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お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

今までで、いちばん大きな・・・

2013-12-05 | about 英語の絵本


 今日のトップイメージは、2010年に「世界でいちばん大きいクリスマス・リース」としてギネスブックに載った光のデコレーションです。クリエーターはCarolann Naugle。高さ76.8メートル、重さ958キロのリースの制作には4ヶ月かかったそうです。

 さて、今日の絵本は、「今までで、いちばん大きな雪だるま」と「今までで、いちばん大きなクリスマスツリー」です。どちらも Steven Kroll 作・画です。

 ネズミ村の村長さんが雪だるまコンテストをひらくことにしました。「制作期間は2週間。いちばん大きい雪だるまを作ったネズミが優勝!」さあ、優勝は誰?

The Biggest Snowman Ever
Cartwheel Books


 感謝祭の翌日、ネズミ村はすっかり冷え込んで、寒い朝になりました。寒い・・・と言えば、クリスマス!そして、クリスマスツリーです。
 そうだ!クリスマスツリーを飾ろうよ!
 うん、今までに誰も見たたことがないような、大きいツリーにしよう!
 Desmond と Clayton のコンビが大きな大きなクリスマスツリーづくりに挑戦します。

The Biggest Christmas Tree Ever
Cartwheel Books


 
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わたしの "The Giving Tree"

2013-12-04 | about 英語の絵本


 クリスマス・シーズンに必ず本屋さんの店頭を飾るロングセラー絵本のひとつが "The Giving Tree" です。シルバースタイン作・画の絵本は、子どもから大人まで、長いあいだ、何度も、さまざまに読み返すことのできる絵本です。

The Giving Tree
HarperCollins


 リンゴの木がありました。そして、その木が大好きな男の子がいました。リンゴの木と男の子は毎日のように遊び、愉しい時間を分け合い、そして、リンゴの木は幸せでした。

 でも,男の子はだんだんに大きくなり、リンゴの木と遊ぶだけでは満たされなくなります。木は、男の子を幸せにするために、リンゴの実を与え、枝を切り落とさせ、遂には幹も投げ出して与え・・・切り株を残すのみとなりました。ある日、年老いた,かつての男の子がその切り株のところに戻って来たとき、リンゴの木には、もう彼に与えるものがなにひとつありません・・・

 いろいろなひとが朗読や、自作のアニメーションをYouTubeにアップしています。お母さんに捧げた朗読もあります。1973年にシルバースタイン自身が朗読している映像もアップされています。

 マックブックをThe Giving Treeバージョンにデコレーションしたひともいます。



 恒例の "The Giving Tree" チャリティは、近隣の恵まれないひとたちのためにクリスマス・プレゼントを買って、きれいにラッピングしてツリーの下に集め、ボランティアに届けてもらう年中行事。絵本のタイトルは、ここでは、もはや一般名詞です。




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冬の森で

2013-12-02 | about 英語の絵本


 今日の絵本は "Winter's Gift" です。クリスマス・シーズンにぴったりのお話です。そして、美しい絵本です。

 名もない村のはずれ、名もない森の奥の小屋で、おじいさんはひとりぼっちです。永いあいだ、毎年、おばあさんと2人で静かに祝ってきたクリスマス。でも、おじいさんはおばあさんを亡くしたばかり。今年はクリスマスツリーもありません。小屋の外では、ただただブリザードが吹き荒れています。

 毎年、おばあさんと2人でかざったクリスマス・ツリー。ツリーの飾り付けが終わると、いつも、おばあさんは小さな箱に入ったツリー・トップの星飾りを取り出しました。「星飾りは “希望" の象徴。たとえ、どんなに大変なときも、いつも "希望" をもたなくてはね。」 でも、おじいさんには、もう、希望がありませんでした。

 おじいさんの小屋にほど近い森の中では、仲間からはぐれた一頭の馬が、吹雪の中で途方に暮れていました。吹雪がはこんでくるのはオオカミの遠吠えです。

 ジェーン・モンロー・ドノバン作・画の "Winter's Gift" は、ジェーンがおじいさんとおばあさんに、感謝とともに捧げた絵本です。絵本に描き出された暮らしのディテールには、いかにも、幼いジェーンの目に映り、心に焼き付いた彼女のおじいさん、おばあさんの暮らしが投影されています。

 ひとりぼっちのおじいさんと仲間にはぐれた馬とが一緒にクリスマスを過ごす・・・ハッピーエンドなのですが、そこにいたるまでの、おじいさんの寂しさと、迷子の馬の心細さが,小さな子にはちょっと辛すぎるかもしれません。

 でも、やっぱりクリスマスの季節に一度は読みたい絵本です。

Winter's Gift
Sleeping Bear Press
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雪だるまとの冒険旅行

2013-11-30 | about 英語の絵本


 感謝祭が終わると・・・いよいよ冬本番です。

 冬と言えば、雪。雪と言えば、この絵本、男の子と雪だるまの冒険ファンタジー、"The Snowman" です。1978年にアメリカのランダムハウスから出版された「ことばのない」絵本は、イギリス人作家レイモンド・ブリッグス作。出版直後からベストセラーになりました。

The Snowman and The Snowdog (Book & CD)
Puffin


 作品としての評価も高く、同年にはイギリス図書館協会賞(the Kate Greenaway Medal)を受賞し、翌79年には、アメリカで、ルイス・キャロルの名を冠した賞(the Lewis Carroll Shelf Award)を受賞しています。

 1982年には、絵本から制作されたアニメーションビデオが、クリスマス翌日の12月26日にテレビ放映されて大人気を博しました。映像もですが、音楽も素晴らしく、以来、放映が毎年の恒例になっています。

ビデオも発売直後からベストセラーになり、いまだに毎年のクリスマスシーズンにはプレゼントとして大人気です。ビデオ(約26分)はYouTubeにアップされています。

 日本語訳も出版されています。

スノーマン
竹書房




 

 



 
  
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くまさん その4:パンダベア

2013-11-27 | about 英語の絵本


 中国の深山に住むパンダには神秘的でエキゾチックな雰囲気があります。

 子ども相手に善を説くパンダくんは、まさにその象徴。"Zen Shorts" は「わけわかんな~い 」と言いながら、親子で、のんびり読みたい絵本です。

Zen Shorts (Caldecott Honor Book)
Scholastic Press


 日本語版も出ています。

パンダのシズカくん
フレーベル館


 が、アメリカでは、パンダと言えば、絵本より、映画『カンフー・パンダ』かもしれません。オリジナルも続編も、封切り初日には映画館に長蛇の列ができました。DVDになっても大人気です。

Kung Fu Panda
Dreamworks


 パンダの赤ちゃんは信じられないくらい小さいことで知られています。そんな赤ちゃんパンダとお母さんパンダのお話 "Little Panda" 。表紙のタイトルの英語が縦書きなのにも注目して下さいね。

Little Panda
HMH Books for Young Readers


 さて、くまさんと言えば、なんといっても、まずは茶色い(フツーの)クマさんです。次は資源保護の象徴でもあるシロクマさん、そして、それに続くのがパンダベア。

 これらのクマさん全部をそれぞれ主人公にして絵本を書いているのがビル・マーティン。「くまさん その1:カバーストーリー」でご紹介した "Brown Bear Brown Bear, What Do you See?" のシリーズに "Panda Bear Panda Bear What Do You See?" があります。ちなみに、シロクマさんの絵本は "Polar Bear Polar Bear What Do You Hear?" です。

Panda Bear, Panda Bear, What Do You See? (Brown Bear and Friends)
Henry Holt and Co. (BYR)










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