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今日はDSLの話題

2008年07月31日 22時35分30秒 | ブローバンド
ADSL回線のホールセール業務を行って
いる、イー・アクセスとアッカ・ネット
ワークスがDSL設備の譲渡、保守・バック
ヤード業務の統合を含む、業務と資本の
提携を発表した。

今年の9月1日に、イー・アクセスのDSL
設備をアッカに33億円で譲渡し、回線
設備の保守・運用やレンタルモデムなど
の端末物流、カスタマーサポートなどの
バックエンド業務をアッカが一元的に行い
効率化を図る。イー・アクセスのサービス
はアッカに設備使用料を払う事により継続。

業務の統合はバックエンドのみで、両社が
展開するDSL/FTTH/MVNO事業のサー
ビスとビジネススキームは当面の間、現状
を維持するという。つまり連結子会社化
以降も社名やブランド、経営体制などを
現行通りということになる。

DSL市場シェアは、両社合計で22%となり
NTT東西のシェアを個別に見た場合では
ソフトバンクBBの37.8%に次ぐ第2位の
規模になる。
アッカの須山社長は「バックエンド業務の
シナジー効果で得られた利益を新規顧客獲得
のために活用したい」と発言。「市場全体は
減少傾向にあるが、当面は1000万規模は続く」
と述べ、「2010年までにシェア30%を目指
したい」とした。


ここからは、個人的見解。

以前から私は、この2社はどういう形であれ
一緒になるべきだと考えていたのだがまさか
このような形で、資本提携になるとは。
同日に、NTTコミュニケーションが持って
いるアッカ株を、株主第3位のイグナイトに
譲渡する発表があったが提携は今後も継続
するという発言もあり、ある程度期待が
感じられた。

光にシェアが奪われる中で、DSLの生き残り
を賭けた戦いがこのような形で出てきている。
NTTの営業は他社エリア外で、かつ自社の光
もエリア外の地域での受付に留めている。
(と、私はそう感じている)
KDDIも光サービスを展開しているが、全国的
に見てもADSLがまだ幅を利かせているはず。
直収回線もある事を考えると、無視出来ない
問題なのは間違いない。

2010年の1000万回線、そのシェアがどんな
構図になっているか生温かく見守る事にしよう。




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