大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

伊太祁曽神社はパワースポット

2012年03月15日 | 奈良・大和路
伊太祁曽神社は「木の神」である五十猛命(いたけるのみこと)を祀っている。
五十猛命は全国に木を植えて回ったとされている神様。
和歌山県は昔「紀伊国」と呼ばれていたが、さらに昔には「木国」と呼ばれていた。
それは、木の神様つまり、五十猛命がいる所と言うことが由来となっているという。

伊太祁曽神社はパワースポット。
まずは“木の俣くぐり”。
それは、御神木として聳えていた杉の木の一部。
大屋毘古神が木の俣を利用して大国主命を助けた神話にちなんで、この穴を潜り抜けると災難を除けられると云われている。
『古事記』 に記される、「いなばのしろうさぎ」 のお話はご存知?
それでは、その続きがあるのはご存知でしょうか?

因幡国のお姫様を娶った大国主命は、八十神達から命を狙われます。
大国主命は 母神様の助言で、紀伊国に住む大屋毘古神に助けを求めます。
大屋毘古神とは五十猛命の別名。
大国主神より事情を聴いた大屋毘古神は、大木の木の俣をくぐらせて大国主神を逃がし、命を救います。
この神話にちなみ、御神木であった大杉にあいた穴をくぐることで災難から逃れることができると、多くの参拝者がくぐっていくそうです。

そして“お猿石”
猿の頭の形をしたこの石は、首より上の病に霊験が著しいと云われています。
古くは本殿横にあり、参拝者は本殿参拝の前に手をあてて心気を鎮めて参詣したと云います。
現在は蛭子神社前に移設され、多くの方が撫でてお参りされています。
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