うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

キクイモ(菊芋)を買い求める

2011年03月03日 05時37分54秒 | わたしの日常です。

この間、前から目を付けておいたキクイモを買い求める。日本名では、菊芋というが、似ているのは黄色い花びらのみだろうか。これは 花笠菊 や オオハンゴンソウ(大反魂草) の仲間かな、ということは ルドベキア と親戚か、もちろんれっきとした、キク科の野菜である。

 いつも利用する地下鉄の駅の改札口のそばに、千葉県の野菜を広めに取って売っているスペースがある。ほとんどが千葉県内では銘柄米で知られる、成田の隣町多古町の農産物だ。そこでは、勤め帰りの若い女性や年配の客が品物を手にとって見て買い求めていく。産直方式で、新鮮なのがいいのだろう。わたしも、以前から目をつけておいたキクイモを380円で購入する。イモ類として決して安くはない。これはあまりつくられていなくて珍しいもので、小芋ぐらいの大きさで食感がしゃきしゃきして食べやすく生食も可能だ。煮たり炒めたりせず、味噌漬にすると良さそう。血圧降下とかの薬効もあるとされる。救荒食の扱いで、たしか、アメリカからの強健な帰化種で戦後の食料困難の時代に広まったと聞く。栽培しやすいが、1.5から2.0m以上の草丈になる大型の宿根作物であり耕作の場所をとる。わたしは、初めて、試しに大型のビニールポットで一部を植え付けるつもりだ。

 もうひとつの話をすると、昔、これは夏の暑い盛りの旧盆の頃には盆花にもしたもので、背高で群れて咲き、中くらいのすっきりした一重の黄花をつける。農家の庭先や草地、雑種地など、それをマッスの光景で見れば遠目でも目立つ。わたしにとっては東北の田舎での小さい時代の郷愁を呼ぶ植物である。

       

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