うりログ【別館】

観劇シロートの感想文とひとりごと

『MA』2回目で観劇納め

2006-12-20 | 感想文:ミュージカル
『マリー・アントワネット』
公式サイト
12月16日(土)マチネ 帝国劇場 1階H列上手寄り
Wキャスト:笹本玲奈

 開幕早々に見たときよりも、全体的に力が抜けてよくなっておりました。初見では???だったマルグリットの心の動きも、笹本さんのせいか、席が前方だったせいか、2回目だったせいか、なんとなく納得できるものに。とは言え、登場人物が多すぎて物語も整理されてない感がやっぱり残りました。最後の終わり方もどうにもスッキリしないし(演出的に)。

 そんな中で収穫だったのは、ルイ16世役の禅さんとフェルゼン役の井上くん。特に井上くんは、『モーツァルト!』でしか見たことがなくて、今までワタシ的にはどうとも思ってなかったのですが、この役はとてもよかったです。プリンスキャラのニンに合っているというか。ワタシの観劇後の第一声が「いやー、ヨシオのゲロに泣かされたぜ」でした(笑)。(あ、これは本当にゲロってるわけではなく、2幕でマリー・アントワネットからの手紙が恋文じゃなかったことを知ったときの、絶望の嗚咽です)。ちなみに初見の時は、禅さんルイの鍛冶屋になりたかった歌で泣かされました。

 でも、そんなフェルゼンと可愛い(笑)ルイ16世の2人が、なぜそんなにもマリー・アントワネットにゾッコンか? 涼風さんも好演してましたが、そこを納得させるまでではなかったかな~。そう言えば来年日本でもS・コッポラ監督の映画『マリー・アントワネット』が公開されますね。ちょっと見比べてみたい気がしてきました。

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