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お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

ねむい、ねむい、クリスマス

2013-12-11 | about 英語の絵本


 「サンタさんが来るまで、起きて待ってる!」クリスマスイブの夜、子どもたちはこんなふうに宣言して、居間のツリーの脇に毛布を抱えて陣取ります。ガレージやクローゼットにプレゼントを隠しているホーム・サンタさんはひやひやしますが、でも、たいていの子は、真夜中になるのを待てずに・・・ぐっすり。

 だから・・・というわけでもないでしょうが、子どもたちは、ぐうぐう高いびきで冬眠してしまうくまさんのお話が大好き。

Bear Snores on
Simon & Schuster Children's


 でも、くまさんは、今年は「起きていて、ともだちとクリスマスを楽しむぞ!」と決心。冬眠する前に、ともだちにも宣言しました。

 だから、クリスマスの前日、くまさんの友だちが心配して、次々にくまさんの巣穴にやってきて、くまさんを起こしておこうと一生懸命になります。 ねずみさんも来ました。もぐらさんも、あなぐまさんも、からすさんも・・・。

 "The Bear Stays up for Christmas" は小さな子に圧倒的に共感を呼びそうな絵本です。はじめは、ねずみやからすに感情移入して、一緒になって一生懸命くまさん起こそうとしていた子が、いつの間にか眠ってしまったり・・・。

Bear Stays Up for Christmas (Classic Board Books)
Margaret K. McElderry Books


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大統領と読む、クリスマスの絵本

2013-12-10 | about 英語の絵本


 クリスマスツリーのそばで,オバマ大統領が子どもたちに読み聞かせているのは "The Polar Express" です。

 Chris Van ALlburg作・画の絵本は1985年に出版されたものですが、ちっとも古臭くなく、今でも、クリスマスの頃に一度は読みたい絵本です。静かな語り口のテキストが細密画のようなイラストと相俟って、いかにもしんしんと冷え込む冬のイメージ。冷たい空気の中に、車掌さんのよくとおる声が響き渡ります。「ご乗車下さ~い!(All Aboard!)」クリスマスの夜に機関車:ポーラーエクスプレスで行く不思議な旅。さあさあ、みんな、乗った!乗った!

 幻想的でいて愉快な絵本は1986年のカルデコット賞を受賞しました。

 2004年には絵本をもとにアニメーション・フィルムが制作され、3Dでも公開されました。5つに分割されていますが、YouTubeで見ることができます。トム・ハンクスと子どもたちが歌うテーマソングも愉しいです。

 いろいろにお楽しみください!

The Polar Express

The Polar Express
Andersen Press Ltd



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おとぎ話を生きたひと

2013-12-09 | about 英語の絵本


 今日の絵本は "Corgiville Christmas(コーギ村のクリスマス)" 。コーギ犬が大好きで、クリスマスが大好きだったターシャ・チューダー作・画の絵本です。

Corgiville Christmas
Boyds Mills Pr


 「クリスマスが大好き、だから、毎年6月くらいからクリスマスの用意を始めるのよ」とインタビューで語っているターシャ。ターシャの写真集に紹介されている彼女の家のクラシックなクリスマスは、まるでおとぎ話の世界です。

Forever Christmas
Little, Brown Books for Young Readers


 ターシャの絵本に描かれているのは、実はターシャと子どもたちの実際の暮らしの一部。敢えて電気も水道もない家に住み、ニューイングランドの四季を堪能しきったターシャたちの暮らしは,現代の私たちの目にはもちろん、当時の同時代のアメリカ人にも、まさに毎日がおとぎ話、毎日が絵本の暮らしに見えたことでしょう。



 ターシャは独学で絵を学び「生活のためにイラストを描いて売っていた」と自ら語っている、画家にして、児童文学作家ですが、晩年には,むしろ彼女の生き方そのもので知られ、敬愛された"ライフ・スタイリスト"でした。なにしろ、子どもたちが育ち上がってからは「チューリップの球根をたくさん買いたいから、イラストを描いて売っている」と、はにかみながらも、きっぱりと言っていたほど。実際、彼女がこよなく愛した庭は素晴らしいものです。



 ターシャは絵本作家として、1945年に”Mother Goose" で、1954年に"1 is One" でカルデコット賞を受賞し、また1971年には、彼女の障害を通じての児童文学への貢献に対して "Regina Medal" を受賞しています。

 日本語訳(コーギビルのいちばん楽しい日)も出ています。

コーギビルのいちばん楽しい日
メディアファクトリー



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クリスマスの匂い

2013-12-07 | about 英語の絵本


 
 居間にクリスマスツリーをたてると、ドアを開けるたびに、ツンともみの木の香りがして、そのたびに「あ、クリスマス!」。特有の匂いが、クリスマス気分を大いに盛り上げてくれます。

 だから、ツリーを飾り、軒まわりにイルミネーションの電球を下げ、玄関にポインセチアを並べたら・・・オレンジとレモンのスライスをクローブとシナモンあるいはナツメッグやジンジャーと一緒にゆっくり煮て、室内の香りを演出するおうちもあります。クリスマスの匂いのレシピはインタネットにもたくさん出ています。

 この季節になると飲みたくなるあたたかいアップルサイダーも、なつかしい匂い(上の写真)。アメリカではスターバックスのカウンターでも買えます。

 ジンジャーブレッド・クッキーはちょっとシャープなショウガの匂いに、だんだんヤミツキになります。



 赤と白のストライプのステッキ型のミント・キャンディもクリスマスの匂いです。



 さて、探してみたら、ありました!クリスマスの匂い付き絵本です。

 もうすぐクリスマス。こぐまちゃんは匂いでそれがわかります。そして、読んでいるあなたも・・・という絵本 "The Sweet Smell of Christmas" です。

The Sweet Smell of Christmas (Scented Storybook)
Golden Books


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「クルミ割り人形」あれこれ

2013-12-06 | about 英語の絵本


 クリスマスと言えば、バレー「クルミ割り人形」ですね。

 娘が小さい頃は、たいていクラシックを観ていました(上の写真)。が、大きくなってからは、新作(あるいは、いっそ ”もじり” と言うべき?)のプロダクション、たとえばマーク・モリスの"Hard Nuts" (下の写真)の公演なども楽しんでいます。



 プロの公演に限らず、アメリカでは、クラシック・バレーのお稽古に通っている子どもたちは、たいてい年末にクルミ割り人形の公演がありますので、そのたびに、知り合いの誰彼が出ると聞いては近所の劇場に観にいきます。舞台にはコスチュームを来て歩いているだけのような子もいたり、なかば学芸会のような公演のこともありますが、それはそれでクリスマス気分を盛り上げてくれる愉しい催しです。

 さて、クルミ割り人形と言えば、バレーにも出てくる”木の兵隊さん” スタイル(何故かたいていドイツ製ですね)が古典的なイメージ。我家にも旧いのがひとつあります。




 でも、こんなかわいいレトロな "木製ロボット" 型もあります。これ欲しいなぁと思っています。




 くるみ割り人形の絵本ですが、これも、実にいろいろあります。

 今日ご紹介するのは、「手に入ればおすすめ」の1冊。ユニークなイラストがミステリアスなセンダックの絵本です。ちょっと贅沢な大判です。

Nutcracker
Three Rivers Press


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