「お中元」と「不倫相手」

先日、50代を乗り越えたご婦人から「お中元」のご相談を受けました

「お中元は普段お世話になっている人にお礼の印に送るものでしょう？」

「ま～世間一般はそうだと思いますけど・・どうしましたか？」

「お世話になっているけど・・お礼するほど有り難くも無いけど・・・そろそろ頃合いかと思ってね」彼女は独り言の様につぶやいて・・・

「じつわね、相手は主人の浮気相手なの・・・結婚してもうすぐ30年に成るけど私にばれていないと安心してもう、5~6回はやってるわ」

事情をお聞きしたら、気の良い働き者のご主人で、これさえなければ申し分なく、共働きで頑張ったお陰で家も会社も手に入り仕事も順調に伸びていて・・

「始めて浮気がばれたのが結婚して3年目、未だお互いが夢中になって働いている時、彼の同窓会の出来事で背広のポケットから証拠が出て来て・・」

その時彼は泣いて謝って今後絶対浮気はしないと誓ったそうだけど・・そんな話はよくあるパターンで珍しくも無い話だけれど・・・

どうゆう者か3~4年に2~3か月浮気を楽しんでいるらしかったです

「今までの浮気は遊びだと思って半分は病気だと思う事にしていたし、2~3か月経てば相手と綺麗に別れて又元通りの夫に戻っていたので知らないふりをしていたけれど」

今のお相手は今年に入ってかららしく、すでに半年は続いているし、１２も年下で、「奥さんと別れて結婚して欲しい」と言い出しているらしく

「主人の古くからの飲み友達が私も知り合いで、教えてくれたから、今回はこのままだとヤバイ事になりそうだから先ずは相手に(主人がお世話になっています)とご挨拶をしておこうと思ってます」

相手は奥さんにばれていないと思っているから、軽いジャブの積りがカウンターパンチになるんじゃ~ないかしら？

でもね、作戦を慎重にしないと思わぬ反撃に出るかもしれないでしょう？

相手は奥さんがいる事を承知で別れさせようとしているし、ご主人の友達にもご主人が相談して貴女と別れる気は無いと言って居るなら・・・相手に慰謝料請求する手も有るけれど

ご主人の性格がね~？貴女の本音が一番でしょ！頃合いなら少し大きいお灸をすえなければ(のど元過ぎれば熱さを忘れ)で、またやるわよ☆

貴方なら、どう思いますか？

2日目の授業も前日からのコミュニケーションが役立って、皆さん緊張感が取れ、和気あいあいの中質問も前日はこちらから指名しなければ

自分から手を挙げる人は殆どいなかったように思えましたが、まるで別のクラスの様に挙手する生徒さん達が多く

(今日中に終わるのかしら？こんなに質問が有ったなら遠慮しないで聞いてくださったら良かったのに・・・)

翌日は午前10時にホテルを出発しなければならないので、朝食もゆっくり出来なくて早々に各自の部屋に引き上げ帰り支度を始めました

ステラ先生は食事を早めに済ますと「支度に時間が掛かるから、お先に部屋に帰っているわね、皆さんとは10時にフロントで又、お会いしましょう」

その後皆さんとおしゃべりしながら、食後のコーヒーを頂き、30分程遅れて部屋に戻りました

何気なく、部屋のドアを開けた時、何か風が「シュっと」通った様な気がしましたが・・・それと同時に「桃寿先生、今、そっちに行ったでしょう？」

私には見えませんでしたが、ドアを開けた時、昨日の小人が走って出て行ったそうです

「他には何もいませんでしたか？」と聞いてみると「うん、あいつたちだけだったわよ」

やがて、時間が来て那須の駅までホテルのバスで送ってもらう事になりましたが・・・

バスの中では沢山の方達が各部屋で不思議な体験をした事を話し合っていました

「壁に飾ってある絵が額縁は変わっていないのに中の絵が変わっていた」

「部屋を出る時確かにテーブルの上に置いたはずの手帳が忘れ物に気づいて取りに戻ったら、スーツケースの下に有った」

「とても楽しそうな子供たちの笑い声が聞こえた」℮tc、℮tc・・・

主宰者の大沼先生は「あのホテルのオーナーは森をゆったりとしたホテルにしたそうだから・・・でも、変な噂が広がるとご迷惑が掛かるから言わない様に」

でも、誰一人、怖いとか不愉快に思っている方はいないで「面白かった」「素敵な経験を楽しんだ」と感想を言い会っていました

今でも不思議なのはステラ先生と自分が別に話し合った訳でもないのに壁の色や小人達が妙に合っている気がするし・・・

実はステラ先生にも言っていないのだけど・・・先生に「何か他の者見ましたか？」「ううん、小人達だけよ」・・・

本当はドアを開けた時、風が吹いた後に大きな雪だるまの様な男の人が作業用のジーパン(繋がっていて胸にポケットの有る)外国の羊飼いの様な人もいた気がするんですけど・・・

貴方ならこの物語をどう思いますか？

貴方なら、どう思いますか？②

今日の疲れを洗い流そうと、大浴場に行くと、生徒さん達も丁度入浴を始めたところで、皆さんと裸のお付き合いをしました

ゆったりとした浴槽でおしゃべりの花が咲き、大きな硝子戸から見える池を露天風呂と間違えた人が思いきり入って、悲鳴をあげ・・・

そんな出来事が涙が出る程おかしくて・・・授業中は未だ、緊張感も有り、生徒と先生の遠慮の垣根が有りましたが、すっかり打ち解けられて

入浴後、私達の部屋で勉強会を名目に「素敵な出会いのパーティ」をする事になり、あの広いお部屋が満員になり楽しい一夜を過ごせました

生徒さん達は皆さん「自分たちの部屋も気に入って素敵だけどこんな広いセカンドルームは着いていない・・やっぱり先生方は凄いですね~」

やがて、夜も更けて明日も授業が有るからとお開きに成り、「ステラ先生」と二人きりになりました

朝からの疲れがドット出て(今夜はぐっすり、眠れるな)と考えながら隣を見ると、流石にお疲れなのか、さっさとベッドに横になり

「先生、おやすみなさい、灯り消すのおねがいね～」

「おやすみなさい」私も寝ようとしているのだけれど・・・ベットに入った時から気になって・・・

それはベットの横にある小さなサイドテーブルの上にランプが付いているのだけれど・・・

どうしても小人が二人チャカ、チャカやっているように思えて、気になって足元の方を見ると、アンティークなタンスの横にも小人がいて・・

(どうしょう？こんなこと先生に言ったら少しおかしい人と思われるだけだから)・・そしていつの間にかぐっすり寝てしまいました

翌朝「おはようございます、先生昨日はお疲れでしたでしょう、よく眠れましたか？」

「おはよう！何だか寝る時に小人がチャカ、チャカうるさかったけど、よく眠れました、先生はどうでした？」

驚いて声も出ないってきっとこんな時に使う言葉だと思います

又、長くなりました、この続きは次回のお楽しみに・・

貴方ならどう思いますか？

これだけ人間生活していると・・・結構不思議な体験が多く今考えてみてもどう、説明して良いか解りません

もう１５～６年前に成ると思いますが、那須のホテルで2泊3日の「タロット特別講習会」が開催されました

講師の方々はこの世界では有名な方ばかりで・・・私も先生方にお声をかけて頂き、準講師として参加する事になり

今でもその時の興奮は胸に残っています

当日地方から出席なさった方も多く24~5人の生徒さんと先生方をくわえて30人ほどの講習会でした

ホテルのお名前は出しませんがゆったりとした空間の中、時が流れ心からリラックス出来る雰囲気がとても気に入りました

お部屋の調度品もアンティークな物で統一され、ホテルにぴったりと調和され・・ふと中世のお城を思い出しました

その日は午前１０：００より授業が始まりますから、皆さんとフロントでそれぞれのキーを頂き、授業まで解散しました

私はその頃、一寸したことがきっかけで仲良くさせて頂いている「ステラ先生」と同室する事になり・・・

お部屋の雰囲気は最高でした！二部屋続きの豪華で落ち着きの有るお部屋で申し分が有りません。

「桃寿先生はこっちの大きい方を使ってね、私はあっちの小さい方が気に入ったから」

「先生、お願いですから私があちらで寝かして下さい、こちらの部屋は落ち着きません」

「じゃ～一緒に小さい部屋で寝ましょう、それならいい？・・先生何か感じるの？」

やがて、午前中の授業が終わり、食事をご一緒にレストランで済ませティータイム迄解散に成り、私達も部屋に戻りましたが・・・

私の思い過ごしかもしれませんが大きな部屋が何となく朝と違う気がしたのです

「あら！速いわね~私達がいない間に壁紙がすっかり変わっているわ~」

(そうです！確かに授業に出る前は淡いブルーだったはずですが今の壁の色は爽やかなパステルグリーンになっています)

たった2~3時間に何が有ったのでしょう？これだけの大きな部屋の調度品を動かして壁紙を変えその仕事の痕跡を一切残さないなんて不可能です

お話が長くなりましたので、この続きは又、後日お話しますね

便利になるほど住みづらい世の中に成りました

何歳位から「高齢者」と呼ばれるかは不明ですが、とりあえず65歳を定年者とするなら・・・

世の中新幹線の速度より速い勢いで毎日目まぐるしい変化をしている今日この頃・・・

若者たちはそれが当然の様にスマホを生活の一部に組み入れて、解らない事が有れば幾つかのキーワードを記入して

「検索」すれば、誰に聞かなくても直ぐ解りますから誰にもご面倒をかけないで済みます

外出しても財布は持たなくても、食事も買い物も出来ます(しかも、カード払いはポイントが付いて割引値段になっているようです)

こんな便利な世の中我々「高齢者」は外出しても、食事も買い物も現金以外に支払方法が解らず・・・

「牛丼」をお土産に買いたいのでクレジットカードを自動販売機に何度も出し入れして・・・諦めてしまったり・・・

「若者」と「高齢者」の類似点は一日中、誰とも口をきかなくても過ごせる事位かな？

「若者」はスマホで会った事も無い、SNSで、画面だけの親友(？)と、話ていれば、満足するし、「高齢者」はテレビ、ラジオを相手にして笑ったり、泣いたり・・・

全般に昔と比べ、老いも、若きも読書をしなくなったと思いませんか？

興味を持って熱心に読んでいるのは漫画、マンガ、まんが・・・伝記でも政治、経済、小説・・・何でも解り易いま・ん・が・・・

別に、それが悪いと言って居るのではなく、昔の様に本を読みながらあれこれ想像する、楽しみやゆとりが無いのが寂しいです

「I　love　you」の翻訳を「我、君を　愛す」ではなく「月が綺麗ですね」と訳した夏目漱石先生の夢とロマンの発想が見えません

確かに何でも簡単に知識はあふれているかもしれませんが、不便でもいいから、目と目を合わせ自分で考えた言葉でコミュニケーションを

取る事の方が大切ではないかしら？(高齢者のひがみかな~？)