え~それでは、映画『2012』の感想、続きです。
前回、人類生き残りをかけて壮大なスケールで行われる
“ある計画”を「どのように評価し、描くか」という部分で、
この映画は「軸足が定まっていない」と、ま、このようなお話をしました。
その計画ってのは、要するに……
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ようやっと見てきましたよ、ウワサの『2012』。
かの『インデペンデンス・デイ』で地球をエイリアンに襲わせ、
『デイ・アフター・トゥモロー』では地球を凍りつかせた
“地球ブッ壊し番長”=ローランド・エメリッヒの監督作品らしく、
一言でいえば「すんごいスペクタクルでした!!」ってことになるのかな……。
地震・津波に火山の噴火、さらに加えて
その他もろもろを惜しげもなくトッピング……と、
とにかく“地球がブッ壊れていくさま”を . . . 本文を読む
久々の旅行で、「な~んもしない時間」というヤツを
すごしてまいりました。
まさに「お湯の流れに身を任せ……」ってな感じで、
温泉三昧の三日間。あ~極楽極楽(笑)。
というわけで、気を取り直して、またまた映画の話なんぞを。
「2009年・男がいちばん泣ける映画」との話を聞いて、
クリント・イーストウッドの『グラン・トリノ』のDVD、観ました。
う~ん、たしかに泣けるわ、この映画。
クリント・イーストウッドというオッサン(←いい意味で)は、
何というか、極めて“日本人的な感性”をしているんではないか、と思いました。
ほら、「わざわざ口に出しては言わないけど、
分かる人には分かる」っていう、「不器用さをよしとする」価値観 . . . 本文を読む
え~、長いこと引っ張っちゃってます
映画『REC/レック2』論ですが、完結編です。
ウソじゃありません、今回で終わりますってば!!
前回(中)では、今回の『REC/レック2』は
思いっきり“オカルト路線”にシフトして作られてるけど、
それってどうなのよ? ……ってとこまで、お話しました。
実際、この選択によって、今回の『REC/レック2』という作品、
とにかく矛盾点、ツッコミどころ満載になってしまってると思うわけです。
それも、致命的なくらいに……。 . . . 本文を読む
で、映画『REC/レック2』の感想、続きです。
……っていうか、自分で書いてて思うけど、
長いよコレ(笑)。ま、いいか。
え~、前作『REC/レック』では、
映画の中に“オカルト的要素”と“疑似科学的要素”の
両方を絶妙のバランスで取り入れていたのが
成功の秘訣では? ……っていう話でした。
この「バランスよく」ってのがポイントで、
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ちょっと前の話ですが、見てきましたよ、映画『REC/レック2』。
前作『REC/レック』は、大の“ゾンビ映画好き”の自分の中でも
お気に入りで、劇場で2回見た上で、DVDも買ったんだよね。
勢いに乗って、劇場公開をすっ飛ばしてDVDスルーとなった
(その時点で“地雷”確定っぽですが)
ハリウッド版『REC/レック』のDVDも購入して、
案の定、こっちはひどく後悔したんだけど
(ま、お布施と割り切りましたけどネ……)。 . . . 本文を読む
イタリアン・ホラーの巨匠として名高いD・アルジェントの名作『サスペリア』が、ついにDVD化されました。公開時、「決して、ひとりでは見ないでください」……という伝説的名キャッチで、日本でも大ヒットしたこの映画。いま見ても、全然古びてないところがステキです。
赤や緑といった極彩色の照明を多用するライティング、ロメロの『ゾンビ』でも知られる“ゴブリン”による音楽、恐怖におののくヒロイン=ジェシカ・ハ . . . 本文を読む
このところBlogへのエントリが途切れがちですが、そ~です、仕事がひとヤマ越えてヒマになった途端、いろいろと遊び回ってるからなんです。本日は、例の「パンパンに膨らんだディパック(←これを“四次元ディパック”と命名)」がトレードマークの映画道師匠と、『SW エピソードIII』と『バットマン ビギンズ』のハシゴ。先日の『戦国自衛隊』&『リング2』とは違い、本日は両方ともアタリ! どっちも甲乙つけがた . . . 本文を読む
ここ最近、ちょっと事情があってホラー映画を見まくる日々が続いている。“ホラー”といえば大好きなジャンルだけに、主要作品は「見ろ!」と言われなくても、自宅にDVDがあったりする状況。そんなわけで、今回の作業は、言ってみれば、私の“ホラー映画歴”から抜け落ちた空白を埋めていくようなもの。見たことのなかった小品ばかりを集中的に鑑賞してるわけで、それはそれで、なかなか楽しい作業だったりする。
中でも収 . . . 本文を読む
さて、昨日のエントリの続き。『モーターサイクル・ダイアリーズ』について、雑誌『週刊SPA!』に載っていた映画評が、なんだかとっても私の感じたことと似ていて、親近感すら覚えてしまった……って話でしたな。
その映画評を書いたライターの村上章氏は、この映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』のことを評価しつつ、概要、こんなことを書いてます。いわく「『モーターサイクル・ダイアリーズ』を観ると、落ち込まず . . . 本文を読む
映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』を見た。……というか、見たのはけっこう前なんだけど、いろいろと思うところがありすぎて、この作品については「今までなんとなく語ることができずにいた」というのが正直なところ。
本作『モーターサイクル・ダイアリーズ』は、一時期、各方面で話題になっていたロードムービーである。ベタに説明してしまえば、「“キューバ革命の英雄”チェ・ゲバラの、若き日の自分探しの旅を描く . . . 本文を読む
『リング』だ『呪怨』だと、全米でブイブイいわせてる勢いの和製ホラー映画ブーム(いわゆる“Jホラー”ってヤツですな)。その源流に位置づけられる作品が、中田秀夫の『女優霊』だと思っているが、この『女優霊』が昨日(というか、今日の未明)テレビ東京で放映されていた。午前2時過ぎからのオンエアと、リアルタイムで見るにはキツイ時間帯だったが、がんばって付き合ってしまった(笑)。
それにしても、この『女優霊 . . . 本文を読む
なんだかガラにもなくお洒落に過ごした昨日とはうって変わり、本日は私のオタッキー趣味全開の1日。映画について語らせたら止まらない某師匠とともに、『戦国自衛隊1549』『ザ・リング2』と、映画2本のハシゴであります。待ち合わせ場所に行くと、そこには、(何が入っているのか)はちきれんばかりに膨らんだリュックを背負った師匠の姿が……。う~ん落ち着く。やっぱり私は、こっちの惑星の住人なのかもしれない(笑) . . . 本文を読む
シャマランといえば、『シックス・センス』で知られる映画監督である。最近では『ヴィレッジ』あたりで語られることが多いのかな。なんにせよ、創作方面の仕事に携わる知り合いの多く(といっても知り合い多くないんだけどさ・笑)が、一時期やたらとシャマランについて語っていたのを覚えている。で、そういう展開のとき、私はといえば適当に調子を合わせたりしていた。実は、シャマランの映画って、1本も見たことがなかったの . . . 本文を読む