【面接での一悶着】

今日、総務のチーフが休みだったので
久しぶりに中途採用枠の面接を代行した。
かなりパンチ効いてたので即、却下。
有り得ないですホント。
電話での問い合わせに”服装は自由”と
伝えたらしいが、ＴＰＯを理解できない
らしく、ホットパンツ姿で現れた彼女は

「前職もＩＴ関係でした（ただの受付業務）」
「給料は月３０万以上は欲しいです」
「残業はしません」
「有給は初年度、何日支給されますか」
「旅行へ行くので４月５日まで出社できません」

権利の確認と主張ばかりを一方的に５分程
話していました。不思議な事に内容とは
裏腹に一度もこちらを見ず、絶えず斜め下を
向いていました。

「色々と心配は不要です。採用しませんから」

と履歴書をその場で返しました。
すると彼女は初めてコチラを向いて

「じゃ、今日の交通費下さいよ！」
とキレました。

ため息が漏れ出たが、気を取り直し
「弊社側が是非にと無理強いして御足労
願った覚えは無いです。あなたが採用を
希望して、エントリーなさったのでしょう。
キャバクラの面接ではありませんから、
弊社では、面接時の交通費支給は行って
おりません。」

で、その後、出てきた言葉は
「はぁ？フツー出ますよ！！」

結局、この捨て台詞を最後に彼女は
憤慨したまま出て行った。
同席していた総務の社員がバツ悪そうに
「すみませんでした。電話の感じでは、
至ってフツーの方だったので」と謝罪するので
面接までのプロセスを変更する様に促した。

最近の人が多用する”フツー”ってのが
どうも好きになれない。
何処かで仕入れてきた情報を鵜呑みにし、
それを自分基準＝一般基準とし、該当範囲を
広げて言葉をすり替え”フツー（普通）”と
言いまわす。だから、”フツー”と発言する
時には、”当然”という意味が込められている
事が多い。一般常識には無頓着なのに、権利を
主張する時だけ、一般論者となる若者を見て
理解に苦しむわぁ。