歌猫Blog跡地

漫画「鋼の錬金術師」と荒川弘について語るブログ。更新終了しました。

今月の獣神演武

2008年06月25日 | ◆獣神演武
獣神演武

まず、お詫びです。
私、ずっとシナリオ作家の名前を、社稜って書いていました。正しくは社綾。
お名前を間違えたまま、1年半。本当に申し訳ございませんでした。本日、ブログ中の全ての誤字を訂正いたしました。


さて。今月の獣神演武です。

先号のヒキでどうなるかな?!ってちょっと期待してたんですが。
ああ・・・・・・。

ほら、猿の師匠の姐さんが殺された回も、おお!ってなって、次で、ああ・・・・・・だったじゃない?
ああいう感じ。


そんで、今回はなんか、台詞のつなぎが不自然な気が。いや、前回、無駄な台詞イラネとか言いましたが、これ端折りすぎじゃないですか?
「・・・なぜわからない」って、ちょっと待って?なんで分かってもらえると思うの?
「どっちが正しいか白黒つけてやんぜ!」って、えーと。タイトウはリュウコウに「本気なのか?」しか言い返してませんが。じゃあタイトウの「正しい」は何なの?
仲間が寝返る、って「見せ場」のはずなのに。タイトウがケイロウへの怖れをぬぐえない、はちゃんと書いてる、上手いと思う。なら、そんな恐ろしいケイロウの元から帰ってきたリュウコウが、いきなりケイロウ側になってるんなら、何か理由があるはずだと、ふつうは考えない?どうして、脅されているんじゃ?という疑いも、信じたくない、という苦しみも、入れないんだろう?
入れないで話を進めて、平気なんだろう?

ああ、いや。
もう、11回だものね。11回、荒川弘にシナリオを提供してきて。それで。



ページ数は40ページでした。
そして、それよりも、作画のテンションの低さが。
あの、今回、すごくテンション低いですよね?
・・・あの、わたし、絵描きじゃないからちゃんとしたことわからないんです。だから、絵描きの方、パワード読んでみてください。わたし、コマん中のキャラ配置の無造作なとことか、扉絵の位置のビミョウさとか、これ、わたしが獣神に対して複雑な思いをもっているから、イマイチなとこばっか目に入っちゃうんでしょうか。4月の独自に挿入した回想シーンとか、2月のバトルの迫力とか、作画としてやれるとこまでやってやるぜ、という気概が今回、私には見てとれなかった。12月と同じくらいテンション低い、いやもっと?
仕事配分として意識的に抑えた、とか、たまたま今回は、とか、そういうんなら、いいんだけど・・・・・・。


それから、また、タイトル頁の著作権表記が「HUANG JIN-ZHOU・FLAG」でした。
80頁の「あらすじ」には「HUANG JIN-ZHOU・GENCO・FLAG」。
私も誤字っていたので、偉そうな物言いはしちゃいけないなあ、としみじみ思うのですが、それでも、著作権表記の真ん中のプロデュース会社を、2度も、間違いで削っちゃうって、ちょっとありえないと思う。
だとしたら「あらすじ」にジェンコがいて、本編にジェンコがいない、その理由って何だろう?

あーあ!何で素直に読めないんだろう!
なんで素直に読ませてくれないんだ、獣神。



自分用メモ
2007.4以前 
破棄
2007.6 第5話
あらすじ頁:「2007 Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX」「HUANG JIN-ZHOU・GENCO・FLAG」「2007獣神演武製作委員会」
タイトル頁:著作権表記無し
2007.8 第6話 
未購入
2007.10 第7話 
あらすじ無し。
タイトル頁:「HUANG JIN-ZHOU・GENCO・FLAG」「2007獣神演武製作委員会」
2007.12 第8話 
あらすじ頁:「HUANG JIN-ZHOU・GENCO・FLAG」「2007獣神演武製作委員会」
タイトル頁:「HUANG JIN-ZHOU・FLAG」「2007獣神演武製作委員会」
2008.2 第9話
あらすじ頁:「HUANG JIN-ZHOU・GENCO・FLAG」「2007獣神演武製作委員会」
タイトル頁:著作権表記無し
2008.4 第10話
あらすじ頁:「HUANG JIN-ZHOU・GENCO・FLAG」「2007獣神演武製作委員会」
タイトル頁:著作権表記無し
2008.6 第11話
あらすじ頁:「HUANG JIN-ZHOU・GENCO・FLAG」「2007獣神演武製作委員会」
タイトル頁:「HUANG JIN-ZHOU・FLAG」「2007獣神演武製作委員会」

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2 コメント

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久々に (つみれ)
2008-07-08 19:40:54
大変ご無沙汰いたしております、つみれです。
先日、すんごい久しぶりに獣神をみました。8月号のパワードです。
今まで私、第一話と、何話かわからないけど皇帝に会ったところの回しか見たことがなく、ここのブログで歌猫様の感想だけ読み続けておりました。だから他の回が実際どんなふうだったのかはよく分からないのですが…
それでも、正直「なんだこれ?」と思いました。
もう本当になんだこれ。形容し難いその感覚。違和感というか…なんとも言えない気持ちの悪さというか。鋼と同じ絵のはずなのに、同じ人が描いてるとは思えないくらいの出来ですよね。動きはカタイし迫力無いし、パラパラマンガを一枚ずつぎこちなくめくって見てるみたいな感じがしました。
手抜き?と思ってしまうような。でも、いつもはもっと頑張って描いてらっしゃるようですし。何だか本当に、荒川先生が心配になってきました…(汗)歌猫様のお気持ちが、少しだけわかったような気がします。くぅ(泣)





獣神演武、主要キャラと(本当に大元の)基本設定だけ残して、あと全部荒川先生が書き直してくれたら、読んでみたいなぁ…(遠い目)
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コメントありがとうございます。 (歌猫)
2008-07-09 03:40:48
つみれ様こんにちは!
あああ、分かっていただけます?!
「なんだこれ?」ほんとにその通り!アバンの無駄コマとか、タイトウの驚きの視線の先に扉絵の圧迫キャラっていう読者の誤読を招くページ配置とか。都の遠景が2コマとも同じとこも何て無造作なアシ指示だろうと思う。
つみれ様がご覧になった1話は格別、皇帝と会う話も、間の取り方が上手くていい回です。
でも、今回の低さはちょっと無い。手抜きならまだいいんだ。意識的に、戦略としてそうしているなら・・・。
鋼にこのグダグダが影響しませんようにと、祈るような気持ちです。
コメントありがとう!わかってくれる人がいてくれてほんと嬉しいです!
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