歌猫Blog跡地

漫画「鋼の錬金術師」と荒川弘について語るブログ。更新終了しました。

獣神演武3巻

2008年10月02日 | ◆獣神演武
さて。
えー。おなじみのブログではほとんど触れられてないというか、触れないようにしているうちにホントに忘れちゃったとか、そんな感じの獣神演武。
3巻発売されてます。

(ごめん。私はアンチ派です。だから以下、とーってもびみょーなレビューです。ごめん;)
(しつこいけれど、書かせて。獣神演武は、荒川弘は「作画」です。ストーリーもセリフもノータッチ)


さて。
表紙絵が、黒ですね?

皆さん忘れてると思いますが(私もときどき忘れてますが)、獣神演武の1巻は赤です。で、2巻は白。
この、白で来た時点で、ああ、これは中国5行の色だなと思ったんですが。
ねえ、コレ、赤白黒青黄と、5巻まで続くと思います?

私は思いたくない。
方角4色、赤白黒青、で、終わってほしい・・・。

ねえ、全4巻で完結しますよね?
来年2月雑誌掲載分で終わりますよね?

もう終わっちゃった深夜アニメのプロモーションマンガのために、新アニメ連動の鋼カラーを描く時間を、潰したりとか、ないですよね??

DVDも最終巻まで発売されて(皆様忘れてると思いますが)(私も今、確認してきましたが)、漫画版をこのまま続ける理由って?
アレでも荒川弘だから売れるから、巻数重ねる意味があるのかなあ。鋼の10分の1としてもそれなりに数は出るものなあ・・・・

その、利益配分を受け取る著作権者に。
あれー、まだGENCO、いるんですけどー? 雑誌では黄金周とフラッグだけなのにー?

2巻


3巻


てゆーか社綾さん、また活字ずれてますけど?1巻でズレてたの、2巻で直してもらったのにねえ。

そんで。
2巻同様、アシさんや「原案協力」さんの名前のページは無し。
ふうん。


さて本編!
や、こんなに文句たれたれですが、見所ありますよ、本編も!
まず、収録3話目の回想シーン。ベタ枠で、幼い頃の主人公と義理の父との交流。
ああ、こういう、日常の風景から立ちのぼる、人と人との情の温もりを、どうしてこうも描けるのでしょう、荒川弘。
主人公と敵ボスとのバトルもごっつ迫力!だけど、こういう、「絵が語る」場面こそ、荒川弘のうまさだと私は思うんですよ・・・。
そして、ここはね。台詞が一切無いの。うん、シナリオ無しに、絵だけで、どこまで膨らませることができるか、というチャレンジ。

そして見所ふたつめ。
収録4話目。
荒川弘史上、たぶん最も、あ・・・荒れた絵、という言い方はしたくないんだけど、えっと・・・テンションの低い作画。
タイトルページ(ばーんと将軍)の、前の見開き2頁分。まったく要らないページよね。
水で薄めて量を増やしました、っていう。
まさか、荒川弘で、こういうのを見るとは。
相変わらず上手いのよ絵は。だからさらっと読んだら「なんかイマイチ盛り上がらないな」くらいだと思う。
けどさ。
荒川弘ファン様、ちょっとそこの漫喫行って、鋼の「密度」と、比べてみて?
ね。
同じ人が書いたネーム(コマ割りと構図)とは、思えないよね・・・?
てか、アシさんがネーム割ったの?もしかして???

や、その次の4巻冒頭収録予定話は、また元に戻って良くなってたから、こーやって冗談めかして余裕かませるけども。
ちょっとね。雑誌で見た時は、ほんと、動揺したよ・・・。

これがユリイカインタビューで「(内容を一切考えず絵を描くだけだから)楽しくできているんですね。」って発言した、次の作画になります。
ああ、荒川弘は本当に、人の悪口を言わない。


てな訳で、とーってもびみょーなレビューでごめん;
えっと、次の記事はテンション高く!楽しく!明るく!
ウンポコ掲載・酪農エッセイ「百姓貴族」について、語りますーvvv

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4 コメント

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勿論私も (sengen412)
2008-10-04 20:56:30
 アンチ派です。(笑)
 まっとうな鋼本誌感想の時は登場せずに、こういう時だけやってくるのは、どうかと自粛しておりました…。
 で、『獣神演武』3巻ですが。買いましたよ、もちろん。で、読みましたよ、1回。
 うん、『鋼』とはえらい違いです。何がって中身じゃなくて私の態度が、です。
 中身は、まぁ、一通りはスムーズに読ませるかな?といった感じ。もう一度読み返したい、とか続きどうなるんだろう?とか、この登場人物好き!とか全然思わせてくれないのが寂しいですね。
 「劉こう」ってば大佐と同じ顔しているくせにくそ真面目なのは反則だと思います。あれじゃちっとも人物に幅が出ないですよねぇ。主人公も一応やんちゃくさいけどもエドみたいに意外性も何もなく、第一応援したい、という気持ちにならないなぁ。地味すぎ。あ、今回『劉こう』に密かに思いを寄せる彼女の(なんで『劉こう』の「こう」がひらがなで、彼女の名前も書けないのかというと、もう手元にないからです。この間の日曜日、売ってきてしまいました。や、別に手元に置いておきたくない、というほど憎んでないですよ? 単にたまっていた本をたまたま処分しただけです←いいわけくさい)表情は、ちょっと切なさを感じさせました。義父とのやりとりも確かによかったですね。ああいう人情場面をきちんと書けるのはやっぱり荒川先生が人の情や人とのつながりを信じているからなのでしょうね。
 それにしても、荒川先生の作品は『鋼』・この作品・『新鋼』と3作が立て続けにアニメ化されますね。『鋼』アニメが放映されたのは5年前だから、来年新シリーズが始まるとして、なんと6年で3作品がアニメ化、って考えてみるとすごいことですね。いや、『獣神演武』がそれに値する作品かというとまたそれは別な話ですが、さすがは先生、と思ってしまいます。もちろん彼女の作品なら売れる!といったアニメ制作者側の計算もあるでしょうが、でも、そう思わせる何かが荒川先生の作品にはあることは確かですね。
 アニメ化してみたい(しやすい)デッサンのしっかりした輪郭が明確なメリハリのある絵だからでしょうか? アクションシーンの歯切れもいいですしね。あれはまんまアニメの1シーンになりますよね。ああ、もちろん『鋼』は中身も兄弟のインパクトも展開もものすごく魅力的な作品なのは言うもさらなり、ですが。
(と今回も無駄に長いですね・苦笑) 
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コメントありがとうございます。 (歌猫)
2008-10-05 04:52:52
sengen412様こんにちは!
獣神演武、最近ようやく、冷静に読めるようになりましたよ・・・(苦笑)
それはもう、あきらめがついた、と、そのひと言ですね。うん。
鋼の10分の1としても、10万部売れたら420万円の印税なんですよ。半分荒川弘が取ったとして、残り210万を、シナリオと原案と美術と製作委員会が分けてるわけで。
個人で20万40万を受け取ってるかと思うとむかつきまくりですが、ジェンコやフラッグといった企業が数十万に頼ってんのは、哀れというか零細は大変だなあっていうか。
社氏には二度とマンガシナリオの仕事は来ないだろうし、フラッグがオリジナルをやる機会も遠く無いだろうし、ジェンコは相変わらずあちこち顔を出してのらりくらりやってくんだろうし。
DVDは、声優ファン以外には見向きもされないですしね。
本当に、1年前に書いたとおり、マンガだけが続いてて。もう、どうしようも無いんだから、せめて4巻で完結してほしいと、それだけ。
荒川弘先生が特別というより、面白い少年マンガは軒並みアニメになるんだと思うんですが、でも鋼がこの時期もう一度アニメになるというのは、ほんと驚き。
次のアニメはRAIDEN-18を希望!(笑) あれは1冊単行本になれば、あとはアニメーターが好き勝手遊べばいいんだから(笑)
コメントありがとうございました!
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おじゃまします (ピロEK)
2008-10-27 22:26:39
おじゃまします。随分遅くなりましたが私も「獣神演武」3巻のレビュー(?)記事をアップしましたのでトラックバックさせていただきました。
で、その記事の中なんですが歌猫さんのことがチョびっとだけ登場しちゃいましたので、事後ですが了承を頂きたいとコメントさせていただいた次第。勝手に申し訳ありません。
マズい場合はどうにかしますので連絡くださいませ。
では、また来させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。
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コメントありがとうございます。 (歌猫)
2008-10-29 06:34:20
ピロEK様こんにちは!
いえいえ、リンクもご紹介もとっても嬉しいですv だって繋がってこそブログなんですもの。わざわざご報告いただきありがとうございます~v
獣神はいつも、もうちょっとどうにかなるだろうに・・・と歯がゆいですよねえ(苦笑)
コメントありがとうございました!こちらこそ今後ともどうぞよろしくお願いいたします♪
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