現在オンラインで公開されている日本語聖書は次の五つだけです。
①口語訳聖書(新約および旧約)
http://bit.ly/1UzWDLz
②文語訳旧約聖書
http://bit.ly/2dFqRCa
③文語訳新約聖書
http://bit.ly/2cYVRu8
④新世界訳聖書(エホバの証人)
http://bit.ly/2cYTzLb
オンラインで利用できる「新共同訳聖書」や「新改訳聖書」はありません。
日本語の聖書の著作権 出典→http://bit.ly/2dMxRNf
著作権に縛られず使える聖書の朗読の制作にあたり、日本語の聖書の著作権について少しばかり調べた事を書いておく。情報の足りない部分や、間違いがあれば教えていただきたい。
詳しくない人からすれば、神のみ言葉に著作権というのは意外さもあると思うが、翻訳である限り行使のいかんに関わらず著作権は誰かに帰属する。引用や朗読の際にいざこざの無い様にしたい。
現在最も使われている新共同訳は財団法人 日本聖書協会が著作権を有しており、引用する際にいくつかの規定を設けてある。そしてその規定の中に、ホームページへの聖書の引用についてというのがあり、引用は250節以内(下位ディレクトリ全体を含む)
と書いてある。これはマタイによる福音書を最初から数えて、第8章第6節「主よ、わたしの僕が中風で家に寝込んで、ひどく苦しんでいます」と言った。
までである。とてもじゃないが、これは朗読において実用的な数ではない。聖書本文検索で一応読めるが、面倒くさいし読み辛い。
口語訳聖書も日本聖書協会が著作権を有していたが、新約は1954年、旧約は1955年の公表から50年経過したため、著作権が消滅した(著作権の保護期間は著作者の死後50年までであるが、聖書の翻訳者が団体名義であるため公表日から50年となるため)。口語訳「聖書」新約および旧約/文語訳(大正改訳)/ラゲ訳に掲載されている。
新改訳聖書は新改訳聖書刊行会が著作権を有し、聖句の引用について引用聖句は250節以内(表示、非表示に限らず、ネット上、ソフト上などに掲載するテキストデータすべてを含みます)
とある。こちらも250節だが、これはなんか根拠がある数字なんだろうか。
エホバの証人の方が使う新世界訳聖書は新世界訳聖書翻訳委員会によって翻訳されたらしいが、エホバの証人のサイトを見ても権利関係や規定なんかが見当たらない。インターネットで聖書をお読みになれます:「新世界訳聖書」に全文が公開されているし、世界的な組織を持つエホバの証人には朗読のMP3やAACが配布されている。神のみ言葉を伝えると言う使命に真摯なこの態度は、日本聖書協会も見習って欲しいところ。
電網聖書は完全に自由な利用を目的とした,現代日本語による聖書の新しい翻訳
なので、引用や複製に制限が無い。私自身の目的とも合致しているが、残念ながら訳されていない部分を残したまま2002年から更新が止まっている。
リビングバイブルは誰が日本語に訳したのだろう。権利もろもろ色々と謎。聖書 - リビングバイブル 【旧新約】- Online Version in PDFで読める。意訳されているので解り易い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます