鋼の錬金術師
イズミはエドとアルの師匠。絶対的な存在。
ハガレンは少年漫画だからね。エド視点で話は進む。
だからイズミを「禁忌を犯した錬金術師」として相対的に見ることって忘れてた。
とあるファンサイトの日記で、イズミは「大人だった」と指摘されていて。
一人前の錬金術師だった。危険も知っていた。それでも。
そうだ。イズミは大人だったんだ。ショックでしたよ、気付いた時。
エドは子供だった。子供だから純粋で無謀で、罪と知らずにそれを犯した。
イズミは大人だった分、その行いはエド達の以上に、重いっつか愚かっつか、やりきれない。
それで、イズミとシグはラブコメなんだ。
エドの罪の意識はしっかり描いているけれど、イズミのそれはさらっと流す。イズミがそれに至る闇も、それを止められなかったシグの遣り切れなさも。
ただ一言、「気付いてやれなかった俺もバカだけどよ」この台詞だけで全部を示して。
鋼は少年漫画。対象読者の小中学生に、子を亡くしたハハオヤのどーのこーのなんて、想像つきゃしない。それはいっそファンタジー。想像の範囲の外。
だから描かない。
鎧のアルの異形の孤独と同じに。
そゆのを軽々と飛び越えてイズミとシグをラブコメにもってっちゃってるのって、上手いもんだと思うんだ。作者、きっとわかってやってるもの。
鋼は少年漫画。中心は健全真直ぐ。そこが魅力。
(9月8日にアップしていたものを、一部訂正しました)
イズミはエドとアルの師匠。絶対的な存在。
ハガレンは少年漫画だからね。エド視点で話は進む。
だからイズミを「禁忌を犯した錬金術師」として相対的に見ることって忘れてた。
とあるファンサイトの日記で、イズミは「大人だった」と指摘されていて。
一人前の錬金術師だった。危険も知っていた。それでも。
そうだ。イズミは大人だったんだ。ショックでしたよ、気付いた時。
エドは子供だった。子供だから純粋で無謀で、罪と知らずにそれを犯した。
イズミは大人だった分、その行いはエド達の以上に、重いっつか愚かっつか、やりきれない。
それで、イズミとシグはラブコメなんだ。
エドの罪の意識はしっかり描いているけれど、イズミのそれはさらっと流す。イズミがそれに至る闇も、それを止められなかったシグの遣り切れなさも。
ただ一言、「気付いてやれなかった俺もバカだけどよ」この台詞だけで全部を示して。
鋼は少年漫画。対象読者の小中学生に、子を亡くしたハハオヤのどーのこーのなんて、想像つきゃしない。それはいっそファンタジー。想像の範囲の外。
だから描かない。
鎧のアルの異形の孤独と同じに。
そゆのを軽々と飛び越えてイズミとシグをラブコメにもってっちゃってるのって、上手いもんだと思うんだ。作者、きっとわかってやってるもの。
鋼は少年漫画。中心は健全真直ぐ。そこが魅力。
(9月8日にアップしていたものを、一部訂正しました)
ここをみてイズミはそのうちの一人だと言うことに気付いてハッとしました。
エドたちは子供のうちにそれを体験してしまうから救いがあるというか、少年漫画らしい活発で面白いストーリーになっているのかな。
ラブコメはなるほど、確かにそんな感じですね。ハガレンDXのイズミとシグの出会いには笑っちゃいましたが。
物語りは主人公の視点で進むので、脇キャラほど主人公から見た面で描かれるんですよね。
私も「絶対的な」イズミを、1人の錬金術師、1人の母親、として見た、この記事のモトを読んだ時、ショックでした。そこから多分、物語りを俯瞰して客観的に見ることの魅力に気付いたように思います。