歌猫Blog跡地

漫画「鋼の錬金術師」と荒川弘について語るブログ。更新終了しました。

劇場版☆もしも歌猫がプロデューサーなら

2010年10月05日 | ◆小ネタとか突っ込みとかつぶやきとか
注:フィクションです。バカです。
あと、ちょいとブラックです。(ニヤ)
「ええっ歌猫さんそんなこと考えてたの(泣)」とか思っちゃう純情可憐なお客様には向きません。ごめんね。
あとココロ弱ってる方もスルーしとこう。
よし、こんくらい予防線はっときゃ大丈夫かな?ではニヤニヤしたいお客様、どうぞ~v





劇場版☆もしも歌猫がプロデューサーなら

ばたばたばた!(足音) 
ばん!(戸を開く音)
「歌猫プロデューサー!」
「なんだ騒々しい!」
「悪いニュースです!」
「言ってみろ」
「予算がまったく足りません!」
「なにィ!?」
「アニメ原作ダブル最終回の盛り上がりに調子乗ってぶちかましましたが、アネプレも毎目放送も『行っても前のの半分やろ?出資も半分で勘弁しろや』などとほざいていやがります!番台にいたっては『ラムネ菓子もガチャも冬には消えてたタイトルにこれでも十分』などと本当のことを!」
「見せてみろ。うーむ、これだけか・・・」
「満額出資は言いだしっぺのスコエニだけっすね・・・」
「仕方あるまい。あの手を使おう」
「まさか」
「そうだ」
「それだけは止めてください!」
「いや使う!」
「それは、禁断の甘い果実・・・」
「「 総 集 編 !!!」」
「しかしファンの反発必至です!」
「大丈夫だ!アルフォンス君に『新作カットの2つ3つ入れとけばヤツら全員騙せるアル』とか、かわいい声で言わせとけ!」
「ダメですそれパクリです!集A社敵に回したら大変なことになりますよ!」
「最初っから敵じゃないから今さら何でもないだろ?」
「それはそうですが・・・ああいや、ダメったらダメ!」
「むう。そうか。ではあれだな。アネプレにもう一度イベントやらせろ」
「は?」
「そしておーかわ君を呼ぼう。ミキ君と仲良く握手させて『次の映画では競演です!』と。ああ、ギャラは弾めよ。これで女ファンはがっちりだ」
「えっ?!競演?どちらがロイをやるんですか?」
「決まってるじゃないか。両方だ」
「ど、どうやって」
「何だ、お前、2期の総集編と思っていたのか」
「え?他に何があるんですか」
「考えてもみろ。物語の土台となる兄弟の最初のあたり、2期で劇場版に耐えるだけのカットがいくつあると思う」
「いえまあ・・・。だからそこを劇場版クォリティで作り直すんですよね?」
「いや。そこで前半は美麗作画と名高い1期アニメを使い回すのだ!以降もちょこちょこ、キメ顔がくずれてるエドは1期に差し替え!ロイもがんがん差し替えろ!ついでに音声も1期使いまわし!よし、これで1期2期夢の競演!とか限りなくクロに近いがなんとか嘘じゃない宣伝文句が出来上りだ!」
「うわー!そんなの絶対にダメ!! だいたい1期2期じゃストーリーが違うじゃないですか!」
「話は2期だ。どうせ1期ファンは来ないだろ?」
「いや!1期ファンもきっと来ますよ!」
「1期のファンは何をしても来ないだろうが、1期からのファンは何をやろうと来るからな、はっはっは!」
「うわ…!ヒデエこと言ってやがる!」
「まあまあ。それでだな。せっかくクロスさせるんだからファンが喜ぶ企画を考えんと」
「まあそうですが」
「とりあえず、ハボはラストに刺されて退役後、牛キメラでどうだ」
「は?」
「出番多いほうがいいだろ?中の人は同じだ」
「ロアっすか?!そんな無茶な!」
「そんですぐ殺されて退場」
「やばいですよ!」
「しかし更にキメラ化され生き残った!」
「ええっ!」
「寸足らずになってビドー。すぐ殺されて退場」
「もっとやばいって!」
「するとハボの生き別れの兄が・・・!」
「え?」
「似てない兄弟、キンブリー!」
「むちゃくちゃです!」
「しかしキンブリーは二重人格だった!ヤバい奴ともっとヤバい奴の!」
「そんな!」
「そんで殺されて退場」
「うわあああ」
「まあまあ、落ち着け」
「ちょっ!それやったら全員二重人格になっちゃうじゃないですか!」
「うむ。それもおもしろいな。ガキでアマちゃんの表人格とウツでアブナイ裏人格か」
「…今、両方を敵に回す発言をなさいましたね?」
「はっはっは。敵を恐れていては偉業は成せんよ。それでだね」
「まだあるんですか?」
「フュリーも南部戦線で賢者の石にされてグラトニーにね」
「ちょっ」
「お父様に吸収までをたかと君、再登場からしらとり君にしたらフュリー退場とタイミングばっちり!」
「フュリー退場してないでしょ!ラジオ局の場面とかどうするんですか!」
「あ、そこはシェスカに差し替え」
「は?そこでなんでシェスカ?」
「めがねっ子萌え」
「全然違うじゃないですか!!」
「違わんぞ。大体1期じゃ女装でリザ子やってるんだ、シェスカのがずっと近いじゃないか。まず眼鏡。次に丸顔丸目。そして一見気弱そうで実はかなりの能力者、けれどメインストーリーにその能力が絡む場面はごくわずか。ほーら完全一致!」
「いやその」
「だいたいフュリー君大☆活☆躍☆とかさせるならあそこで全ラジオ局の電波ジャックして『今からマスタング大佐の声明を発表する!これは我々の目指す民主制に賛同した各ラジオ局の協力により一斉放送するものである!』みたいなハッタリやってほしかったよねえ」
「話が変わっちゃうじゃないですか!」
「でも活躍しなかったからシェスカでOK!セントラル軍にラジオ局が包囲されて『これからどうなるんでしょう』なんて場面はお姉さまロスと妹キャラのシェスカなら萌え場面変換だぜばっちりOK!っていうかエンド2話でオープニング含めロゼ完全無視はまあ彼女は東の端っこの町だし別にいいけど、最後の日まるまるヒューズの元部下たるシェスカが一コマも無いとは片手落ちだよねえ!」
「あのう。原作至上礼賛主義な歌猫Pらしからぬ発言が垣間見えたような」
「はっはっは!ここはフィクションだしね!誰もどこまでマジかなんて考えてないよこんな駄弁り!それとも何かね?君はこんな総集編が見たいとでも?!」
「いいえ!」
「そうだろう、そうだろう。それでだね」
「まだ続くんですか…」
「うん。それでまあ、劇場版たるもの、最後はどーんとがーんとバトルを入れなきゃならんじゃないだろが」
「ええまあ」
「そこをだね、カメダ君とナカムラ君の競演にするのだよ!」
「そうですね!いよいよ新作カットが!」
「うん。適当に中国あたりに発注しといて。動画つなぐカット」
「は?つなぎだけ?」
「うん。ともかくバトルがあればいいんだよ。実のところ、バトルに持ってくために話があるし、バトルが良けりゃ話なんかどうでもいいんだ!」
「そっ、それは言いすぎですプロデューサー!」
「じゃあ、ラストバトルに持っていく道筋に説得力がある作品がいい作品、とでも言っておこう」
「どうとでも言いますねえ」
「どうとでも言えるとも!じゃあ、大総統バトルを中心に、その他キャラも一切合財バトるシナリオを作っておいてくれたまえ」
「一切合財?」
「そうだろう?ファンがもてはやす超絶動画は1回にほんの1分かそこらなんだぞ!ほんの1分が10年の伝説になる、それがアニメのすごいところだが、いかんせん、劇場版に流すには尺が足りん!だからブラッドレイVS旧グリードVSエドVSスカーVSリングリVSフー&バッカニアくらいやっとかんと、立て続けに怒涛のバトル!とならんじゃないか!」
「無理です!」
「プロデューサーやらスポンサーやらの無理難題をこなすのが制作の役割だろ?」
「クリエーターの創作性はどうなるんですか!」
「創作性なんてのは、与えられた枠の中で発揮するもんだ」
「うわあ、言い切った」
「そして我々の枠は予算だ!」
「うわあ、言い切った…」
「てなわけで、仲間でバトル!のゲームから適当なキャラ組み合わせてバトった画面をキャプってそのまま使え」
「ポリゴン絵になっちゃうじゃないですか!」
「大丈夫だ!スコエニファンは超リアル絵からいきなり三頭身ポリゴンにも馴れている!」
「まさか! ていうか、そもそも映画見にくるのはスコエニファンじゃなくてアニメファンですよ?」
「そっちにはフキダシとか画面分割とかと同じ実験的精神の発露だとでも言っておけ」
「うわ、ひで」
「ついでに映画の中でゲーム宣伝するからもちっと金出せと番台に伝えておけよ? あとは動画だとシャンバラのグラトニー場面をクライマックスにもってきたいな」
「は?」
「ストーリーほったらかしに超動画で浮きまくりのあそこ、絵としては超面白いじゃないか!」
「そうですけどでも、あれ入れるこっちもストーリーほったらかしでしょうが!」
「いやいや、お父様が『人間を生もう』とか腹からぼこぼこぐにゃぐにゃの場面、あるじゃないか?そこで生まれたのがあの巨大グラ。ほら話がつながるぞ!」
「無理です!あと、そこで生身アル出ちゃまずいじゃないですか!」
「髪が茶色いから別人だろ。巻き込まれたモブの女の子その1とかでいいじゃないか」
「ダメですよ!荒川絵のモブには可愛い女の子はいないんですから!」
「お前も何気に言うなぁ」
「あとラースはどうするんですか!」
「あーアルがボーと突っ立ってる間に奴のがよっぽど血みどろ大活躍しとったな。じゃあ奴はデジタル処理で金髪にしよう」
「は?」
「1期オリキャラはみんな金髪金目にしてだな。賢者の石にされたクセルクセスの人々ってことにすればもう誰でも使えるぞ!」
「無茶苦茶だ…」
「この記事自体が無茶苦茶なんだ、そう気に病むな。それで、いちおう2期に添って話を進めて、いよいよ感動の、エドがアルを取り戻す場面だ!」
「はい」
「真っ白な空間に光のまぶしい扉が開いて、うおーっと客席が盛り上がる!」
「はい!」
「でも扉の向こうはミュンヘン」
「は?」
「それでミュンヘン美麗エドが『なんなんだ!なんなんだこれは!』と叫んだとこで、映画終了ーっ!」
「えええー?!」
「だって、三作目も作る算段つけとかんと」
「こんなんで次が作れるはずが無いでしょうが!」
「まあ、更に予算が削られるな・・・」
「当然!」
「しかしまあ、どっか適当に田舎の映画館でも1週間借りあげて上映しときゃ、DVDに『劇場版』と銘打てるぞ?普通に宣伝するよりよほど安かったりしてな」
「そんな」
「それで更に次回作はOVA!」
「まだやるんですか?」
「次はアニマックスでオリジナル、更に次はネット配信で、そのまた次は携帯動画だ。いつの間にかアニメより安上がりな実写とかになってみたり」
「え?アニメより安いんですか?」
「カラオケの映像とか安そうじゃないか」
「あのレベル?!」
「鋼と銘打ちゃ誰か見るだろ?」
「言っちゃいかんことを・・・!」
「はっはっは」
ばたばたばた!(足音) 
ばん!(戸を開く音)
「歌猫プロデューサー!」
「なんだ騒がしいぞ!」
「グッドニュースです!」
「そうか、いよいよンニーミューヅックが金を出すか!!」
「いえ。あんた、クビ」

ちゃんちゃん☆


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7 コメント

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電車移動中に (サトピンヤハ)
2010-10-08 07:19:09
こちらの記事は電車で移動中
携帯電話で閲覧しておりました。
思わず顔がにやけまくって
大変弱りましたです^^;

歌猫プロデューサーの次回大作にも
期待しております♪
返信する
だんだんだんだん…… (kaba)
2010-10-08 18:30:08
これを見ていたら1人なのにニヤニヤしまくりです(笑)

まさかの総集編で、しかもハボとフュリーが振り回された挙げ句まさかの1期、2期の枠を超え、最後はこっちに出ちゃダメなミュンヘンエドを出すって……アルはどこへ……
もうそれ逆に見てみたいですよー(笑)

やはり歌猫様は最•強ですね♪
返信する
コメントありがとうございます。 (歌猫)
2010-10-09 03:22:03
サトピンヤハ様、kaba様、こんにちは!
わーコメント付いてる~と、開いた瞬間うれしかった(笑)。
や、かーなりやっちまった感があるので、お客様、引いちゃったかなあ…なんて思ってたので…。
でもマジ記事を書いてるとおバカ記事も書きたくなるんだもん!台無しキング万歳!(笑)
楽しんでいただけてよかった!コメントありがとうございましたー!
返信する
ブラボーっ! (ナンパされた人)
2010-10-11 13:56:49
あはは。
歌猫さんって、やっぱ、クリエイター・・・って、ニヤニヤさせてもらいました。

>> 1期のファンは何をしても来ないだろうが、1期からのファンは何をやろうと来る・・・
そっか!「の」と「から」で種族が分かれるんだ!

私は2期からのファンですが、1期の美麗作画のエドとか見ると無性に愉快な気分になれるので、歌猫作品が上映されたらセロトニン補給したいときに通うと思いマス・・・。
返信する
コメントありがとうございます。 (歌猫)
2010-10-22 06:48:55
ナンパされた人様こんにちは!
楽しんでいただいてありがとうv 
引用してもらった部分は、思いついたものの、さーてどうしよっかなーと思って、でも結局突っ込んだ台詞です(笑)
劇場版情報解禁は来月でしょうか。マジで総集編だったらそれはそれで楽しみだったり。ええ、「からの」ですから何であろうと見に行きますので!(笑)
返信する
はじめまして (asagi)
2010-11-07 00:45:31
こんばんは。はじめまして。

Amazonで歌猫さんの「荒川弘ファンなら!」というリストを拝見し、そこからジャンプしてこちらへおじゃましました。
デビュー前のお仕事とか、インタビュー記事が掲載された雑誌とか、すごく参考になりました。
どうもありがとうございました!

1期アニメを観ていた頃は、原作からかけ離れていることに不満もありましたが、絵はとても美しかったですね~
原作に追いついてしまったら別の方向に話を持っていくしかないので、アニメのスタッフさんは大変だなぁと同情もしました。

今にして思えば、荒川先生から原作の結末を聞いていたという1期アニメのスタッフさんたちは、全然別の話ながらも 原作に敬意を払ってか、ポイントを押さえてまとめてたのがすごいな~と思います。
エドが錬金術使えなくなるとか、大佐の眼とか…

私も1期「からの」ファンなのですが、内容によっては観に行かないかも。
オリジナルでこれ以上余計なエピソードを足されるのはごめんです(^^;

最新記事へのコメントでなくて申し訳ありません!
気になってクリックした この記事を拝読して爆笑したものですから^^

長々と申し訳ありませんでした!
また是非おじゃまさせてください。
返信する
コメントありがとうございます (歌猫)
2010-11-15 08:38:29
asagi様こんにちは!
アマゾンは宣伝に使っちゃいけないと知ってるんですけど、つい…(苦笑)
おいで下さってありがとうございます!(そしてお返事遅くてごめんなさい~!)
asagi様んちも拝見させていただきました。うん、仲良しが結婚して海外に…わかる、わかりますその気持ち!私も年下の自慢の親戚が結婚しちゃったような、おめでたいけどすごく寂しい…そんな気持ちです。
そして、こんな記事でごめんなさい;(笑)フィクションですので、からの、のファンさんでも見に行かない方も当然いらっしゃると思います。
一期も二期も、職人のプライドあふれるいいアニメでした!新しい劇場版も、ボンズならやってくれると思います。(ストーリーは、ほら、ゲーム・小説系みたいだからかえって安心(笑))
コメントありがとうございました。またぜひいらして下さい♪
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