ルリイトトンボであろう。
多分ルリイトトンボ。
トンボの同定は苦手です。
北方系のトンボで北海道から岐阜以北の標高の高いところとなっています。
撮影したのは標高900mの北関東。
分布的には間違っていないようです。
高原の水辺がとても似合うトンボだと思います。
7月18日 北関東
いるいるとは聞いていたのです。
もう数年前から野川公園に発生している、という話は聞いていました。
でも僕がこの公園で見たのは初めて。
初めてでもじっくりと見ることが出来ました。
というのもこのナガサキアゲハ雄は水を飲みに吸水所に来ていて、
相当喉が乾いていたのか、その場から離れません。
おかげさまでじっくりと撮影することが出来ました。
そもそもアゲハに喉があるのか?
という疑問はさておいてです。
口といってもストロー状のものがアゲハの口に当たるもの。
昆虫と哺乳類である人間とは体の構造が天と地ほど違うのであたり前なのです。
ナガサキアゲハは大きい大きいという話を聞いていましたが、
このナガサキアゲハは普通のカラスアゲハぐらいの大きさでした。
辺りの風景にもしっくりとなじんで、この南方産まれの蝶は違和感なく
野川公園で発生を繰り返しているようです。
7月24日 野川公園(三鷹)
いやー、びっくりしました。
こんな虫がいたのですね。 それも良く行く野川公園です。
虫友の「む」氏が教えてくれました。
不思議な虫がいる、名前は分からない、甲虫類である、
目が大きく横に飛び出ている、髭が長い。
これはぜひ確かめなければ、と案内してもらうと、いましたいました、
不思議な不思議な甲虫です。
新発見! かも、・・・・・・・・
と興奮していると、さっき「む」氏がメールでその名を教えてくれました。
ウシヅラヒゲナガゾウムシ 牛面髭長象虫 すごい名前です。
名は体を表す、 うーん、この虫はまたくその通り 名前が体をなぞっています。
まあ、命名した人が、この虫のカタチを見てそのカタチに忠実に命名した。
それが真相だと思いますが、こんな不思議な虫が日本にもいたんですね、
うれしいですね。
この虫の食草はエゴの実だそうです。
何しろ小さな虫なのでうまく撮影できなかったので、より鮮明に見たい方は、
詳しく紹介しているサイトを参考にしてみてください。
この虫を教えてくれた「む」氏様、どうもありがとうございました。
7月24日 野川公園(三鷹)
会津産のキマルリ、表面の青の輝く部分が少ない表面減退型。
やっと会うことが出来ました。
その存在を昨日紹介したキマルリ博士こと、
角田さんに教えていただきました。
この地域ではキマダラルリツバメを町の「天然記念物」に指定しているので、
採集禁止です。
ですからこの貴重な種も守られているのです。
角田さん始め地元の方々の保護活動のお陰です。
ありがとうございます。
もし心無い採集者が採集したとしたら、
あっという間に絶滅してしまう危険性があります。
チョウは自然の中で生きているのを見るのが一番魅力的。
標本箱で見るのとは大違いです。
この素晴らしいキマルリの里、
いつまでも続いていて欲しいものです。
写真は周囲の状況を入れ込んで対角線魚眼レンズ15mmで撮影してみました。
7月9日 福島
今年もキマダラルリツバメに会うことが出来ました。
発生後期で、来週の週末にはもう見ることが出来ないと思います。
発生後期でも美しい個体に会うことが出来ました。
私はキマルリは神様がデザインしたと勝手に思っています。
進化のDNAでは4本の尾状突起をデザインできないだろう、
その尾状突起の先端の白なんて想像も出来ないはずだ。
翅表の黒字に広がる深い藍のバランスと、
後翅にピンポイントで配置されるオレンジの絶妙さ。
翅の裏面の黄色地に黒い斑点は偶然にしては美しすぎます。
一年ぶりにキマルリに見惚れ、戯れた夕刻でした。
キマルリはその不思議な習性の通り、夕
方あたりが薄暗くなってから占有行動を開始します。
そう、草原に降臨してくれるのです。
昼間はどこで何をしているのか?
雌は吸蜜をしていることもあるようですが、雄の行動は謎だそうです。
おそらく日本で一番キマルリに詳しい地元のキマルリ博士でもその生態は分からないそうです。
夜はどこで眠るのか?
その生態も謎だそうです。
ただキマルリ博士曰く、暗くなってから観察していたら、桐の樹を通り過ぎて、
奥の杉林のほうに飛んでいった。
とおっしゃっていました。
暗くなるまで草原で観察を続け、暗闇の中、キマルリの行くへを見届ける。
長年にわたる保全活動と観察、その熱意には頭が下がります。
今週はキマルリあれこれ、紹介したいと思います。
7月9日 福島