ある「世捨て人」のたわごと

「歌声列車IN房総半島横断鉄道」の夢を見続けている男・・・ 私の残された時間の使い方など

演歌アコーディオンのテツ・活動の思い出(2)・・・「公民館活動(いちはら歌声を楽しむ会)」(その1)

2013年04月09日 | 好きな歌

  公民館活動にいたるまでに経緯

 (1)「いちはら歌声を楽しむ会」初日:2006/1/29

テツが71歳のとき(2001/10/10)に開始した「ユーアイ久樂部」のボランティア活動は、体調を崩して中止する日(2010/6/8)までの9年間、それはとても楽しかった。

活動はテツが自力で(電話をかけて)探したのではあるが、「老健施設」という高齢者のために用意された既存の施設で開催させて頂いたものである。

特別に参加者の募集をしなくても、その施設に行けば、確実にイベントを開催させて頂くことが出来た。

開始の時間がせまると、職員さんが鳴らすチャイムや、イベント開催を知らせる施設内の放送を合図に、利用者さんが、歩くか車椅子で、三々五々と会場の食堂に集まって来られる。

セッションを重ねる毎に、顔見知りの姿も増えてくる。次第に挨拶を交わしたり、近況を話したりして下さるようになる。

お得意の歌が始まると、曲にまつわる思い出を語って下さる方もいる。

こんなことで、セッションが終了すると、寄って来られ、「また来てね」と手を差し出される方もある。

施設の高齢者を相手のイベントは楽しいし、それなりの意義がある。

月に2回のボランティア活動ではあるが曲選びなどの準備には、時間も掛けている。

 それでも、高齢者向けのイベントを続ける他に、何か別な雰囲気の活動をやってみたいという考えが起きて来るのも、おかしくないと思う。

そんなことから、今度はどこかの場所を借りて雰囲気の違うイベントの開催が出来ないかと考えるようになった。

お金さえあれば貸りられる場所はある。しかし、予算がない・・・。
となると、公共の施設を探す他はないだろう。
そして公民館を借りたいと思うようになった。

と言っても借りるのにはどのようにするかも分からない。

 そんな時に相談に乗って下さったのが、ボランティア先を探す時に一役買って下さった田川るりこさん(音大ピアノ科卒・キリスト教短期大学講師)だった。

 田川さんは快くテツの考えに賛成して下さった。最初は田川さんの希望も入れて、子どもたちを対象の活動を考えた。2005年の年の瀬を迎えた頃だった

 

しかし、時期は2005年の年の瀬を迎えた頃で、秋も終わりであたりは落ち葉で覆われていた。
これでは屋外の活動は無理と考え、屋内の活動場所を、かなりの期間をかけて探すことになった

 

それと唄いたい曲の選択の問題もある。

「ユーアイ久樂部」では童謡・唱歌・懐メロが主だった。しかし、公民館活動では別なジャンルの歌も唄ってみたい。

たとえば、歌声喫茶のような曲はどうだろうか。書店を通して株式会社「ともしび」発行の歌集「うたの世界533」と「うたの世界2006年版」(現在は2010年版)を注文した。

さて、配達された歌集(株式会社「ともしび」発行)を開くと、いろいろなジャンルの曲が掲載されている。

ともしび歌集「うたの世界533」に掲載されている曲http://tomoshibi01.cart.fc2.com/ca1/3/p-r1-s/

懐メロや童謡・唱歌・などの日本のうたはもちろんだが、「アジアのうた」「ロシアのうた」「ヨーロッパのうた」「シャンソン・カンツォーネ」「アメリカのうた」「中南米のうた」などがある。

そして、「うたの世界2010年版」には更に多種多様の曲がある。
 http://tomoshibi01.cart.fc2.com/ca1/7/p-r1-s/

 

1. 会場探し

まず、テツの住居(市原市五井・川岸市営住宅)に近い、市原市立・五井公民館の使用を申し込むことを考えた。

といっても、すでに幾つもの団体(サークル)が同公民館で活動している。
先輩サークルの邪魔をしないようにするために、登録団体の利用状況を調べ、空いている日時の一覧表を作る作業から始めた。

そして比較的利用が少ない、第2と第4日曜日の午後を選んだ。

当然のことだが、直ちに団体を認可登録することはできない。会場が空いていれば借りるということで、お願いした。初日が2006年1月29日のことである。

開催の曜日は、初めのうちは一定しなかった。可能な限り時間や場所が違っていても、上述の日時の開催を目標とした。

同じ公民館の別な部屋で開催することもあった。
和室しか空いていない日には、畳の上に座布団を敷いて歌ったこともある。

希望の日時(第2と第4日曜日の午後)に、他の利用団体の先約がある場合などは、八幡公民館・市原市青少年会館(八幡)・姉崎公民館などで利用を申し込んだ。

 

2. 素人サンドイッチマン

(1)スーパーの店内で

さて、会場を借りることは出来た。
次は参加者を募集しなければならない。

地域情報紙の無料掲載サービスコーナーに、会員募集のPR文を掲載して頂いたり、掲示用のポスターを作ることもやった。

プログラムは開催の当日でも作れるが、問題はポスターの作成だ。

市販のポスター・デザイン集を買って検討するのだが、思うようなサンプルがない。
製作に当たっては友人の天野(あまの)さんのお世話にもなった。
田川さんも、自宅で試作原稿を何枚も作ってくれた。


やっとのことで出来上がった作品を、専門店でA3版に拡大してもらい、透明ビニール・ケースに入れ、紐で肩に掛けて「素人サンドイッチマン」を演出した。 

「素人サンドイッチマン」姿で家を出る。五井駅前から国道に向かう道路(吹き上げ通り?)を歩き、アピタ市原店(スーパー)に到着。 

店内の1階を回り、2階のフロアも一回りする。
たまたま、店長さんらしい方に呼び止められ、「店内で客引きを絶対にやらないで下さい・・・」と釘をさされた。
顔見知りの店員さんからは、励ましの声をかけて頂き、嬉しかった。

ジロジロと視線を感じるが、恥ずかしい気持ちは、さらさらなかった。

目と目が合った人にはお辞儀をしたり、お話もするので、アピタの店内で2時間位過ごしたこともあった。

アピタ市原店の地図・・・をクリックして下さい。
http://yahoo.jp/KQiI2N   千葉県市原市青柳北1丁目

 

店内を一巡すると、次の目的であるイトーヨーカドー市原店へと向かう。

ここでは、馴染みの店員さんも多いので、誰からも注意されずに歩き回ることができた。
ニコニコ顔でテツを応援して下さった店員さんもおられた。
 

(2)五井駅の橋上通路で

JR五井駅付近でも「素人サンドイッチマン」を演じた。

いつもの格好で住まいを出発し、JR五井駅に向かい、線路上の通路に立った。
通路の下には、同駅のホームと小湊鉄道五井駅ホーム、そして小湊鉄道の操車場がある。五井で一番にぎやかな場所だろう。

ポスターを硬質ビニールケースに入れて、橋上の通路の欄干に立てかける。

到着した列車から降りた人たちが近づくと、やおらハーモニカを口にくわえて、童謡などを吹く。

見て見ぬ振りをして通り過ぎる通行人もあるが、ポスターとテツを交互に見て行く人の方が多かった。

声をかけたり、質問される方もいた。
歌声喫茶「ともしび」に行ったことを、懐かしげに話された方も何人かおられた。


近くのコーヒーショップでご馳走して下さった方もあった。
「必ず行くよ」と約束されたが、ついぞ、今に至るまで、その方にはお目にかかったことがない。

【写真の説明】
ご覧の写真が五井駅の「橋上通路」だ。その下に小湊鉄道のホームと操車場がある。左の方(小湊線の気動車の向こう側)に、JRホームが見える。

 

五井駅の橋上通路とは、下の地図で、ピンク色になっている部分で、「東口」と「西口」とを結んでいる箇所(地図では左上から右下に向かっている)のことです。

Static1

2.ポスターを掲示する

アピタやイトーヨーカドーの店内を回ったのは、数日続けたと思う。

もう、誰からも店の中を歩き回ってはダメだとはいわれなくなった。
ご苦労様・頑張ってね・偉いわね、などと励ましてくれた店員さんも多かった。

さて、素人サンドイッチマン姿で街を歩き回るのもいいけれど、人目に留まるのは一時(いっとき)だけである。
「サンドイッチマンが背負っていた看板は、何の宣伝だったのだろう」と考えても、思い出せないこともあるのではないだろうか。

サンドイッチマンは移動してしまうので、多くの人の記憶に残るようにするには、手っ取り早い宣伝の方法として宣伝文句を書いた紙を、電柱や通行人の目を引く場所に張り紙することである。
しかも、一枚でも多く掲示することだ。

テツは大分前のことになるが、電柱に張り紙をしたことがある。
紙と糊と刷毛を持って出かけ、目ぼしい場所に糊付けして帰るのだった。


ニ三日過ぎた頃、電話が掛かってきた。「張り紙は違法だから、直ぐにはがして下さい」と言われた。
貼るのは比較的楽な作業でも、乾きかけた紙を剥がすのは大変なことである。

何日もかけて剥がす作業をしたある日、天気が一変し雨の日になり、何日か続いた。
あの張り紙は、その後、どうなったか確認はしていない。


そのような苦い経験があるので、電柱などに張り紙をすることは、やらなかった。

人の目に付く場所といえば、駅だろう。
JR五井駅で相談すると、駅が管理している掲示板と市原市役所の土木課が管理しているものが同じ場所に、並んで一つずつあるという。

五井駅管理のる掲示板は、すでに何枚もポスターが貼られていた。貼られていた他のポスターの画鋲を外して張替え、やっと一枚を貼れるスペースを確保して帰った。

八幡宿駅と姉ヶ崎駅でも様子は同じだった。

次に、市役所の土木課に行き、ポスターの隅に掲示許可のゴム印を押して貰うのだが、一つの駅に1枚のポスターだけの許可だった。
つまり、市内三駅(八幡宿・五井・姉ヶ崎)の各駅が管理する場所と、同じ駅でも土木課管理の場所に1枚ずつの掲示が許可された。

土木課が管理する掲示板には、課の職員さんが貼って下さったので、その点は助かった。

各公民館とサンプラザ市原にも掲示をお願いすることが出来た。 

続きは
演歌アコーディオンのテツ・活動の思い出(3)・・・「公民館活動(いちはら歌声を楽しむ会)」(その2)をご覧下さい。

  


 活動の思い出

1 ユー・アイ久楽部 (ボランティア活動)
 2001年10月10日~2010年6月8日 (病気のため休会・通算234回)

2 いちはら歌声を楽しむ会) (公民館活動) 2006年1月29~(現在も活動中)
3 歌声列車IN小湊鉄道 (自主活動) 2009年6月21日~(現在も開催中)
4 昭和の歌をうたう会 (自主活動)
 会場:イトーヨーカドー五井店・2008年4月2日~2010年2月17日(第46
回)
 会場変更→サンプラザ市原・2010年6月2日(第47回)~現在も開催中
5 青柳園および市原園 (ボランティア活動) 記録紛失
 



2 コメント

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修正に時間を要してませんか !? (紫頭巾)
2012-12-04 08:05:13
心配してます !!!
入稿時間を表示してないようですが、入稿/文章修正に時間を要しているのは、分かります。

テツさんと7年も隣人としてお付き合いさせていただいたのですから・・・。
住宅時代、何日も徹夜状態でのPC作業を見ていたのですから・・・。

又、夢中になってしまったのですネ。
先月、一度は入稿を最小限に止(トドメ)めるといっていたのですが・・・。

どうか、無理せず、体調管理を優先にしてください。
無理したら、先に進めませんよ。
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入稿に時間がかかる (演歌アコーディオンのテツ)
2012-12-04 09:48:09
その通りです。

パソコンが使えなくなったら、モバイルが利用できなくなったらのことを考えて、作業を進めています。

たった一人でも、「いちうたグループ」の歴史に興味をお持ちの方がおられたら、そしてこれまでにお世話になったすべての方々への感謝の証として、もう少し作業を続けたいと思います。

無理は承知です。
ご心配をお掛けして申し訳ありません。有難うございます。
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