お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

大蛇と遠足‥‥?

2009-04-21 | about 英語の絵本

The Day Jimmy's Boa Ate Wash

普通に考えたら全然筋が通らないお話なのだけれど、なぜか子どもには人気!という絵本がありますね。"The Day Jimmy's Boa Ate Wash"もそんな一冊です。

今日は学校の遠足でした。バスで郊外の農場へ行きました。

「どうだった?」とたずねるお母さんに、女の子は「すごく楽しかったよ!」と一日の様子を話して聞かせます。

「ニワトリや子ブタがたくさんいたのよ。でもね…、ジミーの大蛇 Boa を見たら、みんな大騒ぎになっちゃって…ニワトリはバタバタ逃げ出すし…」
「ジミーが大蛇を連れてきたの?」
「うん、ジミーは大蛇のペットを飼っているのよ。で、動物たちも大蛇に会ったら嬉しいかなと思って遠足に連れてきたんだって」
「…」
「動物だけじゃないの、牧場の奥さんもね…」
「どうしたの?」
「すごい叫び声をあげたの…ジミーの大蛇が洗濯物のロープに巻きついて、洗濯物を食べちゃったからなんだけど…」
「で、どうしたの?」
「先生は、みんなを大急ぎでバスに乗せて、学校に連れて帰ってきたのよ」

ジミーの大蛇はどうなったかって?実は、先生があまり急いだので、ジミーは大蛇を連れ帰ることができなかったのです。でも、大蛇は、その後は牧場でかわいがってもらって、幸せに暮らしてます。

ね?何が何だか…のお話でしょう?大人は、なんで大蛇なんか遠足に連れていくのよ!それより何より、なんで大蛇なんかペットに飼っているのよ!と言いたくなりますよね。

ところが、この絵本、子どもには人気があります。クラスで読み聞かせると、皆ハッピーな笑顔でおもしろがって聞き入って、その後は、自分や友達のペットの話、動物園で見た大蛇の話などで大いに盛り上がること請け合いです。



コメント
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