歌猫Blog跡地

漫画「鋼の錬金術師」と荒川弘について語るブログ。更新終了しました。

『車上の戦い』ロイ登場

2004年11月04日 | ◆小ネタとか突っ込みとかつぶやきとか
鋼の錬金術師
今日は感想。1巻第4話『車上の戦い』。

列車と事件のスピード感もいいんですが、この回の主眼はきっと、大佐の登場。

この登場、すごく練られていて感心するんです。
大佐のキャラ、東方司令部の面々の関係、それとエド達との関係が、さらりしっかり描かれていて。

まず「デートの約束が」とぼやいて軍人ぽく無いところを端的に表し、部下も「残業デートしましょうや」とまぜっかえす。

ところで、ここでの注目は、ブレダら軍部キャラがすでにしっかり役割をもって描かれてること以上に。
フュリーの台詞「バカなこと」
ちょっとちょっと、一介の曹長が大佐に向かって「バカ」ですよ!
しかも童顔で優しそう真面目そうなこのフュリーが。
冗談おっしゃってないで、とか、言い様があるじゃないですか。

この台詞だけで、「大佐と愉快な仲間たち」の構図が見えてくるというものです。

そうして。
大佐の横顔アップ。
前髪で目が隠れて、口元が笑ってる、その顔。企んでそうな嬉しそうな。
そして台詞。
「鋼の錬金術師が乗っている」

エドが当然、事件に首を突っ込みそして解決すると「知っている」、その顔。
それはまた、読者が主人公へ抱く期待でもあって。


んでもって、その期待を集める主人公は大口あけて寝ているわけだ。
やー、上手いね。わくわくする出だし。


そして事件は解決し。
大佐とエドの出会いシーン。
嫌ったり嫌味を言ったりの気の置けない仲であること、大佐はエドの元に戻るという目的を知っていること、生意気エドと対等ではなく上に位置すること等もろもろを、実に自然に描いていき。
で、決め台詞。
「焔の錬金術師だ。覚えておきたまえ」

主要キャラ登場、どどん!ってな締めですよね!



ところで。
大佐には女性ファンが多いと聞きますが。
ごめん!私はロイもまあまあ好きではありますが(すでに微妙な表現)、実は好き順ではデンのが上に来ます。
どうして、って、デンはリゼンブール組みだからさ!幼馴染ーズ大好き!

ハボもロイよか好き順では上に来る。イズミもピナコもパニもシグも・・・(汗)

最新の画像もっと見る