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歩荷(ぼっか)

2008-08-29 11:18:14 | Weblog
歩荷とかいて、「ぼっか」と読みます。

尾瀬の木道を黙々と歩く歩荷に数度会いました。


聞くところによるとその重量60㎏くらい、
素人では運ぶのはムリな重量です。

頭よりもはるかに高くなっている荷物を運ぶ姿が、
歩く荷のように見えたので、その名前が付いたと思えます。


日本では尾瀬と白馬岳だけに恒常的に職業として、
存在しているそうです。


車が入れない尾瀬は、
やはり物資の運搬は人力に頼るしかないようです。

そのぶん山小屋の食べ物は、大事に食べないと、
と思いました。

尾瀬の入り口・山の鼻のロッジで食べたラーメンはシンプルだけど、
うまかった。
あのラーメンも歩荷が運んでくれたのでしょう。



尾瀬の景色と、歩荷の対比が面白かったので、
撮影しました。


8月上旬 尾瀬で
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チョウトンボ

2008-08-28 11:18:20 | Weblog

水元公園にはチョウトンボが沢山いました。


初見に近いトンボだったので、良い写真を撮りたかったのですが、
飛んでいた高さが高い、止る場所が遠い、風が強いの3重苦で、
中々良い写真が撮れませんでした。

これはチョウトンボの証拠写真という程度です。


以前西表島で撮影したオキナワチョウトンボに、
飛び方も、習性も近いように感じました。


梢のあたりでフワフワと飛んでいる姿は、
本当に蝶のような感じです。


良い写真は次回に再トライしてみます。

 

8月中旬 水元公園で撮影

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水元公園

2008-08-27 11:54:17 | Weblog
ウチワヤンマが居るというので、
水元公園に行って見ました。

あいにくウチワヤンマには会うことが出来ませんでした。

水元公園は葛飾区と埼玉県との県境にある、都内最大の公園です。
対岸は埼玉県・三郷市。


トンボ、セミの数が多く、水が豊富です。
水郷という言葉がふさわしい公園です。


僕の地元にある井の頭公園とはずいぶん違う雰囲気。


何よりも水の量が豊富、そして公園を訪れている人が、
下町っぽい。


釣り人も、ルアーなんかではなく、
和竿でハゼとかノドボソとかフナを釣っていました。
シブいなー、という感じです。


昼寝をしている人、絵を描いている人、
みんな、のんびりと公園にいる時を楽しんでいる、
そんなゆったりとした公園です。



妻とベンチで昼食を食べていたら、
目の前にセミの抜け殻。


抜け殻越しに公園の雰囲気を写してみました。

DG fish eye 15mm で撮影。


8月中旬撮影




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騒々しい訪問者

2008-08-26 11:34:20 | Weblog
アブラゼミが、我が家の網戸に止まりました。


夏には時々、こんなことがあります。


そして鳴きだすのです。
その鳴き声の大きいこと。

外で聞く数倍の迫力があります。


僕も妻もその声が嫌いではないので、
「おもしろい!」
と思って記念撮影をしました。



セミはその気配に反応して、
すぐ飛び立ってしまいました。


暑い時のアブラゼミの鳴き声は暑苦しいけど、

その声が弱弱しくなってきたこの2~3日は、
夏も終わりか、と、寂しくなってきます。


そのかわり、秋の草虫の声が聞こえてきています。





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オンブバッタ

2008-08-25 11:30:42 | Weblog
この週末は天気が悪く遠出できなかったので、
近場の虫たちの紹介にします。

もともとそんなコンセプトではじめたBLOGでした。
本当は。

珍しい蝶に誘われて、
ついつい季節になると遠征してしまうんですね。


今週は原点に戻って、
農園のオンブバッタの紹介です。



市民農園は今年で3年目。
幾分慣れてきました。


今年は茄子が大豊作。
週に20個位の収穫が、7月の初めから続いています。

週に2回の割合で収穫しないと、大きくなりすぎてしまいます。
8月初め夏休みで東京を一週間留守にした後に農園に行って見ると、
両手に余る特大茄子がいくつも実っていました。


収穫してきて麻婆茄子やら、茄子の糠漬けやら、焼き茄子やら、
茄子カレーやら、
いわゆる茄子三昧を堪能しました。

それでも食べきれない茄子は、乾燥したり、素揚げにしたり、
保存方法も上達しました。


週2回くらい早朝に農園に行って、
収穫や手入れをしていますが、
オンブバッタも少しずつ大きくなってきました。


農園の一番の常連客、それはオンブバッタかもしれません。


左の小さいのが雄、右の大きいのが雌です。
紫蘇(しそ)の葉の上でよく見ます。


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キアシナガバチの巣作り

2008-08-22 12:30:23 | Weblog

宿泊所の近くの軒にキアシナガバチが巣を作っていました。

夜灯火にキアシナガバチが蛾に混じってきているので、おかしいな、
と思っていたのは、こんな近くに巣があったせいです。

実はこの巣を見つける数日前、別の巣に不用意に近づいて、
顎と手を刺されてしまいました。

咄嗟に振り払って逃げたので幸い毒の注入も少なかったのか、
少し腫れただけですみました。

地元の人に聞いてみたら、
刺されてすぐ、あるいは15分ぐらいたっても、
体に震えとか悪寒が来ない場合は大丈夫だそうです。

また、別の人は、
「刺されたらアンモニアを塗るのが一番。」と言っていました。
なんだかすごく昔の対処法のような気がしますが、そうみたいです。


「アンモニアがなければ、自分の小便でよい。」だそうです。
これもずいぶんワイルドな感じがしますが。

このことを教えてくれたのは83歳の炭焼き人。
今でも1年中炭を焼いています。

若い頃は山に入って草を刈っていると、
キアシナガバチ、クロスズメバチの巣を知らずになぎ払い、
刺されることが日常茶飯事だったそうです。

その時のために親方が一瓶のアンモニアを持っていて、
刺された人に手当てしたそうです。

「なんだキアシナガバチか!そんなことで騒ぐなんて、」
と83歳の炭焼きおじいさんは、目元が笑っていました。


いまどきのスズメバチ対処法と効く薬は、

以下引用

1)屋外では、刺された場所から離れ、日陰で安静にする。  

2)刺された部位から毒を吸い出し、冷やす。  

3)刺された部位には抗ヒスタミン剤や副腎皮質ホルモンを含む軟膏を塗る
(アンモニアは無効!)。  

4)不安感、口の乾き、蕁麻疹、かゆみ、動悸、咳、息苦しさ、くしゃみ、嘔吐、
下痢などの全身症状が出たら重症化しやすいので、
自力歩行はさせず(せず)、 早急に医療機関に搬送する(搬送してもらう)。

ショックとなって意識を失ば、 周囲の人が人工呼吸と心臓マッサージを行う。

以上引用終わり 詳しくは

となっており、

相当深刻な事態とみなし、アンモニアは効かないと、なっています。

 

もし僕が不幸にも刺されて、抗ヒスタミン軟膏がない場合は、
近くにアンモニアがあったら、
僕はおじいさんの知恵にあやかって塗ってみようと、思っています。

いずれにせよ、刺されないことが一番大切ですね。

これからは、蜂が攻撃性的になってくる季節。

「君子、蜂に近づかず」をモットーに、野山を楽しもうと思っています。 

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キアゲハ

2008-08-21 12:02:18 | Weblog

尾瀬の木道でキアゲハと会いました。

獣糞だと思うのですが、
それに夢中で、近づいても逃げません。

翅にはユリ科の花粉が赤く付いています。

この日は数頭のキアゲハに会いました。
尾瀬のせり科の植物、オオバセンキュウを食草としているそうです。

標高1000m以上の尾瀬には、
キアゲハと良く似たアゲハは生息していないようです。


そういえばアゲハの食草である、ミカン科の植物は、
尾瀬には自生していないようです。
東京には庭木としてとてもポピュラーですよね。


子供の頃北海道で育ったので、
東京の街を歩いていると、
庭に夏みかんがたわわになっている風景が、
すごく新鮮だったのを思い出しました。

柿も新鮮でした。

 

北海道には夏みかんも、柿も自生していません。
寒すぎるので。


思い出してみたら、
果樹を庭木として植えてはいなかったようです。
多分寒いからなのでしょう。

 

イチイとかシャクナゲとかツツジとか、
けっこう渋い樹木を庭木としています。



北海道ではキアゲハは普通種で、
アゲハは見たことがありませんでした。


尾瀬の気候は北海道と似ているのかもしれません。
冬の寒さとか、夏の短さとか、雄大なスケールとか。

 

 


 

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ルリイトトンボ

2008-08-20 11:31:27 | Weblog
尾瀬を歩いていると沢山のルリイトトンボに会いました。

多くは交尾していて、卵が尾の先についていました。



とはいうものの、エゾイトトンボかも知れないと、
同定に迷っています。


他の記事をいろいろ見て、尾の先に卵が付いているトンボを、
ルリイトトンボと同定していて、その写真が
この写真と似ていたので、
一応ルリイトトンボとしておきます。


行ってから一週間ぐらいしかたっていないけれど、
なんだか尾瀬を歩いたことが夢のようです。


「♪夏が来ると思い出す、はるかな尾瀬、遠い空~」
この歌、「夏の思い出」は尾瀬のことを良くあらわしているなー、
と妙に納得している今日この頃です。


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ハッチョウトンボ

2008-08-19 11:56:48 | Weblog
ハッチョウトンボも初見。

うわさにたがわず小さいトンボでした。

日本最小、世界最小の部類に入るトンボだそうです。

体長が20mm以下、
十円玉が20mm、その中にすっぽりと入ってしまう大きさだそうです。


本物を見ると、やはり腹の部分が短く、尻切れトンボの印象がします。


雄はこのように赤くなり、雌は茶色の縞模様。


雌を探すことは出来ませんでした。

雌は今度のお楽しみとします。




8月上旬、尾瀬で撮影






本州、四国、九州に生息しており、分布は局所的。
環境汚染などにより近年著しくその数を減少させているそうです。
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オゼイトトンボ

2008-08-18 11:40:08 | Weblog
夏休みに初めて尾瀬に行って見ました。


思っていた以上に、素晴らしいところでした。
50年以上生きてきて普通のことでは感動しなくなっているのですが、
正直感動してしまいました。

まず標高1400メートルくらいに、
あんなにスケールの大きな湿原があるとは思わなかった。

尾瀬の湿原の両端の至仏山、燧ケ岳の山が、
全く違う個性を持っていてその両方が素晴らしい。 
両方とも日本100名山に選ばれています。


そんな風景に見とれているうちに16Kmも歩いてしまいました。
素晴らしい風景はウォーキングの苦痛さえ忘れさせてくれます。



一休みして足元に目をやると、
いました、いました、オゼイトトンボ。


初見のトンボです。
目を横切っている黒いラインがサングラスみたいでかっこいいですね。

分布は長野・新潟・群馬・栃木・茨城から北の地域に分布しているようですが、
かなり、局地的なようで珍しそうです。


絶滅危惧種に選ばれている県もあります、
宮城県では絶滅危惧Ⅱ種に指定されています。




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オオミドリシジミ

2008-08-15 11:50:51 | Weblog
8月の上旬だというのにオオミドリシジミは健在でした。

翅の方はそうとうスレていますが、
占有行動は活発。

写真の草の葉が気に入って、
テリに入ってくる蝶やトンボを追いかけては、
またもとの草に戻って来ていました。


しばらく見ていたら、わかったのですが、
数メートル先の木の枝に、
2頭のオオミドリがテリを張っており、
写真のオオミドリはそのテリ張り競争に敗れて、
草の葉の上でテリを張っている模様です。


仕方なく草の葉の上にいる。
というのが正解なようです。


それにしても元気なオオミドリでした。


標高1000m以上の高地なので、
この時期まで元気なんだと思います。



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カラスアゲハ

2008-08-14 08:21:38 | Weblog
高原の林道にはカラスアゲハやミヤマカラスアゲハが沢山発生していました。



カラスアゲハの仲間は、良く見かける蝶なので、
その美しさを見逃しがちなのですが、
よーく見てみるとその美しさは息を呑むほどです。

カラスアゲハはブルーの帯が、翅の動きに合わせて、
ギラッと輝くブルーになったり、深いブルーになったりします。

ミヤマカラスアゲハはグリーンの帯が光の加減によって、
様々な輝きを見せます。

妻が
「これは日本のモルフォチョウじゃない?」


といったのを聞いてなるほどと思いました。


モルフォチョウをまだ見たことはないので、
偉そうなことはことは言えないのですが。


それだけ美しい蝶を今年も見ることが出来て、
幸せでした。



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ゴマダラカミキリ

2008-08-13 11:00:34 | Weblog
宿泊所の庭に来ていたゴマダラカミキリ。



大きさといい、全体のデザインといい、
僕の好きなカミキリの一つです。


ゴマダラカミキリにしては少し大柄な固体でした。

カメラを近づけても動かなかったので、
目一杯アップで撮影してみました。

105mmマクロレンズで撮影しています。


なんだか可愛い顔をしていますね。

性格のよさそうなカミキリでした。
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スジボソヤマキチョウ

2008-08-12 11:13:50 | Weblog
林道を歩いているとこの蝶に出会う季節になってきました。
この蝶をみると、夏の終わりを感じます。

そしてこの蝶はシロチョウの仲間で珍しく長命です。


8月初旬に羽化して冬を越し、翌春また姿を現します。
初春、ギフチョウを探して野山を散策していると、
羽根がボロボロになり、真っ白になったスジボソヤマキチョウに
出会うことがあります。
8月から翌年4月まで、9ヶ月も成虫で生き延びていることになります。

なんだかとてもけなげです。



今見る個体はみんな羽化して間もないフレッシュマン。


止っていて飛び上がる瞬間を狙ったら、
飛翔シーンを撮ることが出来ました。
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オオゴマシジミ

2008-08-11 13:22:13 | Weblog

先週は一週間夏休みをとっていたので、
更新をお休みしていました。

なんだかあっという間の一週間、
それだけ楽しく充実した夏休みでした。


先週撮りためた写真を順次紹介してゆきます。



憧れのオオゴマシジミに会うことが出来ました。


ポイントに到着して待つこと30分。

もう会えないか、と思って妻に移動するよと告げた瞬間、
目の前に現れてくれました。


シジミにしては大柄、裏のゴマ模様と表のブルーが、
飛翔している時の独特の存在感を醸し出します。


幸いなことに撮影できるところに止まってくれました。
一心不乱にヒヨドリバナで吸蜜。
思わず今回購入したニコンD300を連射モードにして、
撮りまくりました。


撮影した瞬間は満足だったのですが、
今考えてみると、飛翔写真や、広角アップなど、
いろいろ撮っておけば良かった、と悔やまれます。



それは来年の宿題として、とっておきます。




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