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日光は数年前に思い立ってあの歌謡曲の作曲家船村徹記念館を訪ねて以来である。あの時は外観はともかく館内がスカスカでがっかりした思いがある。そういえば、その後春先にその世界でよくコンビを組んだ山口県周防大島にある星野哲郎記念館も行った。あれは良かった。立地も良いし海に面し、多分、建設の展示と今後の客寄せの展開を考えたコンセプトが良かったのだろう。
日光植物園へは紅葉鑑賞目的の混む車列の中で、わたしは相変わらずの地理音痴で、懸命にナビを駆使したにも関わらず、最後には迷いに迷い地元の日光警察署に聞いて、何とか11時30分過ぎに着いた。わたしは朝6時18分に福島のいわき市のアパートをでたのだ、応対してくれた20代後半の若い警察官の快活で憐れむような応対が印象に残る。ここを見た後はげんなりしたもので、どこにも寄らず一直線に帰宅した。
それでもコロナ禍明けの今の時期、同じ国道沿いに日光東照宮があって観光客が多く見かける、ここは関東の成田や羽田空港から近いせいか外国人が溢れていた。
ここは、本園ではナーセリー(圃場)があったり入園客のスペースがあり広くフラットであったが、日光植物園は斜面地で背後に急流、水量が多く巨岩がゴロゴロしている大谷川がありしかもその川の支流が横断しているのだ、それはなんだか景勝地ふう、湧水もそこかしこに存在する。それに地元の名士の屋敷跡を併合した敷地が範囲であった。
落葉樹林が過半でカツラ、お目当てのヒロハカツラ、カラマツなどの巨木は葉を散らし、時期としては遅かった。ここでは成木となった落葉性ツツジ群と珍しいハンカチノキの果実の画像をアップする。
また、次いで、一本のナツツバキの紅葉があまりにも見事なのでアップする。それにこの植物園で播種し育成されたブナ林を追記する。
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分かりづらいかもしれないが、落葉性ツツジにはコハウチワカエデ・ヤマツツジ・シロヤシオ・アカヤシオ・トウゴクミツバツツジがある。
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ハンカチノキは、当日、曇り空のせいとわたしの未熟なカメラテクニックにより見ずらいが、小さなイチジク状のグレイがかってぶら下がっているのが果実になる。
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以上、ナツツバキです。関東育ちのわたしにとって単純に箱根山中に自生するヒメシャラと同じものととらえていたが、当地ではヒメシャラは育たず、このナツツバキが良く育ち紅葉が幹肌の色とマッチして鑑賞的に映える。実を言うと、わたしの業務のなかで福島県の浜通りにあたる当地の街路樹候補として計画している。
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育成されたブナ(ホンブナ)林です。福島の阿武隈山地とか宮城あたりの山中に見かけるイヌブナとは全く異なる。