プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< どうする家康 7話&8話 >

2023年03月18日 | ドラマ。
7話はちょっとわさわさしていた。でも50話の長丁場でたまにはこういう
繋ぎの話もあるだろう、繋ぎの話は面白く作るのが難しいからしょうがない、と
納得していた。

うーん。8話もちょっとごちゃごちゃしているかなあ。
冒頭が……。夢で義元を出すのはちょっと尺がもったいないんではないか。
その時間をややこしい三河一揆を説明することに使って欲しい。

前半、話が整理されないまま進んで行くなー。納得感が少ない。
6話まで奇跡的に話が面白く進んでいたけど、そろそろ崩壊してしまうのか。

――と思ったら、最後の最後に泣きどころを持ってくるのねえ。
なんかこれがあれば前半のごちゃごちゃした作りが気にならなくなるよ。
これをここに置くの上手いなあ。

しかも、あの終わり方って、まるでサスペンスドラマじゃないですか。
「犯人は誰だ?」的なカメラワーク。大河ドラマがサスペンスになったのは、
長い歴史の中でも初めてじゃない?面白いなあ。上手いなあ。
こう見せてくれただけで、7話~8話前半の、ちょっと首を傾げる感じが
帳消しにされた。

木村昴が今のところさもない役柄なのに、けっこう目立ってますね。
良きかな良きかな。
古川琴音は贔屓だが、少々癖強すぎの演出と感じるかな。もうちょっと控えめがいい。
癖が強すぎといえば、松嶋菜々子もちょっとそう感じる。

義元の夢オチも、もう少し荘重なスタイルで良かったんじゃないかなあ。
今まではコミカルな雰囲気が好きだったけど、あちこち飛ぶ話でコミカルが重なると、
けっこう煩くなってしまいますよね。萬斎さんは捻った演技が好きな人だが、
ちょいとやりすぎてしまう嫌いがある。まあ演出の責だけど。

7話~8話前半でちょっと下がった評価だが、後半と8話の終わらせ方でまた上がった。
まだ期待は続いている。

それにしても松山ケンイチの曲者っぷりは笑えるなあ。
わたしはこの人、ちょい苦手であんまり作品を見たことないんだが、
今回はぜひ最後まで活躍して欲しいと思っている。

あ、あと山田孝之の服部半蔵が唯一まともでオモシロイ。
いなかったですよね、今まで大河でこういう役周り。

寺内町のCGが印象深い。まるで島のようで、寺が要塞として使われたということは
あちこちで聞くところだけど、本当にあんなに独立してたの?
完全に領地だよね。視覚情報は記憶として残りがちだから、
考証をちゃんとしてほしいけど大丈夫?信じていい?

9話も期待が続く。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 89ers、3月15日の試合。 | トップ | ◇ 池上永一「ヒストリア」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ドラマ。」カテゴリの最新記事