うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

珍しい街路樹--タラヨウとフェイジョア

2009年03月01日 07時09分18秒 | ランドスケープデザイン
 画像は二月中旬の曇天の正午近くのものである。
 今回は、珍しい県道の街路樹を紹介する。
 場所は千葉県習志野市内、JR京葉線の駅近くで見かけた。ここは以前は海でその後に埋め立てされた地域である。土地の用途利用をみると、ここには会社、工場、倉庫群もあるが、一部に文教ゾーンが広がる。かつて(昭和56年頃?)、日本住宅公団(今のUR・都市再生機構)が都市づくりをおこない、植栽計画も担当したとされる。それに先立って、耐潮性の試験植栽をして街路樹の樹種を決めた。と、地元の造園会社の古参の幹部に教わった。
 しかしそれならそれで、市民としてはあるいは納税者としては言いたいのは、試験植栽のデータを公開してほしかった。それが公共の仕事の宿命だ。その時期はちょうど、わたしが民間の開発計画 『天王洲アイルPT』 で悪戦苦闘していたころ以前である。当時は現地踏査とともに技術情報・資料を耳目と足を使って渉猟したのだが、東大農学部本間教授の論文、東京都港湾局の技術資料しかなかったものだ。

 ともあれ、深山性の常緑の日本原産の稀少種タラヨウに、亜熱帯性の外国樹種のフェイジョアの構成する街路樹、植樹帯はもの珍しい。だがその後の管理である、タラヨウの骨格剪定とフェイジョアの整形的な刈り込みはおかしいだろう。
 しかし、である。今でもそうだが、この樹木は、生長も早い方ではなく入手難で樹木価格は高価である。ついでに、苦言を呈するがもう少し配植プランおよび費用対効果を考えてほしかった。



 

 お問い合わせ、ご質問に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
        
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こちらも・・・

blogram投票ボタン