時鳥れぽーと

このレポートは情報提供の一環であり、投資勧誘を目的に作成していません。最終的な投資判断は、ご自身の判断でお願いします。

10月10日デイリーレポート

2007年10月10日 17時20分06秒 | デイリーレポート
10月10日(水)
穀物シカゴ市場
シカゴ大豆は急反発。米国の生産高に対する不透明感やブラジル北部の高温、乾燥天候による土壌水分不足やドル安に金、原油などの上昇が支援材料となりファンド買いを誘い11限は950.25セント(+24.75)で引けた。
シカゴコーンは反発、大豆の急伸や小麦が下値から反発したことと、ドル安などが支援され12限が348.75セントまで反発した、しかし終盤に収穫進展をはやした戻り売りに上げ幅を削り12限は342.50セント(+2.50)で引けた。
東京穀物市場
NON-G大豆はシカゴ高や夜間取引が反発したことこを好感し、寄り付きは期近から大幅高で始まり先限8月は59.340円(+700円)と新高値(59.680円)まであとわずかに迫った、その後は週末に米農務商報告を見極めたいとする買い方の利食い売りなどで伸び悩んで前場を終えた。後場に入ってから夜間取引が堅調に推移していたことから押し目買いなどが優勢となりストップ高を含む大幅高となり、期先8月は59.590円(+950円)で引けた。
コーンは昨日の強地合いを継続となって寄り付きより期近から急騰となり損切り覚悟の手仕舞い買いなどが優勢となり1月限がストップ幅拡大の30.240円(+750)まで急騰し期先限月も急伸した、次節で商社系の取引会社が期近に売りを出した事から前引けは3番目以降に戻り売りや、手仕舞い売りが優勢となり期先3本大幅に値を削り9月限は高値より330円安の29.510円(+110)で前場を終えた。後場からは大豆が制限幅高になったことや期近が再度高値を更新したことで堅調気味に終え期先9月は29.710円(+310)で終えた。
石油市場
NY原油はドル相場がユーロに対して下落したこを好感したテクニカル買いや、80ドル割り込んだことで下値では押し目買いになどで大台を回復させ11月限は80.26ドル(+1.24)で引けた。ここ最近は80ドル挟んだもみ合い続いているが、米国の先行き追加利下げの観測見通しにドル安傾向からファンドが先行きネットロング増加すると思われます。
東京市場
NY原油が反発したことや、貴金属、穀物、ゴムなど商品全体が上伸したことを受け、原油製品がともに反発し先きり4月ガソリン66.020円、灯油63.970円、原油52.510円で始まった。その後はファンドの買いなどに地合いを強めて前場を終えた、その後さらに金が最高値を更新されるなど他商品の上昇を好感した買いに期先4月は前引けより4桁高に急騰させガソリンは67.460円(+1.880)、灯油65.160円(+1.760円)原油52.900円(+1.090円)の大幅高で終えた。国内の石油はファンド動向次第に高下しているが、彼らファンドは海外、国内もポジションはロングになっていることから上げ賛成と思われます。

10月9日デイリーレポート

2007年10月10日 08時27分54秒 | デイリーレポート
10月9日(火)
穀物シカゴ市場
大豆は2日間で28.75セントの大幅安
民間の調査会社で生産見通しが農務商見通しを上ったことなどと、小麦が二日間で46.00セント暴落した、またブラジル北部に降雨などが嫌気されてファンドの手仕舞い売りなどに11月限が925.00セントで引けて急落して終えた。
コーンは小麦、大豆急落とユーロに対してドル高に嫌気した売りに地合いを弱めいたが、その後、下値ではスプレッドの解消買いや押し目買いに持ち直し、下げ幅を縮小して12月限は339.75セント(-2.50)で終えた
東京市場
NON-G大豆はシカゴ急落を嫌気した手仕舞い売りにストップ安を含む大幅安で始まった、その後コーンが急騰したことなどで、押し目買いに値を戻し前場を終えた、後場に入ってからは売り買いが交錯となったが、今日の高値よりやや軟調気味で期先8月限は58.640円(-520円)で終えた。
コーンはシカゴ安であったが円安に振れていることと、納会を前して一部商社が期近買いを建てたことを受けて期近が急騰となり寄り付きから地合いを強め前引けは上昇し、当限11限は30.900円(+610円)期先9限は29.370円(+580)で前場を終えた。後場に入ってからも期近当限は値を伸ばし31.270円(+980)に1.3.5限がストップ高で引けた、先限は高値より利食い売りに上げ幅を削り先限は29.400円(+610円)で終了した。
今日の穀物はコーンが急伸し大豆が大幅安と対照的な相場つきになった。
石油市場
NY原油は前週末に発表された9月の米雇用統計を受け、先行き景気見通しが改善するとのことでドル相場が買い戻されたこととハリケーンシーズンが終わりを迎えていることなどで、買われすぎのポジション調整売りなどで11月限79.02ドル(-2.42)、
東京市場
NY原油が2日間で2.42ドル安となったことを受けて、原油、製品ともに4桁を超える限月が相次ぐなど急反落となって始まった、その後もガソリンを中心にファンドの売りが先行し下げ幅を拡大させて前場終えた。その後は下値でもみ合いが続きそのままガソリン期先4限は65.580円(-1.480円)灯油4限は63.400円(-1.770円)原油4限51.810円(-1.030円)の大幅安で終了した。NY原油が80ドルを挟んで高下していますが、77ドル以下に下げることは難しい、今日の国内の突っ込み売りは危険だと思います。石油のトレンドは年内上向く可能性が強いと判断します。