時鳥れぽーと

このレポートは情報提供の一環であり、投資勧誘を目的に作成していません。最終的な投資判断は、ご自身の判断でお願いします。

8/10日(金) デイリーレポート

2007年08月10日 17時48分13秒 | デイリーレポート
l穀物
シカゴ大豆の寄り付きはドル高や原油、貴金属安を嫌気した売りに下押しされたが来週もコーンベルト南部やデルタの雨不足をはやした買いに地合いを持ち直し11月限は880.50セントまで切り上げたが、戻り売りでプラス地合いを維持できず877.75セント(-0.25セント)で引けた。
コーンは需給報告を明日に控え、これまで地合いを強めできたが欧州株の急落がドル高をもたらし、リスク資産の圧縮で貴金属や原油安が圧迫要因となりテクニカルな売りが優勢となり急反落となって引けた。
東京穀物NON-GMO大豆はコーンの反落や円の急伸と株価の急落に反落となって始まったが売り一巡後は米農務省から生産見通しと需給報告を明日に控えた売り方の買い戻しが優勢となりマイナスサイドより当限を除く全限が小幅続伸となって引けた。
コーンはシカゴ安と円高、さらに夜間取引の下落に圧迫され急反落となって寄り付いた。その後大豆や石油製品の戻したことなどと、期近9月限の受け方の受け腰が強いとの見方で期近の強気ムードに期先も下げ幅を縮小させて引けた。
l石油
NY原油は株価が急落したことで引き続き先行の景気不透明感による需要減少を懸念するムードが強まったことで70.50ドルまで切り下げた。その後は節目の70ドルを割れなかったことで安値よりやや切り返して引け9月限は71.59ドル(-0.56)で引けた。
東京市場はNY原油安、円高となり、原油は下落、製品も大幅続落となって取引が始まった。その後は時間外取引の下げが縮小してきたことなのでガソリン、灯油の期先中心にファンドの大量な買いが入ったことから地合いを一気回復し灯油の期先2本はプラスサイドまで値を切り上げたが、終了まぎわに戻り売りにガソリン、灯油ともに小幅続落し、原油は反落となって引けた。
l貴金属
NY金、銀ともに急反落。BNPパリバがファンドの評価と解約を停止したことがリスク資産の圧縮を迫ったこととドル高や米国債高、原油安も圧迫要因となり急反落となって引けた。
東京市場の貴金属は金は大幅反落、白金、銀はストップ安となって寄り付いた。その後は金が為替の円の戻りにやや値を戻しはしたが日経株価の急落に地合いは回復せず軟調に推移していた。終盤は金、白金に押し目買いが出たことで白金はストップ安を外して引け、金も下げ幅を削って引けた。