時鳥れぽーと

このレポートは情報提供の一環であり、投資勧誘を目的に作成していません。最終的な投資判断は、ご自身の判断でお願いします。

8月30日(木)デイリーレポート

2007年08月30日 18時38分42秒 | デイリーレポート
シカゴ穀物
シカゴのコーンは総じて続落。
小麦の上昇序盤は小幅高となっていたが、新規の支援材料が見当たらないなか生産高の
増加観測が圧迫要因となり3連休を控えた手じまい売りが上回り続落して引けた。
シカゴの大豆はまちまち。
作柄改善見通して売りが先行し寄りしたあと、現地視察による報告で産地のイールドにばちつき
があり、生産高見通しに対する不透明感や大豆油の上昇を支援材料に値を押し上げた。
東京穀物
東京コーンはシカゴ安であったが大幅な円安に支えられて反発して始まったあと日本時間午前
900米産地の気象予報でコーンベルト南東部3分の2で雷雨、北東部は好天とのことで夜間
取引が急落を嫌気して軒並みマイナスサイドになって前場を終わった。後場寄りで戻す場面もあったが豊作予想などを背景に地会いを弱め期先9月限は26930円と大台を割り込んで続落して引けた。海上運賃がここにきて93ドル台まで上昇していることや取り組みの内部要因などを考えますと先限26000円台は売りではなく押し目買いでいきたいと思います。
また、NON-GMO大豆はシカゴ高と円安に反発し地会いを強めていたがコーンの下落や夜間取引の軟化に終盤には急速に上げ幅を縮小して引けた。NON-GMO大豆は今日の様に急反発したことは戻り売りに対応したいと思います。
石油
NY原油は期近は急反発。立ち会い開始後EIAから発表された週間在庫統計で原油ガソリン在庫ともに予想以上に大幅減少に10月限が73.64ドルまで2ドル弱まで急反発となった。本格的なハリケーンシーズンや米株式相場が急反発したのも一因となった。
東京市場はNY原油73ドル台に反発と円の急反落を受けた買いや買い戻しに原油、製品ともに4桁上伸する急反発で取引は始まったが採算値ではストップ高に張り付いてもよいのですが高値でファンド筋の売りやテクニカルな売りに上げ幅を削る展開で前場は引けた。後場に入っても今後は需給の緩みを意識した売りにガソリンは更に値を削って引けた。現時点では本格的上昇に向かうには厳しい状況にあるので大幅戻りを売ったほうがよいと思います。
貴金属
NY金は小反発。
ユーロに対するドル安や原油、株価の急伸に強気要因だったものの上値では戻り売りに伸ばす勢いはなかった。
東京金はバーナンキ議長が金融市場の混乱収拾に必要な措置を講じるとの期待感でFBRが利下げする可能性が高いとしてNY株価急伸円安を好感した買いに期先2本が2500円の大台を回復して始まった。その後は円安の一服やスポット価格の軟化に伸び悩み上げ幅を縮小して前場を引けた。
後場に入ってから円高に振れたことと石油が反落してきたことで上値が重くなりじり安となって先限8月限は2500円の大台を割り2492円で終了した。金の回復には時間がかかるのと株価が上昇するまで先限で2500円以上の戻り売りでいきたい。