お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

クリスマス休暇に楽しむ「隠し絵ゲーム」

2008-12-11 | about 英語の絵本

I Spy Christmas

I Spy Christmasは、隠し絵探しのロングセラー "I Spy ‥‥" シリーズの一冊です。

大判絵本の見開きいっぱいにクリスマスゆかりのオブジェの写真がひろがります。「あ、オーナメント!きれいだねぇ!」などと眺めるだけでも楽しい絵本ですが、「何々はどこ?」という質問にこたえて、その画面に隠れているものを次々に探し出す「隠し絵探し」の定番絵本です。

大人は「どこ?」と聞かれると、ついせかせかと探してしまい、いったん見つけてしまうと、なかなか二度とは繰り返す気になれないもの。でも、子どもは全然ちがいます。

はじめのうちは「何々はどこ?」と言われるたび、じっと息をつめてページを見つめては一生懸命探し、「あった!ここ!」と指さして、実に嬉しそう。そのうち慣れてきて、問いも答えも憶えてしまうくらい繰り返し読んだ後でも、なおまだ読んで読んでとせがんでは、「何々はどこ?」と言われるのを待ちかまえて、嬉々として「ここ!」と指差して、得意そうに、にっこり。

むしろ、読まされる方がすっかり疲れてしまい、「よく飽きないねぇ」ってため息つきたくなるくらい、飽きずに繰り返し「読んで、読んで!」。だから、冬の夜長、クリスマスの休暇に親子で楽しむのには、ぴったりの絵本です。

「探す」絵本というと、なつかしいのは、ひところ大人気を博した「ウォーリーを探せ」シリーズです。大判絵本の画面いっぱいに"ウォーリーもどき"や"なんちゃってウォーリー"がいっぱい描かれていて、なかなか本物が探せません。アメリカでも大ヒットで、次々とシリーズが出ましたが、日本でも大人気でした。

でも、実は、素敵な"探せ!絵本"をかいているのは、日本の作家の方たちではないかと思います。

大好きな日本の絵本のひとつは、松岡享子さん、加古里子さんの「とこちゃんはどこ?」です。好奇心いっぱいのとこちゃんは、いろんなものに夢中になってトコトコと駆け出してはいなくなってしまいます。単なる雑踏ではなくて、いかにも子どもが我を忘れそうな場面展開は、実に自然で説得力があり、娘は「あ!手を離したら迷子になっちゃうよ・・・」「行っちゃだめだよ・・・」などと真顔で心配そうに呟きながら画面に見入って聴いていました。

もう一つの素敵な絵本は、五味太郎さんの「きんぎょがにげた」です。これは娘のライブラリにはなかったのですが、赤ちゃんが生まれた方にプレゼントして、大変喜ばれた一冊です。金魚鉢から逃げた金魚が、カーテンの模様になったり、キャンディのビンに隠れたり・・・。「あれぇ、きんぎょはどこ?」と聞いて「ここ!」と指さすだけなのに、ページを繰るのがすごく楽しい!買う前に本屋さんで立ち読みして、私もすっかりファンになりました。






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