稲葉振一郎 @shinichiroinaba“追悼 戦争で片腕を失った水木しげる先生が描いた「従軍慰安婦」。 - Everyone says I love you !” htn.to/5vdyuknHa5
Cdb @C4Dbeginner水木しげる先生の作品は代名詞である妖怪漫画の他に「総員玉砕せよ！」「コミック昭和史」などの歴史・戦場漫画があるけど、個人的に短編集「敗走記」がおすすめ。水木先生本人の体験や、友人の部隊での戦争体験を実話を下敷きに漫画にした短編集。 pic.twitter.com/1sRKtIfM7C
その中でも奇妙に印象に残るのが「レーモン湖畔」という短編で、これは太平洋戦争の末期、南太平洋のニューブリテン島を舞台にして日本軍とオーストラリア軍がにらみあっているのだけど、その中で両軍の板挟みになった「ホセ一家」というフィリピンとドイツの混血一家の奇妙な運命を描いた作品。
ホセ一家は日本軍ラバウル本部からスパイの嫌疑をかけられ、処分（つまり処刑）せよという命令を下されるが、現地の部隊はそれを嫌い、ホセ一家を助けようと工作する。ホセ一家は辛うじて助かるが、やがて食料の援助と引き替えに、二人の娘を「従軍慰安婦」として現地部隊に差し出すことを要求される。
ここからがこの短編の奇妙なところで、現地の日本軍部隊は「いったい部隊のどの階級までが慰安婦を利用すべきか」という会議を開く。「全員で」「将校まで」「中隊長のみ」という議論が百出し、「お前だけなんてずるい」と論争になったあげく、なんと「誰も手を出さずに送り返す」という結論に達する。
フィクションとしてもリアリティがないと思えるこの奇妙なエピソードを、水木しげる先生は作中でも、文庫版の後書きでも「全部事実」と言い切る。他の短編については「これは誰々に聞いた話にフィクションをまじえて描いた」と正直に解説しているので、たぶん本当に実話なのだと思う。
他の水木作品では従軍慰安婦の被害について赤裸々に書き記しているので、これはもちろん従軍慰安婦の否定論や日本軍の道徳性を称揚する意図などで描かれた作品ではない。何しろ兵士たちは女の話ばかりしているし、ホセ一家の犬がワニに食われてしまうと「俺たちが食べようと思ったのに」と落胆するのだ
言うまでもなく、太平洋戦争ではこのようなハッピーエンドに終わることのない悲惨な実話が山ほどあったわけで、巻末の解説でもこんな話は日本軍の”希に見る美談”であって、殺すという処理方法が当時は通常だったと書かれている。彼はこの体験を美談というより一種の「怪談」として描いたのだと思う。
水木しげるの戦記漫画に共通するのはこの虚無感と不条理さで、それは同じくベトナム戦争に送られたアメリカの作家、ティム・オブライエンの短編集『本当の戦争の話をしよう』（文春文庫）に漂う雰囲気と似ている。どちらも作家としては明確に反戦なんだけど、作品は『混沌』について書いているんだよね
たぶん「妖怪」という混沌の反対側にあるものは科学や思想という近代の産物で、水木しげる漫画が戦記物としても（実は彼は英雄譚のような戦記物もいくつか書いている）あるいは反戦漫画としても強烈な『感動』のドラマツルギーを意図的に欠いてどこか虚無的で混沌としているのはそういう理由だと思う。
あつぞこますたー⊿12月になった @atuzoko46
ミヤコ @miyacollectionsお母さんが追い詰められるの、子どもを産んだら誰もが聖母になれる、そういう思い込み（いっそ信仰）が根底にある気がする。
現実は意外と人間だ。
産後の理想と現実 ｜育児絵日記
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マツダのオート三輪 @BigMuskiメーカとしても「アスタコって作ったは良いんだけど...使いみちがサッパリ分からない」と嘆いています。
「斬新な使い方を思い付いた業者様、連絡下さい。アスタコをお貸しします!!」とのこと。
詳しくは営業まで
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アムロ波平 @namiheiAMURO