「あまありき」と読む。全国あまたの駅の中でも、かなり難読・珍名と言えるだろう。駅がある地域の地名が海士有木。市民ですら読めそうで、読めない。

 国内屈指の京葉臨海工業地帯を擁する千葉県市原市だが、昔は塩田が広がっていた。住民の生活が海に関わりのあった海士村(あまそん・あまむら)と、この辺りにあった蟻木城(ありきじょう)に由来する有木村(ありきむら)とが合併し、かくも珍しい名になったとみられる。

 「地名は地域の歴史の証言。たとえ難読でも、小湊鉄道は地域を尊重して駅名にしたのでしょう」。鉄道創業と同じ1917年生まれの郷土作家、遠山あき(とおやまあき)さん(97)はそうみる。

 戦後、教員を辞めて農業に従事。列車は違う世界とふれ合える唯一の手段だった。鉄道員と親しくなるうちに、当時の会長から社史を書くよう頼まれ、「小湊鉄道の今昔」にまとめた。生き字引的な存在だ。

 その遠山さんによると、近くの海士山泰安寺(あまさんたいあんじ)は1544(天文13)年の開基で、蟻木城が構えられたのも戦国時代。「500年もさかのぼる歴史を秘めた地名。大切にしてほしい」

 ちなみにもうひとつ、難読駅がある。11駅先の飯給で、「いたぶ」と読む。
(石平道典)

 

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活動の思い出

1 ユー・アイ久楽部 (ボランティア活動)
 2001年10月10日~2010年6月8日 (病気のため休会・通算234回)

2 いちはら歌声を楽しむ会) (公民館活動) 2006年1月29~(現在も活動中)
3 歌声列車IN小湊鉄道 (自主活動) 2009年6月21日~(現在も開催中)
4 昭和の歌をうたう会 (自主活動)
 会場:イトーヨーカドー五井店・2008年4月2日~2010年2月17日(第46
回)
 会場変更→サンプラザ市原・2010年6月2日(第47回)~現在も開催中
5 青柳園および市原園 (ボランティア活動) 記録紛失
 

世捨て人になった私・・・残された時間を、どのように使いたいか 


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