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平安時代中心の歴史紹介とポートレイト

古代史から現代史に至る迄(日本史/世界史)の歴史散策紹介とポートレイト

ユダヤ-28 1万年前の超古代文明・アトランティス

2019年02月11日 | 世界史-中東.アジア・アフリカ

 アトランティス大陸とは、ペルーとエジプトの間の大西洋に浮かぶ大陸、古代ギリシャの哲学者プラトンがティマイオスという著書に記した大陸である。そこにある帝国は豊かであり、強い軍事力を持ち、大西洋を中心に地中海西部を含んだ広大な領土を支配していた。王家はポセイドン(ゼウスに次いで力を持つ神)の末裔であったが、人間と混じるにつれ堕落し物質主義に走って領土の拡大を目指し、これがゼウスの怒りにふれて帝国は荒廃し突如沈んだ。この大陸の後継者はアーリア人であり、ドイツ人の祖とも言えると信じたのはナチスのヒトラーである。長身で金髪で青い目を持つアーリア人を守るべく、ユダヤ人、障碍者、同性愛者などを迫害した。迫害の真の理由、純粋なアーリア人を保護する目的で1935年に「アーネンエルベ」を設立し、先史時代や神話時代の「北欧人種」が世界を支配していたことを証明しようと研究活動を行っていた。

 1929年にヒムラーはまだ規模が小さかった親衛隊の規模を拡大し、1929年には300人だった隊員数は1931年には1万人を超えた。ある程度規模が育ってきたことで、ヒムラーは親衛隊員をもっと厳しく選抜して長身・金髪・碧眼の北欧人種による集団にすることを目指すようになった。機関紙「ゲルマニア」を発行し、アーリア民族の優秀性をアピールすべく、カナリア諸島の原住民グアンチェ族は金髪であったという伝説を信奉し、現地で発掘されたミイラを収集したり、オランダの湿地帯から発掘されたミイラをアーリア人の祖とこじつけたりするなど、疑似科学やミイラの金髪伝説を宣伝した。 活動研究には多くのドイツ学者が参加したが、彼らは戦後裁かれることもなく大学や研究機関に復職している。

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