プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

89ers、2023ー2024シーズン ファン感謝祭。

2024年05月19日 | 仙台89ers。
やー、久しぶりのファン感ですねえ。
去年もやったのか。でも去年は試合後のミニセレモニーだった気がする。
そしてその試合には行ってないから、4、5年ぶりですか?
見返してみると2019年以来5年ぶりだ。
それ以降はオンラインファン感とかだったもの。

そりゃー5年ぶりのファン感なら運営のノウハウは失われているよねえ。
ただでさえ1年に1度しかやらないイベントで経験を蓄積するチャンスが少ないのに。
まあ5年前までもファン感といえばグダグダの同義語だった。
今回もかなりのグダグダさ。そうだろうとは思っていた。

こういうのは、参加者側の立場で参加してみる主催者側がいないと
問題は解決しないんじゃないかねえ。
わたしは結局、運動会以外の部分はミニトークショーだけを見ていて、
選手の出店も飲食店にも行かなかった。
わざわざ行きたいほどではなかったので、トークショーが比較的には一番ましだろうと。

そしてそのトークショーねー。
まあそうだろうと思っていたけど。やはりいつまで経っても素人さんの作りなのよねー。
こういうの難しいだろうけど、難しいからいつまで経っても下手くそというのは
困るんだから、やっぱりしっかり反省というか、ブラッシュアップは目指して欲しい。

選手を台に上がらせたのはいいとしよう。見やすくなった。
しかし観客席がたりないんじゃない?倍くらいあったって良かったと思うよ?
だって売店も飲食店にも興味なかったら、ここにいるしかないんだから、
参加者のほとんどはトークショーに集まるもんじゃないの?
並べた椅子の数に疑問を感じた。もっと広げればいいのに。

そしていうたらなんやけど、こういうののMC、中野美咲さんでは荷が重すぎる。
普段の試合の進行を問題なくやれることとトークの進行の技術はまったく別だからね。
選手の心構えも足りなかっただろうし、運営側の準備も足りなかっただろうし、
みんな温かく見守ろうとはしているけれども、正直なところ中身が薄くて面白くない。

Aというお題に対して選手がBという答えを返して、それに「いいですね~」って
言ってるだけでは話が広がらないんだよ。
Bという答えから深掘りしないと面白くならない。情報量が必要。
「リフレッシュ方法はなんですか?」というお題に、「息子と遊ぶこと」と
答えが返った場合、普段どんな遊び方をしているかとか、息子は何歳かとか、
いろいろ訊くことがあるでしょう。
それが「心温まりますね~」って言ってすぐ次、という進行では盛り上がらないのだ。

そして深掘りできる、選手が「何を言っても拾ってくれる」と思える空気感を作るのも大事。
これがあってこそ面白い話が出てくるんだよー。

そして、登場の時選手に自己紹介をさせるのは基本の基本だと思いました。
もちろんファンが来ているんだから、選手のことを知らない可能性は低い。
だからといって名乗らなくていいってわけじゃなくて。
「〇〇です」と発声することにより、選手の緊張もほぐれるし、会場との空気感も
良くなるし、なんで名乗らせもせずにいきなりトークテーマを引かせるか。

選手にトークテーマを引かせる形式も良くなかった。
MCが読み上げて、しかるのちに若干の時間を稼いでから選手に振る、という手順が必要。
そしてトークテーマもいまいち答えにくいものが多く、選手やスタッフからのお題も
苦し紛れにひねり出した感が高く、答えに苦慮するわりには面白い答えがない悪循環。

トークテーマなんてとっくに出尽くして、面白いものを考え出すのは難しいけど、
これはスタッフ側でもっと吟味したテーマを用意するべき。
ネットで「トークテーマ」で検索すればいくらでも出てくるんだからさ。
旧ツイッターでファンからテーマを募集するという手もある。

バスケットボール選手としての質問、仙台についての質問なんか
もういやになるほど答えてるんだから、そういうのは1つずつでいいんだよ。
今まで考えたこともないようなトークテーマでこそ、選手も面白い答えが出来るもの。

運動会の時MCに出て来てくれた、練習生の猪狩がトークショーにもいてくれれば良かったね。
選手にもお題から回答まで考える時間が必要だから、その間を猪狩が繋いでくれれば
ありがたかった。


そして運動会も、まあ見てて面白いは面白いんだけど、これもぐだぐだですよね。
仕方ない部分はあるけど、ルールがぐちゃぐちゃのゲームを見てると若干ストレスがたまる。
ユルいルールで面白いのはデカパン競争くらいで、負けているチームの選手が
小さい子供を抱えて走る、とかならアリだけど。

ドリブルリレーは人数を揃えないと全然意味がない。
ボール渡しも人数を揃えないと意味がないし、ゴールラインのあのごちゃごちゃ具合では
どのチームが早いのかまったくわからない。
しっぽ取り競争もタオルの引っ張り合いになったらダメじゃん。
椅子取りゲームも、ズルがまかり通ってるし、音楽も聞き取りにくかったし、いまいち。

人数を10人MAXにするくらいでちょうど良かったんじゃないかな。
1人2種目参加で。それで足りないなら、2セットする。
それなら、人数が足りないチームも誰かが複数回参加することで容易に補えるでしょう。


そして一番ダメなところは。
やはりチケット代の高さでしょうねー。ファン感を商売にしちゃいけない気がする。
それは理想だろうか。まあ前なら「これが選手の年俸になるなら」と思ったけど、
でも今回は霞ヶ関キャピタルがついたことで、金の苦労からは解放されたと信じている。
なので、ちょっと拒否感が強かった。

だって運動会参加者のチケットなんて1万円ですよ……。
応援だけでも5000円。
2階席から見るだけの人たちでさえ2000円。
ブースタークラブの人は1000円とはいえ。
さすがに取りすぎではないですか……。

わたしの皮算用によると、今回の参加者は900人程度ではないかと思います。
で、おおざっぱに計算すると入場チケットで入った金額は150万くらいではないかと。
会場費、Tシャツ代、機材代で少し赤が出る程度ではないかとは思うが。
あ、人件費もあるか。メモリアルブックは別として。
まったく金額に正確性はないですけどね。

まあ五十歩くらい譲って一人1000円の参加費はヨシとしよう。
運動会参加者の5000円、応援代の3000円はヨシとしよう。

でもそうしたら、もっと内容のあるファン感にしてくれないとさー。

このグダグダ感で2000円は高いですよ。もっと詰めてくれないと。
まあ1年後のことなんて多分誰も考えてないから、また来年もグダグダなんでしょうね。
今までずっとグダグダなわけだし。

有料でキッチリ、無料でグダグダ。グダグダなら無料にしてほしい。
他のしっかりやってるチームのファン感の視察に行ったらどうでしょう。
そうでないと永遠にグダグダのままな気がする。



とはいえ。
文句は多量にありますが、楽しかったですよ。
多分来シーズンはここにいない選手の挨拶も。確実にここにいない藤田HCの挨拶も。
聞けて良かった。

2023-2024シーズンが終わりました。
ここからリリース情報に一喜一憂する日々が始まり、だいたい1ヶ月くらいですかねー。
「公開練習やんないかなー」と待ち続ける夏場。
そして9月半ばの東北カップ。次のシーズンまで4ヵ月。

来シーズンは、そうですね、ワイルドカード争いに絡んで欲しいですね。
どんな選手がくるのか。新HCはどんな戦術を展開するのか。
チームケミストリーは早々に構築出来るのか。
期待と不安をもって待ちたいと思います。

今シーズン、お疲れ様でした。



コメント
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