時鳥れぽーと

このレポートは情報提供の一環であり、投資勧誘を目的に作成していません。最終的な投資判断は、ご自身の判断でお願いします。

10月29日デイリーレポート

2007年10月29日 17時18分35秒 | デイリーレポート
10月29日(月)
穀物シカゴ市場
シカゴコーン続伸。
原油が史上最高値を更新していることや、ドル安を好感したファンド筋の買いなどに12限374.50セント(+8.25)まで続伸した、その後買い一服した後週末の収穫進展見通しを嫌気して、下押しされて372.00セント(+5.75)で終えた。
シカゴ大豆小幅高
原油の高値更新、ドルがユーロに対して最安値を更新したことで11限は節目の10ドルを突破し1007.00セントまでファンドの買いなどに続伸したが、小麦の下落や原油が高値より押されたことに嫌気され、11限は995.50セント(+0.75)まで値を削って引けた。
シカゴ穀物は今まで牽引していた小麦が頭打ちとなり、穀物でのスパイラルの構図が崩れた、ただ原油高、金などが高くインフレ懸念から下値も限定され目先はもみ合いの展開。
東京市場
コーンはシカゴ高と夜間取引堅調などで一代高値を更新させる買い優勢に始まり11限は32.450円(+370)で寄り付き、その後も金、石油の上伸を好感したテクニカルな買いに、売り方の損きり覚悟の買戻しが期近より出され、前2本は制限幅のストップ高に先限11月は32.940円(+860)で前場を終えた。後場に入ってから期先は急激な上げが続く中利食い売りと一部商社の売りなどに上げ幅を大幅に縮小させ11限は32.550円(+470)で引けた。
NON-G大豆はコーンが急伸したことや、夜間高を好感した買いと買戻しに一部が高値更新させて始まり続伸となり、新補10限は62.430円で寄り付いた、その後も地合いは強く手仕舞い買いなどで上げ幅を拡大させ10限62.530円で前場を終えた。
後場は買いが一巡した後、期近12限が急落したことや、コーンが下押ししたこで地合いを弱め前3本はマイナスに新補10限は寄りより値を下げ62.240円で引けた。
石油市場
NY原油市場大幅続伸
地政学リスクを背景に強期調が続いていることと、ドル安を背景にした投機資金が流入していることで高値を更新させ12限は92.22ドル(+1.36)まで上昇した、その後は週末を控えた利食い売りに押され91.86ドル(+1.40)で終えた。NY市場は調整場面を入れながら今後は100ドルを目指す展開になる可能性が充分にある。
原油、ガソリンは総じて続伸したが、灯油は先限を除き反落して始まった、その後時間外取引が92ドルを超したことなどで、ガソリン5限74.750円(+510)灯油71.240円(+690)原油3限58.670円(+360)まで買い優勢な展開となり、上値伸ばした後に利食い売りに上げ幅を削りガソリン5限74.300円(+60)原油は58.530円(+220)灯油は反落となり70.400円(-150)で前場を終えた。後場に入ってからは、売りと買いが交錯し高下しながらの動きとなり原油は続伸し3限は58.690円(+380)ガソリンも続伸したが、5限は鞘修正し74.190円(-50)灯油は利食い売りに小幅反落となり5限70.470円(-80)で終えた、高値を更新し続けている今日の国内ガソリン、灯油の高値買いは見送る方がいいと思います。今は利食い場所と思います。