度の高くない新人作家=蒲原二郎のデビュー作である。 帯のキャッチコピーにあるとおり「リーマン・ショック小説」という触れ込みだが、 もちろん、エリート・ビジネスマンが主役の国際金融小説……であるワケがない(笑)。 「サラリーマン(=リーマン)が、すごいショックを受ける小説」、それが本書である(なんだよ、そりゃw)。 とにかく本書の場合、 . . . 本文を読む
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